マイクさんのブログ

當麻寺「練供養会式」

 4/14、奈良県葛城市當麻寺で、本尊の「當麻曼荼羅」を織り上げた中将姫の極楽往生を再現する當麻寺練供養会式(正式には「聖衆来迎練供養会式」)が行われました。 歴史的に名高い法会で、天平の世に生まれ、29才で生きながら西方浄土へ迎えられた伝説の女性「中将姫」の伝承を再現した荘厳な宗教劇で、1000回以上開催されてきています。コロナ禍で規模縮小で行われましたが、3年ぶりに120mの来迎橋が設けられ、華やかな中にも少し悲しい伝説の劇場を見た思いです。

↓ 八重桜が満開の境内、極楽浄土を象徴する本堂と現正に見立てた娑婆堂を結ぶ来迎橋。




↓ 今年は規模縮小で菩薩の数は25体から7体に減らし、本堂から娑婆堂へ来迎橋をゆっくり進みます。






↓ 娑婆堂から中将姫の小像を蓮台に乗せ、極楽浄土に見立てた本堂に向かいます。観音菩薩は両手で蓮台を左右にすくい上げながら進むことから「スクイボトケ」ともいわれます。 




↓ 続く勢至菩薩は合掌しながら練り歩くことから「オガミボトケ」とも。


↓ 途中から声明と劇音楽が流れ、雰囲気が盛り上がります。




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コメント一覧

mic8fuji
FUSAさん コメントありがとうございます。これからもよろしくお願いします。
mic8fuji
juraku-albumさん コメントありがとうございます。私も今まで一度も見たことがなく、今回初めて見学できました。約一時間の練供養で、見るものが新鮮で感動しました。
FUSA
実に興味深い法会ですね。
熊本にも中将姫を祀った金剛寺というお寺があり、開基時のエピソードなどを聞いて以前から興味がありました。
掲載ありがとうございます。
juraku-album
当麻寺へは毎年のように出かけているのですが、
練供養はまだ見たことがありませんでした。
興味深く拝見しました。
ご紹介ありがとうございます。   juraku-5th
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