goo blog サービス終了のお知らせ 

Happaの食育日記

食育を目的とした子ども料理教室「クッキングルームはっぱ」の教室風景や食を通して日々思うことなどまったりと。

10年前の成果が10年後の今、出てきた~♪この日を待ってたよ!

2015-03-26 00:10:24 | 食育への思い



Happaをはじめて10年が経ちました。

当時小学3年生だった息子の友達4人からはじめた「子ども料理教室」

今はお陰様で入会待ちが出るくらいになりました。

感謝感激です。






先日、第一期生だった男の子のお母様にお会いしました。
息子と同じく高校を卒業したばかり。仕事に追われて土日はついついゆっくり寝てしまうお母さん。
起きた時には、息子さんが作った味噌汁と朝ごはんができているそうです。

「あのとき(小学3年生~6年生)北川さんの教室に通わせてよかったと今実感しているの。
本当にありがとう。栄養のことも考えて作ってくれるのよ。


なんて嬉しいお言葉。

つい涙してしまいました。

そう!10年前、この日を夢見てた。





昔からやっている彼にとっては食事を作ることが特別なことではないのでしょう。

自炊は日常。になっている。

春から一人暮らしをはじめる若い人たちにも、そうなってほしい!!


結果はすぐには出ませんが、「未来」は「今」の積み重ね。

健康で「暮らし力」のある子どもたちを増やしていきたいと思います。




そして
先日は6年ほど通ってくれた中3の男子がついに卒業・・・

卒業の日には「修了証」を渡しています。



あどけなかった彼は思春期を迎え、言葉少ないのですが・・・
最後に
「高校で英語をしっかり勉強する。そして料理の専門学校に行って将来は独立して店をもつ」

と目標を語ってくれました。

楽しみだけど、自分の好きな道を悔いのないように勧め~



未来がとっても楽しみです!

元気でみんなの将来を見守りたいですね~






よかったら応援おねがいします!↓


クッキングルームはっぱの公式ホームページ



厨房男子

最近の料理教室の様子はコチラ



フードソムリエにてレシピ公開中!


にほんブログ村 子育てブログ 子供の教育へランキング参加してます。応援クリックお願いします
にほんブログ村 料理ブログ 料理教室へにほんブログ村

やっててよかった~♪と思う瞬間・・・料理は「伝承」

2014-11-04 12:53:36 | 食育への思い

こんにちは。

クッキングルームはっぱです。


今日は里芋ごはんの秋の定食。

「里芋とちりめんじゃこの炊きこみごはん」
「秋鮭のゴマせんべい焼き」手作りポン酢がけ
「アボカド豆腐」
「かぼちゃのチーズケーキ」


そう、だいたい私のレッスンはフツーのごはん。





今日はアボカド豆腐つき。





たまにチョイシャレた料理はあるけれど、基本は
「だし」
「旬」
「味噌」

の定食型が基本形。

いろいろやってみてやっぱりコレにたどりついた。




今日は個人レッスンにもう5年ほど通っていただいている同年代の生徒さん。

娘さんが2人いらっしゃいます。


そして、こんな素敵なお言葉をいただきました。

「先生、最初におっしゃったでしょう。

~私は難しい料理はおしえません。帰ってすぐに作れるような簡単なものです。
 でないと、教えても家で作らないでしょう。食事は毎日のこと。大変と思わずに楽しんで家族に作ってあげてほしいから~

だからわたし、先生に習おうと思ったんですよ~

いつも習ったものはその日におさらいも兼ねて作っているんです。
昔のレシピも探してまた作ります。

レシピもたくさんになりましたよ。
どれも娘がお嫁にいくとき持たせたいなって思うものばかりです。」



もう、泣きそうでした~

私はずっとそれにこだわってきた。

食事は
「日常のことだからスーパーで買える旬の身近な食材で」
「伝承するもの」

だから大変だけど、デモではなくて実習型。

料理は「加減」や「タイミング」が大切。
それはやってみないとつかめない。

そこから家に帰って「我が家の味」になるように足りないものを足していけばいい。


それが「家庭の味」となり、受け継がれていくもの。




もうすぐこの仕事10年になるけど・・・

嫌なことも苦しいこともあるけどそんなの、この生徒さんの言葉でチャラになった。

思いが届いている人がいることが嬉しかった~~


ホントにホントに
ありがとう!!




よかったら応援おねがいします!↓


クッキングルームはっぱの公式ホームページ



厨房男子

最近の料理教室の様子はコチラ



フードソムリエにてレシピ公開中!


にほんブログ村 子育てブログ 子供の教育へランキング参加してます。応援クリックお願いします
にほんブログ村 料理ブログ 料理教室へにほんブログ村

毎回ドキドキでお伝えしてます~味噌の魅力~九大「自炊塾」

2014-05-28 14:13:29 | 食育への思い


先週は、2年前から「ゲスト講師」として参加させていただいている

九州大学の「自炊塾」の授業でした。


(自炊塾の記事はコチラ)


