新年「オペラ座の怪人」鑑賞初め

みゆき座とかにしあらーいでさんざん観て以来、そのあと発表会前にごっつり見直してたので、しばらくご無沙汰しておりました「オペラ座の怪人」。
ファントム抜粋でしたが、うむぅーやっぱりすごくいいわ。
くっそぉブルーレイならもっとええはずー！ってかDVDも相当いい画質ですが。

今回の萌えポイントは、"All I Ask Of You"の屋上場面。
愛を語るクリスティーヌとラウルを物陰からじっと伺うファントムの表情がたまらなく切ないですね。誰も、彼がたったいま人殺しをいとも簡単にやらかして来たなんてことはこれっぱっちも思ってません（笑）。

本当はファントムもクリスティーヌに正面切って素直な気持ちを向けられたらどんなに楽なんだろうと、胸かきむしられる思いで観ておりました。
自分からは決して口に出来ないであろう「愛している」という言葉を、後から来てあっさりクリスティーヌの心を捉えてしまったラウルに言われてしまい、心ずたずたのファントム。
強くて誇り高く、時に恐ろしく、屈することを知らないかのようなファントムですが、クリスティーヌに対して強く出ることが出来ない。彼女を失うことだけは耐えられない、あーーー、もどかしいーーーー。
だから、高圧的に出て、クリスティーヌを押さえつけてしまおうとさえする、そこがまた間違っているんだけど、愛されたことのないファントムにはそうすることしか出来ない。

愛を誓うふたりを見ながら、その展開が信じられず、クリスティーヌが自分を裏切ったと思って愕然とし、打ちのめされるファントムの表情の哀しいこと、せつないこと、Gerry上手すぎです。あうー。

本当は全然ラウルにも負けてないのに、ああー泣かないでぇーーー。
この可哀想さがたまらないんですね、Gerry＠ファントム。
ただ情けないんじゃなく、かっこよくて才能あふれる誇り高い男がたったひとつの愛を得られずに涙する、その落差に心震えるのでした。

あうう。ああ、どこかでクリスと分かり合えて幸せに暮らしててほしい。
くぅーん。