山国荘地域の歴史と文化―古文書調査の成果を踏まえて―と題する、丹波国山国荘調査団・現地説明会が11月18日(日)に京北合同庁舎3Fホールにて開催されます。
具体的報告が;
坂田さんの、「名主家由緒書」の世界
吉岡さんの、山国隊の結成
というのも私には刺激的なテーマです。
京北の歴史を語るとき、山国の名主(みょうしゅ)家の由緒書が引用されますが、私はこの由緒書のみを根拠に語るのは危険な要素を含んでいると思っています。これにスポットをあてた坂田さんのお話は興味あります。
また山国隊が何故結成されたかは今までいろいろと語られてきました。同志社大学の仲村研さんの、名主階級の復権を狙った物という考えはその著書「山国隊」で述べられていますが、更なる新しい考えが述べられるのではと期待しています。
この案内チラシにも触れられていますが、この調査団は古文書をデジタル化されるという膨大な作業をこなされて来られたそうです。その研究が継続されるというのは嬉しいニュースです。その成果は研究者に開放されると聞きました。一地方に中世から近世までの古文書が連続して残っているのは珍しいそうです。そういった今までの研究成果の一部が報告されるこの機会は逃すのは勿体ない。万難を排して出席したいと思っています。
興味を持たれる方への朗報です。お見逃し無き様にと思いここにアップしました。
余談ですが同じ企画は2008-08-17にあり、その内容の一部をこのブログで報告しています。早いものでもう4年が経過していますね。