5月13日の週は、橋下氏の慰安婦・風俗産業発言に終始した感がある。日を追うごとに状況は深刻化し、少なくとも日本維新の会に対するダメージは甚大だ。さて今回の橋下氏の発言については5/14に既に触れたので、今回はそれを取り巻く人々の反応について論評したい
容易に想像できたことであるが、橋下氏発言全否定の大合唱である。女性の人権に対する重大なる侵害である、男性の人権に対する侵害でもある、国会議員の資格なし、大阪の恥・・・どんな大悪人なのだろう、橋下氏はと思わせる。
しかし風俗業に従事している女性、合法とされている国で売春業に従事している女性が相当数いるである現実世界で、なぜ女性の人権に対する侵害になるのか全く意味が分からない。男性の人権云々に至っては、世の男性の共感を得るための伏線としか思えない。仮に国会議員の発言としてみたら全く不適切であるのは確かではあるが、国会議員の資格が無いとまで言い切るとは穏やかではない。人格否定ではないか。大阪の恥って一体なんなんだ、この感情的な言い草は・・・ヒステリックに騒ぎ立てて、この機に乗じて自身の立場を有利に導こうとしているかのように見えて、とても可笑しかった。
そもそも橋下氏は初めから慰安婦はよくないと断言した上で、当時の倫理観に基づいて発言していたのである。それが分からないほど、皆さんおバカさんではあるまい。思うにアンチ橋下発言は2つのパターンに分類できると思う。
1.私は全く関係ないパターン
橋下氏に関係していたあるいは近い考え方を持つ人々あるいは団体、軍人の性処理にあたってグレーあるい犯罪的行為に関与した人々あるいは団体、巻き込まれるのが嫌な人々あるいは団体がこのパターンに分類される。具体的には2.以外の政治家・政党、アメリカ政府などである。
2.この機に乗じてパターン
橋下氏を非難するだけでなく、そもそも戦争が良くないというコンテキストで近頃活発な改憲論議に水を差したり、そもそも保守的な考え方は良くないという観点からそれぞれの党勢拡大を狙う一派。
民主党、社民党、生活の党、みどりの風などがこのパターンに当てはまる。
いずれにしても、皆、若い男性にとって性の欲求にまつわる問題は無い、と臭いモノに蓋をした上で、美辞麗句いっぱいの空理空論を訴えている。現実を無視し、"建前"を真剣に振りかざす浅はかな姿は、滑稽である。
ただ、今回のドタバタ劇をシニカルに眺めてばかりもいられない。この結果、慰安婦問題についての検証や議論がタブー化される恐れがある。橋下氏は未だに何やら呟いたり吠えたりしているようであるが、事の重大さを認識し、十分に責任を感じていたいたうえで、事態の復旧と改善をお願いしたい。
容易に想像できたことであるが、橋下氏発言全否定の大合唱である。女性の人権に対する重大なる侵害である、男性の人権に対する侵害でもある、国会議員の資格なし、大阪の恥・・・どんな大悪人なのだろう、橋下氏はと思わせる。
しかし風俗業に従事している女性、合法とされている国で売春業に従事している女性が相当数いるである現実世界で、なぜ女性の人権に対する侵害になるのか全く意味が分からない。男性の人権云々に至っては、世の男性の共感を得るための伏線としか思えない。仮に国会議員の発言としてみたら全く不適切であるのは確かではあるが、国会議員の資格が無いとまで言い切るとは穏やかではない。人格否定ではないか。大阪の恥って一体なんなんだ、この感情的な言い草は・・・ヒステリックに騒ぎ立てて、この機に乗じて自身の立場を有利に導こうとしているかのように見えて、とても可笑しかった。
そもそも橋下氏は初めから慰安婦はよくないと断言した上で、当時の倫理観に基づいて発言していたのである。それが分からないほど、皆さんおバカさんではあるまい。思うにアンチ橋下発言は2つのパターンに分類できると思う。
1.私は全く関係ないパターン
橋下氏に関係していたあるいは近い考え方を持つ人々あるいは団体、軍人の性処理にあたってグレーあるい犯罪的行為に関与した人々あるいは団体、巻き込まれるのが嫌な人々あるいは団体がこのパターンに分類される。具体的には2.以外の政治家・政党、アメリカ政府などである。
2.この機に乗じてパターン
橋下氏を非難するだけでなく、そもそも戦争が良くないというコンテキストで近頃活発な改憲論議に水を差したり、そもそも保守的な考え方は良くないという観点からそれぞれの党勢拡大を狙う一派。
民主党、社民党、生活の党、みどりの風などがこのパターンに当てはまる。
いずれにしても、皆、若い男性にとって性の欲求にまつわる問題は無い、と臭いモノに蓋をした上で、美辞麗句いっぱいの空理空論を訴えている。現実を無視し、"建前"を真剣に振りかざす浅はかな姿は、滑稽である。
ただ、今回のドタバタ劇をシニカルに眺めてばかりもいられない。この結果、慰安婦問題についての検証や議論がタブー化される恐れがある。橋下氏は未だに何やら呟いたり吠えたりしているようであるが、事の重大さを認識し、十分に責任を感じていたいたうえで、事態の復旧と改善をお願いしたい。