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ab Cuore 

帰国した時ノンポリだった私が見たのは≒無政府状態の日本。
ショック、怒り、希望をこのブログに書きました。

4/29 あれはいつだった? 第100話

2024-04-29 13:40:09 | あほ


4/29 あれはいつだった? 第100話


長野は自宅に戻ってから何度もあの夕食のことを思いだしていた。

長野にとって初めての家族団らんの夕食。

長野は夕食後、家が広いし寝室はいくつもあるので

学校の休みのときなどぜひお出でくださいと提案した。

本当に来てくれたらいい。

もうすぐGWだ。 誘ってみよう。

こうして帰宅した翌日、長野は信兄さんに電話して

GWによろしければ家族そろって遊びに来てくださいと言ってみた。


その結果、直子の家族は父すらも一緒に来てくれた。

どの寝室もしっかり掃除がし直され、爺の指揮で昔いた

お手伝いさんも数人戻り、松村夫妻も張り切って料理してくれた。


直子の家族にとってそれはリッチなちょっと変わったホテルだった。


リビングの壁に1枚の直子の大きなパネル写真があった。

それは長野が撮ったものだった。

薄いシースルーのものを羽織って、直子は女優の雰囲気をかもし出していた。

直姉ちゃん きれい と弟たちはそろって見上げていた。


長野の書斎にも直子の写真は何枚も額に入ってあった。

裸の写真や犬スタイルの写真はすっかり入れ替えられてあった。

長野と暮らしていたころの直子の写真は1冊のアルバムに収められ

直子の両親に贈られた。


直子の写真を見ながら両親はここで直子が幸せだったのだと思った。

嫁ぎ先で実家のことも忘れているほど幸せだったが両親の感想だった。


最初の夜、小さい弟たちが寝てしまうと

長野は直子の婚約指輪を出して見せた。

長野が質店から買戻したのだ。

その美しい指輪に誰もが見とれた。

そして話はどうして直子の指輪が質屋にあったかの話に移行していった。


長野は警察がその指輪を売りに来た男の話をしてくれたことを話した。

長野はその男を見たこともなかった。

じゃその男が直子を殺したのですか? と母親が身を乗り出して言った。

今の段階では、長野は言った、まだ結論は出ていません。

しかし、男はもらったと言っているのです。

誰から? 同時にどの口からも同じ質問が出た。

男は仕事を頼まれただけで、名前は知らないと言っているとか。

長野はちょっと言い淀んでいたけど

直ちゃんと接点のある人は、私の知る限り東山旭という人なのです。

その名前に信兄も秀兄も動揺した。


私が海外出張するので直子の知人である東山さんにホテルのチェックインなどを

お願いしました。

東山旭さんはアメリカ時代の仕事仲間です。

実は東山さんが直子を紹介してくれたのです。

初めは東山さんとここに遊びに来ていましたが、

直子さん、気に入ってくれてここに住むようになったのです。


信兄も秀兄も旭を怪しんでいた。

それは警察のおかげではなく、まだ直子が行方不明の段階で

偶然に道を聞くために立ち寄った家で旭が出てきて、

その時、旭が手にしていたのは直子の大好きだったスカーレットワンピースだったことから

始まった。

長野は初めてその話を知った。


それは時間歴では直子が長野に出会う前だった。


その方からそのワンピースは返してもらいましたと直子の母親が介入した。



信兄と秀兄は両親が寝室に下がってから旭について調べたことを長野に話した。

長野は旭のマンションをすでに知っていた。

長野のマンションにも行ったことがあった。


直子の婚約指輪を質屋に入れた男は

どうしてその指輪をもらったんだろう?

誰が指輪を男にやったんだろう?

受けた仕事ってなんだろう?

指輪が代償の仕事って何?


長野が休み明けに一緒に警察に行こうと2人に提案した。

信兄は長野に両親には強い衝撃を与えたくないのでと言ったので

長野は翌日、書斎から警察に電話し、直子の兄たちと会いたいと

担当の刑事に言った。



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