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Happaの食育日記

食育を目的とした子ども料理教室「クッキングルームはっぱ」の教室風景や食を通して日々思うことなどまったりと。

若い力へつなぐ食のバトン。ああチャレンジってすばらしい~笑

2016-03-29 15:16:33 | 食育への思い

先日、ワタクシ北川みどり、初の試み。

大学生と一緒に食育イベント

「おにぎりとみそ玉ワークショップ」を行いました。

大学生の「食らぼ」という食育のグループが、企画して全て大学生で運営しています。


今年の初めに突然九州大学の准教授、佐藤剛史先生から
突然電話が・・・

「学生が、子どもたちに食の大切さを伝えたいからイベントやりたいらしい。
 手伝ってあげて!」

というのがはじまり。

それから、
「どんなことがしたいの?」
「子どもたちに本当に伝えたいのはどんなこと?」
「だったらどんなことが必要?」
「進行は?」
「どこでやる?」
「広報は?」



何をやるにも大変ですが、イベントをやるのはとても大変。
しかも「食」となると、食材の調達もあるし、予算内におさめたいし・・・

そして、なんと就職活動まっただ中とあり、その中で、時間を作って少しずつ積み上げてできたイベント。


とってもよかった。

やってよかった。

と思ってほしい。いや、思ってるはず。




だってみんなこんなに楽しそう。





こんなに真剣!

はじめてチャレンジしたのにできたという喜びを子どもたちも学生も感じたはず。




私がイチバンしどろもどろ・・・だったかも・・・


料理教室をはじめて、16年。
子どもの料理教室は10年やってきたけれど、

こんなに熱心な若い人が出てきたくれたことがめっちゃうれしい。

そして、なんとこの日は
私の教室に5年間通ってくれてた卒業生の男子(いま高校1年)もスタッフとして手伝ってくれました。
そして、いま、通ってくれている生徒のグループにはいって先輩後輩コラボ!

このコラボ、実は夢だったんだな~

私の料理教室の卒業生が、後輩にまた食をつないでいく・・・

この日、叶いました♪


そして、とても感動したこと

司会、進行をメインにやってくれた大学生のMさんは、

「私は人前で話すのが緊張してとても苦手です。だから今回、克服したいから
ぜひチャレンジさせてください」

と、司会を頑張ってくれました。

実は前日も、
「言うこと、考えてきたから聞いてもらっていいですか?」
と、リハーサル。

細かい言い回しなどをみんなで治して練習。
みんなが
「大丈夫。困ったらすぐ助けるから!」

いいチームワーク。
すばらしい~

苦手なことから逃げるのではなく、自分から乗り越えようとする姿・・・
大人も見習わないといけません。

こちらのほうが勉強させてもらいました。

九大生ということもあり、質問コーナーでは、
「塾はいつから行きはじめましたか?」とか
「1日何時間勉強してましたか?」

とか・・・料理のことより勉強のことのほうが多かったけど(汗)

これも九大生と学ぶ・・・という良さでもあるのかな。


なにより、みんな喜んで帰ってくれたのが嬉しい。

(写真があまり撮れてなくてごめんね)

そして、

こんな熱心な若者たちがこれからの「食」を子どもたちの未来のために
伝えてくれると思うと

ほんとうに嬉しい!

そして、

今までやってきた「食を伝える」こと、次世代にしっかり
つないでいこう。
バトンを渡す時期かな~
なんてかんがえました♪




本当に、ありがとう!

