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おうち映画(日本)・永遠に君を愛す/偶然と想像/ドライブ・マイ・カー

2023年01月14日 | 映画(国内)
濱口竜介監督作品を3本

「永遠に君を愛す」
2009年
【日本映画専門チャンネル】

結婚式当日を迎えた永子(河井青葉)と誠一(杉山彦々)
しかし永子の表情はどこか浮きません
その理由は、誠一と大喧嘩した時に元カレの寿志(岡部尚)と浮気したこと
彼女は誠一宛てに告白の手紙をしたためるものの渡す機会がないまま時間だけが過ぎていきます
浮気の事実を心に秘めたまま挙式すればすべて丸く収まるものをどうして?
当事者は真剣でも第三者から観れば滑稽に映る話
いっそ徹底的に喜劇にしてもらったほうがわかりやすかったかも、です
  



「偶然と想像」
2021年
【日本映画専門チャンネル】

短編映画集です

「魔法(よりもっと不確か)」
親友(玄理)が「最近出会った運命の相手かもしれない」と話題にした男(中島歩)が2年前に別れた元カレだったと気づく女性(古川琴音)

最近よく見る古川さん
これはハマリ役ですねぇ
いつか日本映画を背負って立つ女優さんになるのでは?は買い被り過ぎかしら
それと、顔がイイだけの大根と思っていた中島さんが上手くなってきたのに感心しました


「扉は開けたままで」
50代にして高名な文学賞を受賞した大学教授(渋川清彦)に落第させられ就職を棒に振った男子学生(甲斐翔真)が逆恨みから彼を陥れようと肉体関係にある同じ大学に通う人妻(森郁月)を使ってハニートラップを仕掛けます

ハニートラップは成功するのか、すごい緊張感でした
うぅ~、結局得したのは誰?


「もう一度」
仙台で20年ぶりに再会した2人の女性(占部房子、河井青葉)が高校時代の思い出話に花を咲かせますが、細かなところで話が嚙み合わず、次第にその齟齬は耐えがたいほど大きくなってきます

相手の名前も思い出せないのに家まで行って話をする、なんてありかしら
でも前日の同窓会に参加、というのが布石になっていて思い込んでしまったのでしょう


人と人の、偶然の出会いと想像の上にある関係性
延々と続く1対1の会話劇は棒読みなのに目(と耳)が離せませんでした
鑑賞後にじわじわと余韻が膨らんでくる感じ
面白かったです
  




「ドライブ・マイ・カー」
2021年
【日本映画専門チャンネル】

原作 村上春樹

舞台俳優で演出家の家福(西島秀俊)は脚本家の妻・音(霧島れいか)と幸せに暮らしていました
しかし、ある日、妻は突然死
2年後、喪失感を抱えながら生きていた彼は演劇祭で演出を担当することになり愛車で広島へ
そこで出会った寡黙な専属ドライバー・みさき(三浦透子)と過ごす中、家福はそれまで目を背けていたあることに気づいていきます

村上春樹はデビュー作と奇譚ものを1作読んだだけで挫折
冒頭から村上春樹色全開で、これはダメだ…、と思いながらも我慢我慢と観続けたところ、妻の音が亡くなるまではダラダラでしたが広島以降は俄然面白くなってきて、家福とみさきが北海道へ行く終盤は目が離せない状態になりました

音の浮気相手&演劇祭に応募してきた若手俳優の岡田将生さんの背中にドキッ!

私ごときが感想云々などおこがましいことです
いや~、映画って面白いですね~

原作は読みませんけど(+_+)
  


以上、濱口監督作品でした



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4 コメント

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聞きたかった~ (cyaz)
2023-01-14 09:25:53
こにさん、こんにちは^^

>私ごときが感想云々などおこがましいことです
いやいやこにさん、私ごときって(笑)
感想聞きたかったですよ^^
三浦透子さん、この映画以来注目していますが、
やはりこの役が大きかった感は否めません。
最近観た『そばかす』もちょっと期待外れで・・・。
でも、歌は上手い!
返信する
「ドライブ・マイ・カー」のみ (narkejp)
2023-01-14 09:33:15
村上春樹作品の映画化は、この「ドライブ・マイ・カー」のみ観ています。
https://blog.goo.ne.jp/narkejp/e/f83eac0de4beb0dd2bc9d5ee87445c59
この後に観たのがたしか「コーダ〜あいのうた」でしたので、印象は「コーダ」のほうに持っていかれた感じでした。
返信する
cyazさん (こに)
2023-01-14 13:05:06
三浦透子さん、ちょくちょく見かけていて歌手としても女優としても魅力のある方と思っていました。
今後が大変かもしれませんね。
本来は韓国で撮影されるはずがコロナの影響で急遽国内(広島)になったとか。韓国だったら、さらに多言語の面白みがあったのかも、と思いました。
返信する
narkejpさん (こに)
2023-01-14 13:12:59
話題になりましたものね。
「偶然と想像」が思いのほか良かったので「ドライブ~」も観てみました。
返信する

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