「マイ・カントリー マイ・ホーム」
2018年 ミャンマー共同制作
日本とミャンマー
二つの祖国の狭間で葛藤するミャンマー人女子高生・ナンのひと夏を追った青春ストーリー
東京で暮らすナンは日本で生まれ育ち、自分を日本人だと思って生きてきました
ある日、父親のサイがナンを連れてミャンマーに帰国しようと考えていることを知ります
サイは30年前の民主化運動に参加したことで国を追われ、日本に難民として移住したのですが、彼の心はずっと祖国ミャンマーと共にありました
日本で、洋菓子のパテシエを目指すつもりだったナンはサイの心が理解できませんし、自分に日本国籍が無いことを知りショックを受けます
夏休みになり、ミャンマーの親戚を訪ねることにしたナンは歴史に翻弄されながら必死に生きてきた人々との交流を通じて父の思いを受け入れるようになるのでした
ご当地映画、ミャンマー版といったところでしょうか
映画そのものは突っ込みどころ満載ですが、ミャンマーの美しい自然風景が観られたのと、あまり知らなかったミャンマーの民主化運動ついて学ぶことができたのは収穫でした
「花とアリス」
2004年
明るく素直な花(鈴木杏)とお転婆でいつも花を振り回しているアリス(蒼井優)
幼馴染の二人はこれまで何でも一緒にやってきた親友で、高校生になった花の宮本先輩(郭智博)への初恋成就にアリスも協力
ところがそこに微妙な三角関係が発生してしまいます
岩井監督らしい遠景とBGM
鈴木杏さんと蒼井優さんの普通っぽい会話と所作
好みの別れるところでしょう
アリスのバレエシーンは美しかったです♪
阿部寛さんが、ほんのチョイ役で登場します
再ブレイクした頃で、まだ役を選んでいなかったのでしょうか
贅沢なこと!
「伊能忠敬-子午線の夢-」
2001年
伊能忠敬を演じるのは先日お亡くなりになった加藤剛さん
加藤さんを主役に置かんが為の映画ですね
よくある底の浅い邦画ですが、ジャンルとしては好みなので最後まで観ました
以上
「ライク・サムワン・イン・ラブ」
2012年 フランス共同制作
イラン人のアッバス・キアロスタミ監督が日本を舞台に描いたドラマ
80歳を超え、現役を退いた元大学教授・タカシ(奥野匡)が話し相手を求めてデートクラブを通じて女子大生・明子(高梨臨)を自宅に招きます
しかし、明子は彼女に会うために田舎から出てきた祖母を駅に出迎えることもしなかったことが気がかりでタカシが用意した食事にも手をつけず眠ってしまいました
翌朝、明子が通う大学まで車で送ったタカシの前に、明子の婚約者・ノリアキ(加瀬亮)が現れます
タカシを明子の祖父と勘違いしたノリアキは、車に乗り込んで自分の仕事や明子とのことなどを語り始めます
タカシと明子
年齢の違う二人が、互いの寂しさを感じとりながら、本当の祖父と孫のように、先生と教え子のように、語り合う姿からは温かさが伝わってきます
そこに割入ってくるのが、他者への共感を持ちにくくキレやすい男・ノリアキ
彼がもたらす波乱と緊張がラストで一気に加速します
この先はどうなるのか、中途半端に終わってしまった感は否めませんが観る人の想像にお任せ、なのでしょうか
タカシの隣人(森レイ子)が、かなり不気味でした(^_^;)
「無伴奏」
2015年
直木賞作家・小池真理子による半自伝的恋愛小説の映画化
舞台は仙台
実在した喫茶店“無伴奏”を舞台に、学園紛争に関わっていた多感な女子高生の成長を描きます
学園紛争と口では言いながら、時代の波に流されていただけ、退屈な高校生活を紛らすために声を張り上げていただけなのですね
主人公の響子に成海璃子
無伴奏で出会った大学生の渉に池松壮亮
渉の友人に斎藤工
“無伴奏”で流れる音楽はクラシック
中でも印象的なのはバッヘルベルの「カノン」
喫茶店の雰囲気は良い感じでしたけど
いかにも昭和の湿っぽい恋愛物語でした~(^_^;)
で、響子はその後どう生きたのでしょう?
恋愛小説家になったのでしょうか??
小池真理子って誰だっけ?
小池百合子?
林真理子?
好みの作家さんでないものを…出演者に惹かれて観なければよいものを観てしまいました…
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