次回は夏休みに、あるみたいよ~♪お楽しみに❤




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「食事を作るということ、食べるということ」・・・せつない卒業シーズンにしみる言葉

2016-02-20 00:26:59 | 食育への思い

クッキングルームはっぱの講師、みどりです。



「食べるということは、その食事を作った人の「愛」を食べるということ。
 作る人は食べる人の笑顔を想像しながら作ります」」
私の尊敬しているステキな先生の言葉です。


そして、今日ランチしに行ったお店の料理長さんがおっしゃった言葉
「料理はその人そのものを食べてもらうこと。だから作る人が
「味のある人間」にならないとおいしい味の料理はできない。」

いい言葉。


私は料理を子どもたちに教えているけれど、
料理の「作り方」や「技術」を学んでほしいわけでなく、料理を作ることで、
この先輩がたのおっしゃっているようなことを感じてくれたらいいなと思う。
人が喜ぶことをうれしいと感じてほしいと思う。




昨年4月から食育の授業をさせていただいている通信制の高校の高校生たちと
最後に作った料理。




みんなで春に仕込んだ味噌を使って豚味噌を作っておにぎりに。

枕崎の本枯れ節を鰹削り器で削ってお出汁をとって作った「筑前煮」


4月はポッケに手をつっこんでヤル気ゼロだった子たちが、1年経った今では、
みんな寄って来て話し合って料理をつくりはじめます。

料理って不思議な力がある。

作っているうちに
「なんか楽しくなってきた」と言いだす男子。

ホーラね!


そして最後に

「料理が好きになって楽しみな時間になってました。
 ありがとうございました。」

と言ってくれました。

いつのまにか、毎回作ったものを、自分たちで職員室へ運んで
先生にたべてもらって嬉しそうにしていたな。


少しは伝わっただろうか。

「誰かのために作る」「喜んでくれたらうれしい」「喜ばせたい」

そんな気持ちに気付いてくれたらうれしいな。

最近は
「ママが作った料理しか食べれない。人が作ったのなんてムリ~」

と言っている人も多い。

わからないでもないけれど、誰かを思って作ったものは
「愛情」がはいっているからおいしいんだよね~


そんな見えないものの存在に感謝できる大人に育ってほしい。

毎年だけど、ちょっと寂しい卒業シーズン


みんな
ありがとう。








若い男子にはさまれてゴキゲン♪


さーつぎは九大生と「みそまる」つくるぞ~










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「面倒臭いこと」は「人が喜ぶこと」なのよ

2015-10-11 17:10:21 | 食育への思い

クッキングルームHappaの北川みどりです。

子どもの料理教室をやって10年になります。





この10年間、


毎回、オリジナルのレシピをイラストを書いて作り、

説明もつけて

アフターフォローとして、

写真付きの評価表を保護者にわたす・・・



という一連の授業を繰り返してきました。



ある小学生の男子生徒がレシピを見て、


「コレ、先生が毎回、かきよると?」

と聞いてきたので、

「そうよ~帰ってからもみんなが見て作れるようにね」

と言うと、

「うわ~めんどくさっ!」

と言われました・・・
チーン 

 



そうね。



たしかに




面倒臭いっちゃ~面倒臭いわね・・・

早朝から深夜までパソコンとキッチンの往復と仕入れ・・・


でもね。

仕事って面倒臭いことのほうが多いのよ。

自分が面倒だな~っておもうことを誰かやってくれたら嬉しいでしょ。


だんぜん
そのほうが喜ばれるっちゃん。


感謝されるし、

喜ばれるし、

人が幸せになる。

それをみたら、自分も幸せになる。


そして

それはとても素敵な仕事になる。




そもそも

面倒臭いっていってたら、

なんでも面倒くさくならない?

それこそ

料理作るの面倒臭い

仕事するの面倒臭い




実際、

レシピを面倒くさ~っと言った子は


「あ~なんか楽して儲ける仕事ないかな~

オレはそんな仕事がしたいな~」

と言う。




そんな都合のいい仕事あるか!!

あってもそれは怪しいシゴトよ!