私の担当テーマは「味噌」

22歳のときから味噌を作り初めてはや二十ン年。


味噌汁の上手な作り方や、味噌の活用など一生懸命お伝えしました。




まずは
私が作ったあわせみそを年代順に味を確認してもらいました。

試食は7種類!
仕込み時期のちがうあわせ味噌4種と材料がちがう味噌3種。

学生の感想が面白かった~♪
「カカオみたい」とか「うめぼし?」とか・・・



同じ味噌でも生きているため、年月で味がこんなに違うことなど・・・

材料がちがったらまた全く違うこと


などなどを対話・・・


そして忙しいときに便利な保存食

「みそ玉」と

「豚みそ」

を実演。




豚みそはごはんにのっけて試食~




お料理にも利用できるんだよ~と。


味噌汁はしっかり昆布とかつおで出汁をとり、

3月に仕込んだ若い味噌と去年仕込んだ味噌を味比べ。




積極的に実習に参加してくれました。

「味噌でこんなに味がちがうんだ~」
「出汁とって味噌汁作ったことないけど、こんなにおいしいんだ~」

感想が飛び交います。



途中、教授とかつおを削る体験。




その間にもう一品。



味噌をいれた豆腐ハンバーグを作りました。


盛り沢山で時間オーバーしたにも関わらず、

熱心に最後までメモをしながら参加してくれて、
質問もたくさんしてくれました。


人前でお話するのは何度やっても苦手な私ですが、
毎回、こんなに素敵な経験をさせていただき、感謝しております。


なにかひとつでも学生さんの食生活にお役に立てたらと思います。


熱心な学生の皆様に助けられました。
そして、たのしかった~


ありがとうございます!!



「ひと手間」の愛情レシピ

2014-02-05 12:34:00 | 食育への思い
母直伝の「もち米シュウマイ」


生前よく作ってくれた母のお得意料理のひとつ。
友達が家に来るときの晩御飯。「食べていかんね」と。

遺品のレシピの中にあるかと探すが、色あせているものも多く、見つけきれなかった。



私が高校生の頃だから、もうかれこれ30年以上前の話。

当時は今のように、インターネットもなく、レシピ本もそれほど多くないし、
ベテラン有名シェフのレシピ本が結構高額で売られていたと思う。

公民館で何年も習っていたときのレシピであろうものが大量にある。

青刷りの手書きコピーにペンで書き込んであるもの。

マヨネーズの作り方やら、博多雑煮、チーズケーキなど。

今はなんてことない家庭料理やお菓子も当時はオシャレなお菓子だったり贅沢なものだったんだろうな。

しかも、どれもこれもきちんとした下ごしらえや、出しのとりかた、など丁寧。
「ひと手間」がはいっている。

今は、普通の主婦がblogでブレイクしてレシピ本を出すのも夢じゃない。

各食品メーカーも自社商品のレシピ本に力を入れる。

本屋に行ってレシピ本のコーナーだけでも広いスペース。

ただ、多いのは「簡単」「手間なし」「時短」のフレーズ。

忙しい日本のご時世を表してる。

確かに
忙しいときはこういうレシピはありがたい。

私だって毎日時間に追われているから時短、簡単、ラクチンは必要。
結果おいしければ問題ない。

でも、週に1度は「丁寧に」料理することを心がけている。




我が家は代々の中華料理屋だった。父がその中華料理屋を売って
今度は母が店主の小料理屋を始めた。

料理人だった母にいつも言われていたこと

「このひと手間が、愛情よ。」



「このひと手間がプロの仕事。」


あえて私は自分の料理教室でもはじめに「手間」を教える。
「手間」は「基本」でもあるから。

それをまず知ってからの
「手抜き法」「ラクチン」「簡単」「手間なし」を
覚えたほうが「いいと思ってる。

「ホンモノ」を知らなければ「ニセモノ」はわからない。

私は親にそれを教えてもらった。

今月のテーマは

「伝承の味」

今の子どもたちの家庭の味はどんなものなんだろう。

きいてみようと思う。




クッキングルームはっぱの公式ホームページ



厨房男子

最近の料理教室の様子はコチラ



フードソムリエにてレシピ公開中!


にほんブログ村 子育てブログ 子供の教育へランキング参加してます。応援クリックお願いします
にほんブログ村 料理ブログ 料理教室へにほんブログ村






チャレンジする勇気

2012-06-02 15:05:42 | 食育への思い
今年度にはいって、子どものクラスの生徒さんがたくさん増えました。

とってもありがたいです。

本当に本当に感謝です。

そして、よく保護者の方から、「けっこう本格的な料理をされるんですね」といわれます。


Happaでは、1回に3~4品(ごはんもいれて)作ります。(小中学生)

なぜか?
「段取り力」をつけたいから・・・

時間のかかるものから作る。

時間の配分を考える。

大事なことであり、料理の基本。

これって・・・


料理に限りません。

社会に出ても、「段取り」はつきまといます。

「段取り8分」というように、段取りがしっかりできていれば成功したも同然・・・


これが身に付くから料理ってすごいなあって思います。

しかも楽しい。

そして、もうひとつ。

Happaでは「自分の力よりちょっとだけ上のこと」をさせたいと思っています。

自分が「できる」と思うことより、ちょっぴりがんばらないとできないこと。「がんばればできること」

それが


「チャレンジする勇気」なんです。

大体みんなはじめてやることは自信なんてありません。

なくて当たり前。

でも、子どもたちはほとんど、やる前に、

「これできない。失敗するからやらない」

という子が、ま~  多いこと。

「できないって、どうしてわかった??」と私は聞きます。

やる前からできないというのは、Happaでは禁止です。

だれだって最初は「初心者」

わたしだって・・・

どんなプロだって・・・

「初心者」の時があったんです。


私はHappaに来た子どもたちには夢をかなえてほしいと思っています。

遠い遠い将来かもしれませんが、自分が目標とする人生を送って笑っていてほしい。

Happaをはじめた原点はそこなんです。

料理人を作りたいわけではありません。

料理をすることで、自分の夢をかなえる力をつけてほしい!


それがHappaの願いです。


だから・・・

今のうちに失敗していいんだよ~

どんどんチャレンジしてみよう!


さあ~

明日は魚の3枚おろしだよ~!


チャレンジ!!