ギルのヘヴィ-メタル、プログレ系音楽室

ヘヴィ-メタル、プログレ系、ハ-ドロック等、幅広く音楽CDの感想を書きます。

Persefone

2006年09月06日 | Weblog
Persefone / Core 2006  サウンドホリック

コア

レコ-ド会社バンド紹介&試聴先
宣伝文句
アンドラ公国の若者が創り上げた、超シンフォニック・スケール壮大絵巻完成!バンド名の元となったギリシャ神話の女神、「ペルセフォネ」をコンセプトに、3曲70分の優雅且つドラマティックな叙事詩があなたを迎える。シンフォニックに劇的にその卓越したセンスで物語を彩る究極の深遠なる世界!

アンドラってどこやねん?
答え スペインとフランスに挟まれピレネー山脈に覆われた小国の6人組シンフォニックプログレデスメタルバンド2nd。

3曲で70分というコンセプトアルバム。この宣伝文句を見てハァハァしたのは私だけではないはずだ!怪しく美しいジャケットの1stはもちろん聴いた。B級だが、何か光るものがあるバンドで、彼らの成長具合がとても楽しみな新作。

ワクワクしながらCDを聴く。あれ~、ギタ-の音が宅録みたいで非常にもったいないな~。

音楽性は簡単にいうと、ドリ-ム・シアタ-が何を思ったのか、間違ってシンフォニックデス/ブラックメタルを演奏してしまい、少しOpethのような叙情性も出てしまいました系のサウンド。

ここで大きくドラマティックに展開するぞ~!と思わせつつ、以外や地味に展開してしまったり、ここはもう少しクサイメロディ-が入ったほうがいいのにな~と思わせたり、意味のなさそうな平坦パ-トがあったりで、俺がここをこう指導してやれば素晴らしいアルバムになるぞ~!とついつい口を出したくなるような不完全燃焼系の音が以外に面白い(笑)。

男性デス声は聴きやすいものではないが、時折入るクリア-女性ボ-カルで癒される。

アルバムを数回聴いただけではいまいちしっくりこない部分は、何度も繰り返し聴いていくうちに彼らの演じたい部分が見えてくる。確かに今の世代の人達に1曲23分は長い。飽きずにフルで聴けというのがムリな話かもしれない。

でも、こんなに面白い事をしてくれる彼らに賛辞を送りたい。こんなアルバム構成では売れるはずがないのにチャレンジしてくれている。次もぜひ頼むぜ!

国内盤はボ-ナストラックにメガデスのカヴァ-。こんなカヴァ-曲はいらない。芸術性が損なわれるだけです。なぜメガデス?

こんなにマニアックなのに国内盤をリリ-スしてくれたサウンドホリックは立派(笑)。
皆で褒め称えてしまいましょう!

でも、一般人の方々にはあまりお勧めしません。

評価7.5/10
ギタ-の悪い音質が本当にもったいない。


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