そして

だいたいその親も同じ。

「ごはん作るの面倒~。○○の素と○○DOを使いまくり~」

ポテトチップスをおかずにごはんを食べていても何とも思わない。


それぞれの家庭の考えがあるから
いいとか悪いとかいうつもりはない。

ただ

やっぱり親子やな~

と思ってしまう。





子どもは親のことをよく見ています。

親のするとおり、
親が言うとおり
与えられた環境でしか育ちません。



子どもたちの言動、すべて家庭の縮図・・・

怖いくらいに・・・
ずっとそれを見てきました。




子育てに正解なんてないけれど。

でも、

私は

「人が喜んでくれて嬉しい」

「ありがとうって言ってもらってうれしい」

自分もありがとうって言える。

「人の役に立ちたい」



そんな心をもった子どもたちが増えてほしいな。

そう思って料理を教えています。
そのほうが、素敵な人生を送れる。

そんな人生の先輩をたくさん私は知っています。
そしてその先輩たちはとっても幸せそう。




料理もね、
技術よりもそっちが大事。

技術は練習次第で上達しますから。




料理はね

そういう感覚を育てるのにとてもいい。

誰かに作って食べてもらう喜び。

それがストレートに帰ってくる。


もっと喜ばせたいって思う。


そういうもんなのです。





誰だって楽したい気持ちはある。

でも、

自分が楽することばかり考えてたら、

ろくな人間にならない。

だってそれは自分のことしか考えてないから。



自分が幸せになりたかったら、
人の幸せを考えてみよう。











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挨拶にうるさい料理教室ですけど・・・愛はあるよ~

2015-05-20 14:32:47 | 食育への思い


こんにちは。クッキングルームHappaです。

いつもほんわかな印象?の内容をUPしていますが、
今回はちょっと辛口の記事をUPしようと思います。



私は子どもの料理教室を10年やっています。



一見、ほんわか楽しそうですが、

ずっとこだわっていること、気になっていること?
があります。


それは、

挨拶をちゃんと出来る子が少ない
こと。

Happaでは、保護者へ向けて毎回授業の内容と評価、コメントを
お渡ししています。いわばお子さんの様子を伝える報告書。





チェック項目の中から「挨拶」は10年間、殆ど消えることはありませんでした。

なぜなら、できないから・・・


「こんにちは」・・・80%の子はできていません。

「いただきます」は全員で言いますのでまあよしとするが、
蚊の鳴くような声の子、どさくさにまぎれてクチパクの子もいる。



「ごちそうさまでした」・・・これは、全員で言えるときはいいのですが、
後片付けが当番制のため、一足早く言う場合、私が「ごちそうさまを言ってから立ってね」
と言わないと言えない子が多い。


授業の最後の

「ありがとうございました」
は、半分は元気に言うが半分は口パクが多い。


というのが現状・・・

どうですか?

「ウチの子はちゃんとしつけをしているから言ってるはず」

そう思いますよね。

そうだと思いたい。

ただ、私の料理教室に来ている子どもたち(4歳~中1)は
こういった様子です。

ある友人は
「今の人は大人でも子どもでも人見知りが多いから仕方ないよ。こっちから言えば言うから
こっちから言ってあげたらいいんじゃない?」

うーむ・・・
なるほど。もちろん、私は教室にはいってきたときに自分から大きな声で言うようにしている。
でも言わない子は言わない・・・
人見知りだからって・・・そんな理由はここでは通用しません。


中には、「ごちそうさまでした」を言わないので
注意したら、泣き出したり・・・

帰る前の「ありがとうございました」も言わずに帰ろうとするので
「もう一回言ってみよう」と言うと
「挨拶なんてどうでもいいじゃん!!」と逆ギレして暴れる子も・・・

どうでもよくな~い!
と思ってしまうのです。


「料理教室なのに挨拶カンケーないやん!」
と言われたこともあります。

カンケーある~!!

