Paradise for Stupids

愚者の楽園たるこの国周辺で起こる愉快なことをつぶやきます

乙武洋匡氏:入店拒否されたレストランを名指しで批判

2013-05-20 23:24:01 | セレブリティ
車椅子での入店は事前予約の際にその旨通知するのがこのレストランの流儀であるらしく、レストランのWebページにも明記されているとのこと。車椅子での入店を事前通告していなかったため、入店拒否されたというのが事の顛末らしい。気分を害した乙武氏がレストラン名を明記のうえTweetしたため、ちょっとした騒ぎになったようだ。詳しくはこちら

店の対応にも問題があったのかもしれないが、乙武氏の反応については支持できないし、嫌悪感を抱いた。その理由は、彼の持つ、有名人であり身障者であるという、2つの属性に所以する。

気になるのが、有名人が、その知名度を活かして、他者を非難し、それをnetを使って広げている点だ。レストラン・オーナーはその世界では有名らしいが、一般的尺度で言えば無名であり、乙武氏と比較して相対的に弱者である。これは権力者の弱者いじめを想起させる。

身障者は皆で助けるべきである、というのが社会一般の"正しい"態度であるとは思う。しかし健常者は身障者を助けなければならない、更に、健常者より優先されなければならないと、身障者に上から目線で言われたらどうだろう。乙武氏はこんなことを言ってはいないのだが、上記リンク先の記事を読んだ印象は、身障者という属性をたてとした、乙武氏の傲慢さである。弱者を助けるのは当たり前であるが、助けられる側には感謝の念や謙遜さが無いことには、社会は納得しないのではないか。しかも乙武氏は身障者ではあるが、有名人であり、弱者とは言えない(とある劇場で、Audienceとしてやってきた彼を見かけたことがあるが、セレブとして特別扱いされていた)。

とくダネ!田中大貴氏、加藤百合子氏の不見識とプロ意識の欠如。これも偏向報道の一形態か?

2013-05-20 22:35:31 | 政治
通勤する場合は大抵車通勤で、その間様々なテレビ番組の音声を楽しみながらオフィスに向かう。本日5月20日はとくダネ!を聞いていたのだが、例の橋下氏の慰安婦・風俗報道に関するスタジオの反応を耳にして驚いた。

マスメディアを利用し、囲み取材(ぶらさがり取材)に積極的に応じてきた橋下氏が、金曜日に一転、囲み取材に応じないとしたことを問題視していた。何故マスメディアに対する姿勢を180度変えたのか問うたメイン・キャスターの小倉氏に対し、このニュースを伝えていたフジテレビ局アナの田中大貴氏は、何ということか"分かりません"と答えたのだ。あれだけ週末に各局報道番組で、朝日新聞記者の偏向(というか虚偽)報道に対する応えが、囲み拒否であると、事の顛末が報じられているというのに、このアナウンサーはそんなことも知らないようだ。だとしたら不勉強が過ぎる。少なくともマスメディアのプロフェッショナルではない。

この田中氏の発言で、スタジオの雰囲気は、何の理由もなく一方的に逆ギレした橋下氏、何なのこと人、的な雰囲気に包まれてしまった。小倉氏にコメントを求められた加藤百合子とかいうコメンテーターは、事の顛末はよく分からないとしながらも、"何の理由もなく一方的に逆ギレした橋下氏"に対して批判を加え始めた。事実関係がよく分からないにも関わらずよくも、人を貶める発言が出来るものだ。むしろ加藤氏の品性を疑う。

冷静に考えてみると、そもそも田中氏が、橋下氏が囲み取材をやめる理由が分からないことがおかしい。仮に田中氏がスポーツ馬鹿のおバカさんだったとしても(大学まで野球部に所属していたらしい)、番組は制作会社含め多くのスタッフの共同作業で作成されるものだし、本番前にどのような段取りで話を進めてゆくか事前に打ち合わせをしているからだ。そのように考えると、これは"橋下氏が囲み取材をやめる理由が分からない"という発言は、何の理由も無く逆ギレする橋下氏というイメージを意識の低い視聴者にするこむためのお芝居だったのかもしれない。

いずれにしても、この番組が公平な報道をしていない事実をまた一つ重ねたことは確かである。