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ab Cuore 

帰国した時ノンポリだった私が見たのは≒無政府状態の日本。
ショック、怒り、希望をこのブログに書きました。

8/17 モアノー点綴事 万引! 安子ばぁちゃんが?!の後書き

2014-08-17 16:22:24 | チーコ、カーコ、ヒナコ 他
8/17 モアノー点綴事務所 万引! 安子ばぁちゃんが?!の後書き

今回の話は認知症と老人の万引を書きたかったのだけど、
私は母を見ていて、認知症というのはつくづく思い込み・自己暗示と深い関連があると感じていた。

でも安子ばぁちゃんのモデルは母ではない。 幸か不幸か母は万引には至らなかった。

それでこの話で安子ばぁちゃんは本格的な認知症ではなく、
ちょっとした自分のなかにある後悔がひょんなことから芽を出して、万引という行為に走ってしまったとしたかった。

この話は今回で終わる短い話ではなかったのだけど、本音を言うと話題を持て余した。

安子ばぁちゃんは孫にあまい人だったから、孫の欲しがるものは何でも買い与えたいタイプだった。
見方を変えれば、子供の前でいいカッコしたいおばあさんだったかもしれない。

孫の好きなチョコバーを買ってやれなかったということが、安子ばぁちゃんの心のどこかにいつもひっかかっていた。
それが孫みたいケンちゃんがチョコバーが大好きで買っているところを見たことから、心の悔いがいっきに安子ばぁちゃんを妄想の中に引きずり込んだ。

安子ばぁちゃんのご主人は安子さんの頭の切り替えのできないことなどよく知ってして、「頭を切り替えよ」とやさしいアドバイスを言ってきた。 ご主人はとうに亡くなっているのだけど、心療内科の沢村さんの冷静な診断はご主人のアドバイスを思い出させた。

安子ばぁちゃんは頭を切り替えることで我にかえったのだ。

現実には自分で心の葛藤を解決できる人は少ないと思う。
母なんかを見ていてと、「そこをこう考えること、ああ見ることはできないの?」と言っても、口では納得、やってみると言いながら、できた試しがないのだ。

どこかで裏のない自信が、自分の思い込みを正当化しているのだろう。

脳が本格的に老化すると、そういう正当化したごまかしが生活の基準になっていくのだろう。

家族はその基準をどのように修正できるだろうか?
安子さん欠点をも含めて愛してくれた安子さんのご主人のような人ならできるかもしれない。



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