みなさんこんばんは 木の実ちゃんです。
今回は 女雛の髪飾りや扇について調べたことを
お伝えしようと思います。
まず髪型から。
おすべらかしといって 大きく髪をハート型に 張り出して結います。
その髪を 金色の絵元結(えもとゆい)で結び
白の元結(もとゆい)でまた結びます。
その先の髪は 長髢(ながかもじ)といって
付け毛を付けていたみたいです。
額には 平額(ひらびたい)という金属の飾りを付けます。
金属の飾りの下には 小さな櫛(くし)を飾ります。
お孫のいちごちゃんの女雛は木製の櫛
娘のみかんちゃんの女雛は金属の櫛を 付けていますね。
わお~っ 知らんかった!
こんなところに 櫛をかざってるなんて! 初めて知りました!
最後に 扇(おうぎ)を見てみましょう。
この扇は 衵扇(あこめおうぎ)といって
檜板(ひのきいた)をうすく削り胡粉(ごふん)を塗り
上におめでたい模様を描いたものです。
松や梅 鶴などが描かれていますね。
どちらの扇にも 右下に亀が描かれているのを発見した時は
感動してしまいました。
亀も長寿を表す おめでたいものです。
どちらも扇も ほぼ伝統に忠実に 心を込めて作ってあることがわかります。
扇の両端には 6色の美しい糸が付けられています。
5回にわたって お雛様の装束について
学んだことをお伝えしました。
我が家のお雛様を通じて 平安時代から延々と続く日本文化の伝統や
日本人の心を感じ その伝統を大切にして
今も雛人形が作り続けられている素晴らしさを実感しました。
今までは 3月になると何気なく飾っていた雛飾りですが
いろんなことを知っていくうち お雛様に対して思いが深まりました。
お雛様をじっくり見たり 衣装などにそっと触れて いろいろ調べたことは
私にとって 驚きの連続でした。
いろいろな発見があり 雛人形の職人の方々のこまかい作業に感動しました。
お雛様について学んで とても充実した嬉しい時間を過ごすことが出来ました。
楽しかったです。
この記事が お読みになっている皆様のお役に立てたでしょうか?
もしよかったら 装束について1~5の記事にしていますので
お目通しください。
最後まで読んでいただき ありがとうございました。
皆様も3月3日 素敵なひな祭りの時間を お過ごしくださいね。
「日本服飾史 女性編」井筒雅風著 光村推古書院 を参考にさせていただきました。
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