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マイクさんのブログ

写真、帆船模型、囲碁など新米で楽しんでいます。

帆船模型「チャールズヨット」製作記 その3

2017-12-12 11:12:42 | 写真
 この製作記は今回で最終章になります。マスト、ヤード、ロープワークのリギング作業の話になります。
 マストやヤードは丸棒を加工します。先端に細かったり、両端に細くなったりの加工です。電ドラに丸棒を挟んで、サンドペーパーで加工。

 ヤードのへの装着部品は、予め取り付けておきます。



 次に、リギングで、シュラウドの取付けです。根気がいり、中々手ごわいですが、少しづつうまくなっていきます。
 デッドアイ間の取付け固定。コの字型の冶具で距離を一定にします。
心構え(反省)、その7
 銀ロー付けにトライして、次回はもっといい治具を目指します。



ラットライン(ロープの梯子)を張ってシュラウドの完成です。

滑車も細かいです。ロープを巻くのに簡単な治具。


セイル/帆の製作
 少し色付けの為、紅茶かコーヒーで染めます。端を折り曲げ糊接着。
見栄えよくするため、チェーンステッチという刺繍もやります。ネットで実技が見れます。

リギングをどんどん進めます。

帆船らしくなってきました。



 自作ネームプレートを付けて完成です。船台の固定には紫檀の木を使い、見栄えアップです。





 製作期間7か月ですが、完成品を撮影したり、玄関に飾ったりし、いつまでも記憶に残る作品になりました。
 


帆船模型「チャールズヨット」製作記 No.2

2017-12-09 10:39:13 | 写真
 チャールズ・ヨットはCharles Royal Yacht チャールズ王室ヨットのことです。このキットは、英国サイエンスミュージアム所蔵の図面(STUART ROYAL YACHT c1674)を参考にして白井一信さん、宮島俊夫さんがオリジナルデザインとして、キット化されました。
 No.2では外板塗装、甲板張り、艤装品について話します。
外板張りが終えると、サンドペーパーで側面などを研磨します。♯100、240、400と細かく仕上げ。隙間の研磨はボンドか瞬間を少し流し、切削木くずを埋め、その上からさらに研磨します。大きな隙間は木片を加工して接着です。

心が構え、その5
 船首部はフィラーを埋め込み、外板がうまく沿うように準備すべきだった。
段差ができ修正に苦労した。気にはなっていたが、手間がかかるので、省略した。
下記の写真は、他の製作のフィラーを挿入した事例です。


 いよいよ外板の塗装です。鉛筆を固定した喫水線治具を製作し、喫水線を描く。

 マスキングテープ5㎜幅を使用したが、2mm幅くらいの方が曲線出しがうまくいくようだ。
テープを剥がすときは、うまくいってるかどうかドキドキの瞬間です。


 ラダーの製作



心構え、その6
 実際の帆船について部品の装着ややりかたについて、少しづつ学習し、深めること。
大砲の索具について学習。索具は射撃後大砲が動くのを止めるためにいろいろ工夫あり。

今回はブリーチングロープのみアップグレード。


甲板の製作
木材の長さの制限などから、甲板の張り方についていろんな方法あり。今回は3バットシステム。

又、甲板の釘跡の雰囲気を出すために、シャーペンを加工して、芯のくずを埋め込む。これも細かい作業。

 艤装品





帆船模型「チャールズヨット」製作記 NO.1

2017-12-07 09:35:38 | 写真
 帆船模型の製作記を3回程度のシリーズに分けて投稿します。これまでの反省や気付いた点を、製作の心構えとしてまとめてみました。
 2016年5月、待望の商品が届いた。包装紙を外すときれいな箱、ワクワクしました。きれいな絵の入った箱です。


 中を開けると、木材、滑車、糸や金属部品など、きれいに整列、収納されています。ここで、
心構え、その1
 はやる気持ちを抑えて、すぐに組み始めないこと。先ずは、説明書を見ながら部品の有無をすべて確認しましょう。



心構え、その2
 工作に必要な工作台、部品加工時の適当な治具は、一見遠回りだが、仕上がりがきれいし、作業もスムースなので作る労を惜しまない。

キールとフレームの組み立て、直角、平行も繰り返し見れる。


 段ボール工作台:ひっくり返して作業時には便利



心構え、その3
 製作図面を何度も見て、先々の工程、組み立て順序の構想を描く。思い違いがあるので、図面は丁寧にみること。
外板の型板、下張り作業
ウェルを張る前にタンメンの黒色塗装は事前にやるべし、後では塗れない。


心構え、その4
 間違いに気付いたら躊躇せずやり直すこと。瞬間接着でも「はがせる隊」などを使うと外せます。思い切って修正しましょう。

 参考ですが、今回製作にあたって大いに参考にさていただいた著書を紹介しておきます。
白井一信著、「チャールズ・ヨットを造る」、発売:復刊ドットコム。
今日はここまで。