My Chemical Romance / The Black Parade 2006
ザ・ブラック・パレード(初回限定盤)
オフシャルHP(いきなり音が出ます。数曲聴けます)
試聴先(ビデオ)
You Tube(映像)
レコ社日本語情報
ようこそブラック・パレードへ!すべてのロック・ファンに捧ぐ・・・
マイケミはこの一枚でロック・シーンに永遠に名を刻むロック・シーンのニュー・ヒーロー、マイ・ケミカル・ロマンス、3枚目となる究極の野心作
ニュージャージー出身の5人組。シングル「アイム・ノット・オーケイ」、「ヘレナ」、「ザ・ゴースト・オブ・ユー」ともに素晴らしいプロモーション・ビデオの力もあり、大ヒットを記録。メジャー・デビュー・アルバム『スウィート・リベンジ』は全米で100万枚を突破し、プラチナ・ディスクを獲得。そしてイギリスでも人気絶大である。
パンク・ロック・バンドの一言では片付けられないほど、アルバムは多様性にあふれ、パンク・ロックやハード・ロックをベースに、キッズの心をわしづかみにするメロディックさがアルバムを貫いている。カリスマ的なヴォーカル、ジェラルド・ウェイを中心とするバンドの過激なライヴ・パフォーマンスも売りで、日本でもすでに3度来日公演を行なっており、先日もサマーソニック06ですばらしいショウを見せてくれた。
70年代のロック・シーンは実験的なアイデアから、素晴らしいアルバムが多数生み出された。ロックがアートとして、光を放っていた時代を今、マイ・ケミカル・ロマンスが21世紀に呼びもどす。
クイーン『オペラ座の夜』、ピンク・フロイドの『ザ・ウォール』、ビートルズの『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』の3枚から、もっともインスピレーションを受けたとジェラルドが語るのが、この新作『ザ・ブラック・パレード』だ。
官能的にメロディック、ため息がでるほどシアトリカルな新作は、彼らが凡庸なバンドではないことを証明した作品となった。
グリーン・デイのすべてのアルバムのプロデュースを手がけているロブ・カヴァロをプロデューサーに迎えた今作は、メンバーがクイーンの影響を公言しているように、1stシングル「ウェルカム・トゥ・ザ・ブラック・パレード」はまるで「ボヘミアン・ラプソディ」や「伝説のチャンピオン」のようにドラマティックな楽曲だ。このアルバムで彼らが新たなレベルの成功をつかむことは間違いない。
アルバム『ザ・ブラック・パレード』のコンセプトについて、ジェラルドは語る。
「ザ・ブラック・パレードは死を意味している。ザ・ペイシャント(患者)を死が迎えにやってくる。その死はザ・ブラック・パレードの形になって訪れる」
レコ社の宣伝文句がここまで書かれていればもう説明する必要はないな(笑)。
前作2ndアルバム(日本デビュ-フルアルバム)を聴いて、お!なかなか面白い音だな程度の印象で、新作はもう少しでスル~してしまう寸前の状態。危ない危ない…
試聴してもらえば理解してもらえると思うが、前作よりも全体的にポップになった。しかしメリハリと刺激は無くしておらず、楽曲も多様でドラマティック。アルバム1枚聴いていて面白い。捨て曲らしいものも見当たらない。ポップになった為に頼りなさも多分に感じるが、この音世界に入り込めばメタルファンでも聴き込んでしまうだろうと思われる。
メロディ-やコ-ラス等がかなりクイ-ン似になった。懐かしい珠玉のメロディ-が現代に蘇ったと思った。もちろん偉大なクイ-ンのレベル(ボ-カルやコ-ラス)には達していないと感じるが、若さとパワ-が感じられる。これらのおかげでマニアックな音にはならず、世界中のメロディアスロックファンに広く受け入れられると思われる。
さて、このアルバムを
「ただのクイ-ン等、過去の大物バンド真似だと軽蔑するか」
「クイ-ンのようなメロディ-センスの頼もしいバンドが現代に蘇ったと喜ぶか」
評価がかなり分かれそうだが、私は後者。彼らのようなバンドが売れて、世界中の人々が美しいメロディ-を愛してくれる時代になるといいな。
評価8.2/10
たまにはポップにロックを楽しみましょう。
ザ・ブラック・パレード(初回限定盤)
オフシャルHP(いきなり音が出ます。数曲聴けます)
試聴先(ビデオ)
You Tube(映像)
レコ社日本語情報
ようこそブラック・パレードへ!すべてのロック・ファンに捧ぐ・・・
マイケミはこの一枚でロック・シーンに永遠に名を刻むロック・シーンのニュー・ヒーロー、マイ・ケミカル・ロマンス、3枚目となる究極の野心作
ニュージャージー出身の5人組。シングル「アイム・ノット・オーケイ」、「ヘレナ」、「ザ・ゴースト・オブ・ユー」ともに素晴らしいプロモーション・ビデオの力もあり、大ヒットを記録。メジャー・デビュー・アルバム『スウィート・リベンジ』は全米で100万枚を突破し、プラチナ・ディスクを獲得。そしてイギリスでも人気絶大である。
