Paradise for Stupids

愚者の楽園たるこの国周辺で起こる愉快なことをつぶやきます

New Normal

2020-07-13 20:34:34 | Covid-19
It is not the strongest of the species that survives, nor the most intelligent that survives. It is the one that is most adaptable to change.
生き残る種とは、最も強いものではない。最も知的なものでもない。それは、変化に最もよく適応したものである。

Charles Darwin


未曾有の事態に直面して求められるのは、変わること。変化する環境に合わせて、自らも変わらないことには生き残れない。
やっていけなくなったビジネスはやめるしかないでしょう。テレワーク出来るならテレワークすべきでしょう。
変わらないモノに投資するのは無駄の極み。休業要請の見返りに財政補償などもっての外。補償を欲しがってるビジネスなんて、コロナ騒動が中長期化する中で、遅かれ早かれつぶれるよ。そんなモノにいちいち支援してたらこの国全体が潰れちゃうでしょ。
財政的支援をするならば、変わろうとしている人やビジネスを対象にしないとね。

コロナはインフルみたいなもん

2020-07-13 20:34:34 | Covid-19
"日本では毎年1,000万人がインフルエンザにかかる"

2020年7月12日の TVタックルにおいて、コロナ感染への過度の警戒をたしなめる意図から、木村盛世氏の発した言葉である。1,000万人に比較すれば200人や300人感染したくらいで大騒ぎするな、というわけだ。Wikipediaによると木村氏は元厚労省医系技官。氏の主張は厚労省が公開しているFAQでも裏付けられる。気になる死亡者数は年によって変動があるが、概ね1万人というから致死率は0.1%程度だ。

その一方、コロナによる致死率はどうか。慶応医学部客員教授でWHO重症インフルエンザガイドライン委員の菅谷憲夫氏によると、日本における致死率は4.4%だという。調査機関や専門家によってコロナの致死率は前後するが、概ねインフルエンザより桁一つ多く、数十倍に上る可能性がある。

コロナは少なくともインフルエンザよりはよほど恐ろしい疾病のように思えるのである。木村氏の見解を伺いたいものだ。

ソーシャル・ディスタンスは不要

2020-07-13 14:36:23 | Covid-19
"マスクをしていたらソーシャル・ディスタンスは不要"

7/12 Sun TVタックルにて、宮沢隆幸氏はこのように発言した。氏によると、マスクをしていない場合のみソーシャル・ディスタンスを維持すればよい、それで感染は防げるそうである。映画館で両隣を他人に囲まれても問題ないとも。人間は群れるとどうしても会話をする(し、より密なコミュニケーションを取る)生き物だ、と食い下がる愛知医科大学教授の三鴨氏をも一蹴。

"1人でも自殺者を減らしたいんですよ、自殺者のほうが悲しいことです。"

このように宮沢氏は論点をずらして嘯き、これに木村盛世氏が同意する。どうやらお二人による「マスクをしていればソーシャル・ディスタンスは要らない」説は、経済を活性化して自殺者を増やさないための主張らしい。

緊急事態制限解除後、出歩く人は増えたが、飲食店の大半は空いている。政府がいくら安全だと言っても、その裏付けの統計情報を見せられても、不安を拭うことは出来ない。経済活動は、人の心理に左右されるものであり、それが故に、行動経済学なんていう流派もある。なんらかの意図を以て人々の振舞いを変えさせるのは容易なことではない。経済活動を回復し、活性化させるには、人々を心理的に安心、納得させる何かが、必要だ。PCR検査、ワクチン、特効薬等はそのような文脈で注目されている訳だが、それらを無視・軽視・揶揄するお二人が多くの人の支持を得るのは難しいだろう。
また、警察庁の統計によると、自殺者は増えてはいないようだ。むしろ減っている。その理由は判然としないが、少なくとも、現時点では、自殺者を減らすための施策として「マスクをしていればソーシャル・ディスタンスは要らない」説を主張するのは合理性に欠けると言わざるを得ない。

宮沢氏は京都大学ウィルス・再生医科学研究所所属の准教授で、ウィルスの専門家だという。木村氏の今の所属は分からないが、医師免許はまだ保有しているようだ。いずれにしても経済政策は彼らの専門分野ではない。専門外には口を出さない方が良さそうだ。