食べ物はあなたのお口にはいるまでに、どれだけの人がどれだけの工程をのりこえ、
年月をかけてきたのか。
作る人だけでなく、運ぶ人も、包装する人・・・何人のひとが関わってきたのか・・・

「いただきます」も
「ごちそうさま」も大事な意味がある。

はいってきて、「こんにちは」をまず言えない人は
レッスン中も積極的に動きません。

私は料理を教えているけれど、
技術を習得させるだけのために教えていない。

将来、自立し、食の選択はもちろん、人生の選択、幸せを自分でつかんで楽しく健康で夢をつかんでほしい。

そんな愛をこめて注意しているつもり。


こんな話がある。

AくんとBくん。
おなじくらい野球ができて、同じ高校を受験。
成績もおなじくらい。
面接で決めるしかない。
挨拶が元気よくできるAくんとまともにできないBくん。
どっちを合格にするか・・・

決まってますよね・・・

AくんとBくんは挨拶ひとつで、全く違う人生を送ることになります。

夢を叶えるにも挨拶って大事なのです。



人見知りでもいいのです。
いただきます、ごちそうさま は、1日3回言うチャンスあるでしょ

練習してみてね。





長々と失礼いたしました


☆写真は記事とは関係ありません。




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高校生に聞きました。あさごはん、何食べた?作ってみようオニギラズ~ 高校で食育授業1~

2015-05-08 22:30:17 | 食育への思い

こんにちは。

先日、高校での食育授業の1回目が終わりました。

1回目は、定番の  自己紹介。

そして、あさごはんのメニューを聞いてみた。


この日の参加者
16名。


そのうち

朝食を食べてない生徒
6名。


パン食の生徒
2名。


ごはんの生徒
4名。
3名は味噌汁付き◎


パンでもごはんでもない生徒
4名。

グラノーラ
まんじゅう
たまごやき
ウインナー
バナナ
ヨーグルトなど


食べてない理由は、
「授業中眠くなるから」

「ごはん食べるより少しでも長く寝ていたい」

「ダイエット中」

など・・・


ただ、面白いことに、

「ごはんとパンどっちが好き?」

と聞いたら

「ごはん」が大半。

そうよね~
高校生のときってパンはおやつにしかならなかったな~
ごはんいっぱい食べても食べてもすぐおなかすいてたし。


時間がないときでものりにごはんのせて家にあるもののっけて包んでおいで!

という
「オニギラズ」を作ることに。


ほーら、やっぱり料理はたのしい。



男の子も上手なのです❤




大きなオニギラズ、できたよ!うまいじゃん!



なんと、みんなガッツリおかわりして作っていたのには驚いたわ~
さすが食べざかりだね。
みんな笑顔だったのがイチバン嬉しかった。

あさごはんを食べていない子に、昼ごはんのメニューを聞いてみた。

コンビニおにぎり2こ。
フランクフルト1本。
カップラーメン、
スナック菓子。

おなかすいてるからさすが、ガッツリのコンビニメニュー。

私はコンビニを全否定しているわけではない。
仕方ないときだってある。
便利だと思う時もある。

ただ、それが当たり前になってほしくはないだけ。

高校生にもなれば、自分の命は自分で守る術はわかるはず。
「食」は大事。
ダイエットしているからと1日1食しかたべない女子。
その1食はどんなものですか?

これから恋もするでしょう。
結婚もするでしょう
子どもも産むなら・・・

自分の身体は自分が選んで食べたもので作られるのです。


みんなの未来が幸せな笑顔であってほしい。
しなくていいつらい思いはさせたくありません。

あさごはん食べてこなかった子たちも、
決してごはんを食べたくないわけではないと思う。
調理実習をしてたら、いつも思う。

なぜなら、講義中は無口で無表情だった生徒も、実習中はみんな表情が明るい。
そして驚くほどよく食べる。
さすが育ちざかりだと嬉しくなるくらい!
炊飯器も味噌汁の鍋も空っぽになる。

「みんなで大きな声でごちそうさま言うよ~」
というと、大きな高校生が、みんな揃って手を合わせる。


食べるって なんだか楽しいこと。

みんな仲良くなれるあったかい時間。

まずはそれを感じてほしいと思う。

少しずつ変えていこう。





みそ作りのおしらせ!



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