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憲法9条が、日本のNational Securityを脅かしている

2013-05-13 22:11:00 | 憲法・改憲
今日、TVタックルを見ていたら菅沼栄一郎というセックス・スキャンダルで左遷された朝日新聞の記者が出ていて、憲法9条改正に反対の論陣を張っていた。憲法9条の下で60年間平和が保たれたのである云々・・・
菅沼氏に限らず一部の方々は憲法9条によって日本が戦後60有余年戦争に巻き込まれず、平和を謳歌出来たとするが、これはナンセンスな主張である。なにかお題目を唱えれば思いが叶うという点では、詩歌に遊び言霊に訴えることこそ政治と思い込んでいた平安貴族レベルの論理であり、宗教的ですらある。日本が軍事的衝突を回避できたのは、憲法9条の神通力ではなく、日米安保条約と、アメリカ軍のパワーを背景とした外交交渉によるものだ。

むしろ憲法9条は、日本国の主権を脅かし、人的かつ物的損害を引き起こしてきている。

憲法9条があることによって、日本が軍事的行動を容易に取ることはできない。この事が近隣諸国の(日本国にとっての)不法行為の一因となっていることは明白である。我が国が手出しできないことを良いことに、日本の領土、日本人の生命と財産に対して侵略行為を続けてきたのだ。韓国の竹島占拠、北朝鮮による拉致と度重なる不法入国、中国による尖閣諸島周辺領海・領空侵犯、広く知られるこれらの不法行為の一因として、憲法9条による過度な軍事的行動の自粛がある。言い換えれば、日本は韓国、北朝鮮、中国になめられているのだ。これを解決するには、迂闊に手を出すとこっちが痛い目を見ると思わせること、つまりなめられないようにするしかない。それには、現在の憲法9条を改正し、我が国に対する侵略行為に対して、速やかかつ確実に対抗措置を取れるようにすることが肝要だ。

改憲論議が活発化している昨今であるが、是非このような視点も踏まえたうえで、憲法9条改正に取り掛かってほしいものである。