パンク・ロック・バンドの一言では片付けられないほど、アルバムは多様性にあふれ、パンク・ロックやハード・ロックをベースに、キッズの心をわしづかみにするメロディックさがアルバムを貫いている。カリスマ的なヴォーカル、ジェラルド・ウェイを中心とするバンドの過激なライヴ・パフォーマンスも売りで、日本でもすでに3度来日公演を行なっており、先日もサマーソニック06ですばらしいショウを見せてくれた。
70年代のロック・シーンは実験的なアイデアから、素晴らしいアルバムが多数生み出された。ロックがアートとして、光を放っていた時代を今、マイ・ケミカル・ロマンスが21世紀に呼びもどす。
クイーン『オペラ座の夜』、ピンク・フロイドの『ザ・ウォール』、ビートルズの『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』の3枚から、もっともインスピレーションを受けたとジェラルドが語るのが、この新作『ザ・ブラック・パレード』だ。
官能的にメロディック、ため息がでるほどシアトリカルな新作は、彼らが凡庸なバンドではないことを証明した作品となった。
グリーン・デイのすべてのアルバムのプロデュースを手がけているロブ・カヴァロをプロデューサーに迎えた今作は、メンバーがクイーンの影響を公言しているように、1stシングル「ウェルカム・トゥ・ザ・ブラック・パレード」はまるで「ボヘミアン・ラプソディ」や「伝説のチャンピオン」のようにドラマティックな楽曲だ。このアルバムで彼らが新たなレベルの成功をつかむことは間違いない。
アルバム『ザ・ブラック・パレード』のコンセプトについて、ジェラルドは語る。
「ザ・ブラック・パレードは死を意味している。ザ・ペイシャント(患者)を死が迎えにやってくる。その死はザ・ブラック・パレードの形になって訪れる」
レコ社の宣伝文句がここまで書かれていればもう説明する必要はないな(笑)。
前作2ndアルバム(日本デビュ-フルアルバム)を聴いて、お!なかなか面白い音だな程度の印象で、新作はもう少しでスル~してしまう寸前の状態。危ない危ない…
試聴してもらえば理解してもらえると思うが、前作よりも全体的にポップになった。しかしメリハリと刺激は無くしておらず、楽曲も多様でドラマティック。アルバム1枚聴いていて面白い。捨て曲らしいものも見当たらない。ポップになった為に頼りなさも多分に感じるが、この音世界に入り込めばメタルファンでも聴き込んでしまうだろうと思われる。
メロディ-やコ-ラス等がかなりクイ-ン似になった。懐かしい珠玉のメロディ-が現代に蘇ったと思った。もちろん偉大なクイ-ンのレベル(ボ-カルやコ-ラス)には達していないと感じるが、若さとパワ-が感じられる。これらのおかげでマニアックな音にはならず、世界中のメロディアスロックファンに広く受け入れられると思われる。
さて、このアルバムを
「ただのクイ-ン等、過去の大物バンド真似だと軽蔑するか」
「クイ-ンのようなメロディ-センスの頼もしいバンドが現代に蘇ったと喜ぶか」
評価がかなり分かれそうだが、私は後者。彼らのようなバンドが売れて、世界中の人々が美しいメロディ-を愛してくれる時代になるといいな。
評価8.2/10
たまにはポップにロックを楽しみましょう。
さて、自分も軽い試聴のみでとばしそうになっていましたが
踏み留められてよかったと改めて思った彼らでした。
ほんとの頭の部分だけを聴き、ポップになりすぎてしまったのでは、と初め思いましたがそれだけではなく。哀愁部分もきっちり絡めてありました。
メイジャーキーが多いといまひとつ苦手なのですが
彼らのは明るすぎない、ちょっと陰を残した部分を感じられるんですよね。
前作の「ヘレナ」とそのPVで惚れた彼らの音は
またひとつ大きく前進したと思えます。
実はまだ手に入れておらず前半の5曲までしか聴いていません。
早く後半を聴きたいです(^^)
では、おやすみなさいませ~~
僕もギルさんの感想と全く同じで、クイ-ンのようなメロディ-センスの頼もしいバンドが現代に蘇ったと喜んでおります。
質が高いアルバムで、個人的にはかなり気に入りました。特に"Welcome To The Black Parade"、これに尽きますね。
>彼らのは明るすぎない、ちょっと陰を残した部分を感じられるんですよね。
ここが大きなポイントですね。ただポップなだけではなく、刺激や陰の部分もありました。
アルバム1枚は一気に聴けてしまう素晴らしい出来です。実はそれほど期待していなかったのですが、嬉しい誤算でした(笑)
この出来なら相当売れるでしょう。大物の仲間入りしそうです。そして次のアルバムもかなり期待してしまいますね。頼もしいバンドの誕生と成長はとても嬉しい事です。
古き良きメロディ-が見事に現代に蘇りました。しかも現代風アレンジ付きで。
アルバムもまったく手抜き無しで。好感度抜群ですよね。彼らはこのアルバムで世界中に名を広めるのでしょうね。
>"Welcome To The Black Parade"、これに尽きますね。
間違いなく名曲です。ビデオも良い!