今年の日本列島を襲った台風 時間がたてばたつほど被害の甚大さが明らかになってきています。しかも今年
の台風は 狂乱 の台風。 どう考えても地球温暖化 海水温上昇がもとだろうと思います。温暖化は進む
ことはあっても、戻ることはあるまいと思います。従ってグローバルに温暖化にどう取り組むかは人類最大の問題
のはずです。この温暖化対策について数年前 京都議定書 というのがかわされました。しかし各国の批准は
なおざりになっていたようです。先進工業国はコストアップについて産業界の反対で、後進国は重化学工業化を
進めたいために。
しかし情勢はそれを許さなくなってきたのです。このまま温暖化が進むと、局地の氷が溶けて海面が何十センチ
も上昇し、太平洋その他のたくさんの島嶼国家が水面下に沈んでしまうことが分かりだすほどになっているからです。
海面の上昇は島嶼国家の存亡にえいきょうするだけでなく、海岸を持つ国家全部についても、海洋海岸の安全に
とって由々しい問題です。
数年前の京都議定書はアメリカ中国をはじめ日本もほったらかしだったようです。しかしここへきてにわかに先年
パリ協定が結ばれ、批准動向が注目されていましたが、この度の中国広州におけるG20において、アメリカ大統領、
中国習主席が 批准 を発表しました。
画期的だと思います。こうなると日本もさぼってはおられないし、世界が同調すると思います。
アメリカの批准の動機 大統領の置き土産という点もあると思います。しかし考えてみればアメリカは農業大国です。
地球が温暖化して気温が上昇すれば、農地は砂漠化しかねないのです。アメリカの農地が砂漠化すればアメリカの
死です。中国とて事情は同じ すでに北京周辺は大気汚染で極端に言えば 市民は息も絶え絶えです。中国は
さらに奥地に民族問題を抱えています。奥地が砂漠化すれば民族問題が収まらなくなって、中国は4分5裂中国で
なくなります。こうした背景が批准をもたらすのだと思います。今後目を離さずに注目です。