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HYがアルバム「Route29」 主題歌の重圧、充実感に

2013-01-22 11:23:05 | 日記

左から、宮里、許田、新里、仲宗根、名嘉。仲宗根は「体調悪くて寝ながらレコーディングしたことも。でも、女性の大変さを男性メンバーに伝える機会にもなった」。11月に無事出産=吉川綾美撮影
 NHK連続テレビ小説「純と愛」の主題歌を歌うHYが、同曲を収めたアルバム「Route29」を出した。
 沖縄在住のメンバーは、5人全員が同い年の29歳。20代最後の作品となり、制作期間は仲宗根泉(ボーカル、キーボード)が妊娠中だった。メンバーの人生にとっても記念すべき一枚になったという。
 「時間がない中、メンバー同士がじっくり向き合って濃い一枚が出来た」(ベースの許田(きょだ)信介)、「みんながまとまって主題歌というプレッシャーを乗り越えた」(ギターの宮里悠平)。
 前作から9か月というハイペースな制作、人気ドラマからの書き下ろし依頼という壁があったが、メンバーからはそれを前向きに乗り越えた充実感がにじむ。
 「純と愛」の主題歌「いちばん近くに」は、ドラマの台本を見てから作ったため、「最初は台本の感想文みたいなものになったり、いつも通りの自然な感覚で作れなかったりして悩んだ」と、新里英之(ボーカル、ギター)が振り返る。そんな時、宮古島でのロケ現場をのぞいた。「一致団結してドラマを作り上げている姿に、気持ちをかき立てられた。宮古のきれいな海を見たのもいいきっかけとなった」。直後に入ったスタジオで、温かく雄大なサビのメロディーが浮かんだ。
 バンド名は地元の地名「東屋慶名(ひがしやけな)」の東(HIGASHI)と屋慶名(YAKENA)の頭文字から。2000年結成後、ミリオンセラーを出す人気者となっても沖縄を離れず、「東屋慶名建設」という自主制作レーベルからCDを出し、地元密着の音楽フェスも開いてきた。
 メンバー全員が曲作りを手がけ、作風は幅広い。男女2人のボーカルも、曲に応じてソロだったり、ハーモニーを生かしたりと様々。ポップな曲では抑えて歌う仲宗根は、一人で手がけたバラード「二人で行こう」では、抜群の声量をフルに生かしている。「純と愛」の挿入歌で、「最初はドラマの2人を意識して書いたけど、後半は自分と主人、おなかの子どもを意識した歌詞になった」と話す。
 シタールから始まるラップ曲「RAPしてチン!」は新作の中では異彩を放つが、従来の持ち味の一つ。詞曲を作った名嘉(なか)俊(ドラムス)は「歌詞は皮肉たっぷりで、こんな遊びもしているよって、初めて聴いてくれる人に知ってほしかった。新作の全8曲に、10年以上続けてきた音楽を凝縮した」と、思いを語った。(清川仁)Yaff.showAffTag({'disp':'li','iseven':'','irakuten':'','w':'','t':'','a':'','m':'','p':'','seven':'','rakuten':'','isbn':'B009F408TK'});
(2013年1月17日
読売新聞)


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