現在東京駅周辺では丸ノ内駅舎の保存・復元工事を中心とした「東京ステーションシティ」プロジェクトが進められていて、2007年(平成19年)初頭に東京駅日本橋口でサピアタワーが完成、暮れにはグラントウキョウノース・サウスタワーが開業し大丸東京店が増床開業、2010年には丸の内から和田倉門へ伸びる行幸通りが交通開放されるなど変化が著しいですが、最大の目玉である丸ノ内駅舎の復元工事がいよいよ佳境を迎えています。
東京中央郵便局跡地に建設中のJPタワーの低層階は、取り壊された郵便局の建物を再現して設計されています。建物のそばまで近づいてみると、真っ白なレンガの壁面となっているのがわかります。
JPタワーの低層階も現在は内装工事真っ最中です。
下から見上げて撮影したJPタワー。丸の内界隈の中では圧倒的なボリューム感のあるビルとなっており、このビルがなかった3年前と比較すると街全体の雰囲気そのものが変わってしまったと思います。
丸の内の高層化の火付け役出会った丸の内ビル(2002年完成)と、2007年に完成した新丸の内ビルです。
時間帯によっては丸ノ内駅舎の南ウイング部周辺ははとバスの乗降場としてバスが多く駐車してしまうので、バスが全く止まっていない時間を狙って撮影することにしました。
JPタワーの低層棟も、そばで見上げるとかなり迫力があったことに驚きました。
有楽町・東京国際フォーラム方面からJRの線路に沿って東京駅丸の内の駅前広場まで伸びてくる道路は、駅舎の復元工事に合わせて駅前広場も改良されるため、道路の動線が変わります。
正面に新丸の内ビルを捉えます。
横断歩道をわたってJPタワー寄りの歩道に移動して丸の内駅前広場へ向かいます。
丸ノ内駅舎の南ウイング部。戦時中の空襲によって丸ノ内駅舎は3階部分が焼失、戦後は2階建てに改造されて約60年間そのまま使われてきましたが、焼失した3階部分が見事に再建されました。
丸ノ内駅舎が完成した当時は「帝都の玄関」「天皇専用の駅」と呼ばれていて、丸の内の駅前一帯は何もない原野だったそうです。大正3年(1914年)に東海道本線の起点である新橋駅から線路が延伸する形で荒地であった八重洲・丸の内に東京駅が誕生してから約100年、丸の内一帯は高層ビルの立ち並ぶビジネス街に成長しました。
よく見てみると1・2階部分と、再建された3階部分で赤レンガの壁面の色が微妙に違っています。
JPタワー沿いに歩いてみて先へ進みます。