7/11 日本人はEUを崩壊させたいらしい
共通して指摘するのはギリシャの離脱。
離脱ということはEUにいられなくなるのとユーロが使えなくなること。
ギリシャはEUにいたまま、ユーロは使わせない方法はどうだろう?
これだってすごい援助だ。
ギリシャ人・ギリシャ企業はEUに行き来できるのだから。
でもギリシャではやっていけないだろうね。
でも思いだしてください。
英国のこと。
英国は最初全面的にEU、ECに参加した。
そしてしばらくして、ユーロを国の通貨にするのは嫌だと言って止めたわけだけど、
それでもEUは成り立っているではないか?
日本人の心配を見ていると、否定的な懸念なのだ。
なるかどうかわからないのに、ギリシャがいなくなったってことは
EUのユーロの発想が間違っていたからだ。
次に何か言う人はどこが間違っているかも話してください。
昨日の朝ラジで三宅さんという人だったかな?
経済より政治的な問題とか言った。
両方です。
EC(EU)を作ろうとしたのはちっこいドングリの背比べみたい国が競争しあっているより
一緒になって、自由に物も人も行き来をし、
将来には政治的にも、社会保障的にも、同じにしていこうと言っていたのだ。
まだ途中の段階なので、そうせいて、EUが崩壊することを期待しないでください。
最初はECになるのは不安だったけど、
なんてことなく、国内に居れば生活はすすむ。
ユーロは発行元の国によってデザインは違うけど、旅行してみて、これは楽だと思った。
私は途中で帰国してしまったけど、今でもユーロ建ての年金で暮らしている。
国外だから、円との為替関係でだいぶ振り回されているけど、
フランスに居ればなんてことないのだ。
たとえユーロが下がってもね。
フランからユーロになったとき、フランスだけではないと思うが
便乗値上げがあった。
感覚的に10ユーロと50フランではユーロの価値が少なくなったような気がするのだ。
私のEUにいるヨーロッパ人の友人はEUでよかったと言う。
当然よ、EU国内にいるから、就職場所も広がるし、学校も自由だし、
ユーロという共通の通貨があるから、フランスで働いてイタリアに帰っても
何の問題もない。
ま、本当はあるのだ。
まだ、物価政策は統一ではないし、TVAも国によって異なる。
貯金するにも、どこの国の銀行が有利とかいう問題もあるのだ。
そういう問題が全面的に改善するのはまだまだ時間が要る。
帰国してしまったので、TVAが調整されたことは知っているけど
フランス以外の国では今どのくらいのTVA率かも知らない。
しかし、ギリシャのTVA、一度に10%も上げるなんてできるわけないよ。
誰かが、ギリシャは自分の国から値上げとか年金の締め付けを言うならいいとか
ギリシャ人はプライドが高いからとか
解説したけど、
そこまでギリシャ人が馬鹿だと言わないでください。
あんなの一時しのぎのカモフラージュ作戦で、
先にギリシャ国内で法律でも通せばEUとしても根拠は多少あるとみるだろうけど、
どうせそこまでやらないよ。
それにEU離脱をやってみればいいと思っている。
その後、どうEUが変わるか知るのにいい機会だと思うんだけど、どう?