レンジャーズが獲得したシーホークスのQBウィルソン(AP)
【レークブエナビスタ(米フロリダ州)=田中潤】米大リーグのマイナー選手を対象とした「ルール5ドラフト」が12日行われ、米ナショナル・フットボールリーグ(NFL)のシーホークスでクオーターバック(QB)として活躍しているロッキーズ傘下のラッセル・ウィルソン(25)をレンジャーズが獲得した。
ルール5ドラフトは、メジャー契約の40人枠から漏れた他チームの選手を獲得できる制度。大学時代に野球、アメリカンフットボール、バスケットボールをプレーしたウィルソンは、2010年に二塁手としてロッキーズ入りした。
傘下1Aの2年間で打率2割2分9厘、5本塁打とメジャー経験はないが、昨年入団したシーホークスでは若手でNFL屈指のQBとなった。昨季は新人ながら中心選手としてプレーオフ進出の原動力となり、今季も11勝2敗(12日現在)で地区首位を快走。既にプレーオフ進出を決め、スーパーボウル出場の有力候補であるチームを支える司令塔だ。
ただ、ダルビッシュの所属するレンジャーズは、主にウィルソンの姿勢や考えが選手らにもたらす影響に期待しており、25歳の活躍の舞台は引き続きNFLが中心となりそうだ。
(2013年12月13日23時13分
読売新聞)
関連ニュース
・
新ポスティングシステム、17日に日米合意へ
・
NFLと野球の二刀流選手、レンジャーズが獲得
・
R・カサブランカと広州恒大が4強…クラブW杯
・ネット広告比較