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芦辺拓「奇譚を売る店」

2021年01月26日 | あ行の作家


光文社文庫
2015年12月 初版1刷発行
2019年1月 5刷発行
解説・小池啓介
278頁

―また買ってしまった
で始まる6編の連作短編集

何かに導かれるように寸詰まりの商店街の片隅にある古本屋に入り、毎回、本を手にして店を出る「私」
その古本との出会いによって「私」は目眩く悪夢へと引きずり込まれ、現実と虚構を行き来しながら背筋を寒からしめる奇妙な体験をしていく…

「帝都脳病院入院案内」
「這い寄る影」
「こちらX探偵局/怪人幽鬼博士の巻」
「青葉城殺人事件 映画化関係綴」
「時の劇場・前後篇」
「奇譚を売る店」

何がと言われると説明できない、もうひとつ何かが足らない感じが、最終話に至って一気に収束します
それは快感、とまではいきませんが奇譚集の終わり方としては良しとしておきましょうか

B級を狙った奇譚集、かな?

ひらいたかこさんによる装画が素敵すぎます( ;∀;)


 


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2 コメント

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Unknown (todo23)
2021-05-12 16:14:18
こちらで見かけて興味を持ち、読んでみました。
イヤ~~装填が良くて。。。期待が高まり過ぎてやや肩透かしの感もありましたが、久しぶりに「奇妙な味」に触れることができました。
私が読んだのは単行本です。
表紙のデザインは同じですが、タイトルは金押し。
あとがき、解説は無いので左下の絵は有りませんでした。
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todo23さん (こに)
2021-05-13 07:53:32
>期待が高まり過ぎてやや肩透かしの感もありましたが、久しぶりに「奇妙な味」に触れることができました
わかります~(^^♪

書籍は内容に加えて装丁も大事ですね。
ひらいたかこさんでなかったら手にしなかったかも、です。
返信する

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