
12/26 横浜の傾いたマンション 元請けの責任を問う結論
有識者委員会の報告を聞いてよかったと思った。
この事件の起こった後、最初の投稿に、問題を起こした旭化成建材だけではすまないと
書いた記憶がある。
私は長いことフランスにいて、フランスのシステムに納得しほとんど抵抗を感じたことがない。
派遣の問題にしろ、下請けの問題にしろ、フランスには明確な方針がある。
それは余計な費用を産まない、派遣で派遣会社の儲け分まで支払うなら
ちゃんと社員をやといなさいよという要求はしごくまともに聞こえるのだ。
下請けも同じ。
フランスでは学校の清掃用に下請けに出すのではなく、
学校に人を雇っている。
ちなみに子供に掃除はさせない。
どうせきれいにならないし、子供にとって衛生問題すらあるからだ。
脱線ついでに、民間の主婦なんかが自転車にパトロールとかつけて走っているのを見るたびに
安全性を考えて、市や警察の雑さにいつもイライラする。
そういう主婦にもし何か起こったら、誰が責任をとるねん???
元請けがいながらさらに下請けに出すってどういう意味があるのだろう?
元請けにない部門なら新規に設置するより、そこだけ専門の企業に依頼するというのはわかる。
でも丸投げってどうゆうこと?
下請けにやらせて、儲けの一部を払ってもらうってことだよね。
こういうの日本は多い。
フランスは仲介業者を嫌う国民的体質のため、メーカーが自分の小売り店を持っているなんて
結構あるのだ。
日本は日本のこのやり方で、失業者が少ないと言えるかもしれない。
でも責任問題が起こると、今回ようになすりあいになるのだ。
根本的に日本は下請けシステムを見直してほしい。
これは派遣より深刻な問題なのだ。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます