ギルのヘヴィ-メタル、プログレ系音楽室

ヘヴィ-メタル、プログレ系、ハ-ドロック等、幅広く音楽CDの感想を書きます。

Divinefire

2006年10月16日 | Weblog
Divinefire / Into a New Dimension 2006キング

イントゥ・ア・ニュー・ディメンション

オフィシャルHP

試聴先
ない…

レコ社宣伝文句
超劇的美旋律と完全符合する熱血メタル・スピリット噴出!!
メロディック・メタルの新たなる最高水準がここに創られた!!

前作「ヒーロー」以来1年ぶりスウェーデンのメロディック・パワー・メタル“ディヴァインファイア”のサード・アルバム!一言でいうならば「よくぞやった!」と快哉を叫びたい凄すぎる完成度!クリスチャン・リヴェル(Vo.)を中心とする熱血メタル魂炸裂の初来日公演を経て、その美旋律・疾走感・パワー、そして劇的にシンフォニックなアレンジ、その全てが度肝を抜く濃度に達した!ALWAYS IN THE METAL MODE!メタル・フロンティア大推薦アルバムだ!!

【メンバー】
Christian Rivel (クリスチャン・リヴェル:Vo)
Jani Stefanovic (ヤニ・ステファノヴィック:G, Key, Ds)
Andreas Olsson (アンドレアス・オルソン:B)

あちらこちらで評判の高い彼らの新作。この宣伝文句を見ると、まるでメロディックパワ-メタルの激お勧めアルバムのように感じる。もちろん私もこのような音は大好きだ。

アルバムは壮大なシンフォニックイントロで幕を開ける。これは凄そうだと思わせる。

肝心な内容は、平凡な王道ネオクラタイプのメロディックパワ-メタルに、メロデス薬味を追加したサウンド。これにkeyで装飾をしているのだが、楽曲があまりにも平凡すぎてつまらない。まったく煮詰めていない楽曲にkey装飾を追加してごまかしているだけなのかな?という印象。ボ-カルはパワフルそうに思えるが、ただ雑なだけに聴こえる。

自分の感覚がおかしいのかと思い、何回も聴いたが、やはり同じ印象。

評価4/10
がっかり

LOUD PAEK 06 初日 簡単に報告

2006年10月15日 | Weblog
LOUD PAEK 06初日に行ってきました。簡単に報告です。

朝からもの凄い人の行列。10時の開場待ち。会場は広く、大画面スクリ-ンもあり、なかなか良い環境。トイレ、喫煙所も使いやすい。

音もかなり良いし、トラブルもなくほぼ時間通りに進行。難を言えば、バンドの持ち時間が少ない事くらいかな?

観たバンド。

FLYLEAF
女性ボ-カルのヘビィロックバンド?
エヴァネッセンスからゴス度を抜いたみたいと聞いて、さらっと観ました。
う~ん...女性ボ-カルはステキ。

Opeth
初来日で期待と不安でしたが、彼らの存在感は凄い。観客もかなりの数。これほど人気があったとは知らなかった。

すばらしいステ-ジに圧倒されました。危険な観客がいて序盤はどうなるかと思いましたが、無事に終了。彼らを観れただけでも今日行った価値がありました。

次回は単独公演希望。じっくり2時間は観たいな。今回のライブで日本でも人気が出てくれる事を期待。それだけの実力は十分あります。

DRAGONFORCE
序盤がちょっとバタバタしていましたが、中盤から問題なし。
前回(2006)観たライブのように、観客を乗せながら激速で演奏する彼らのパフォ-マンスは最高。自然に手を上げたくなります。堂々としているな~

DIR EN GREY
日本のバンド。海外でも人気があるらしく、ビジュアル系らしい。観客もビジュアル系の方々が沢山いた。音はかなりインパクトの強いメタルサウンド。でもメロディ-が薄くて私にはどうも.....

ANGRA
先頭で観ようとして前のバンド(DIR EN GREY)から前位置を取りに行く。いざ本番前に先頭2列目ゲット。待ち時間の間、隣ででARCH ENEMY が演奏している時に立ち寝してしまい、2列目を取られて3列目に。

いざ始まるともみくちゃ...後悔しました...疲れも出てきてライブに集中できず。演奏は完璧でした。観客も大盛り上がり。さすがの人気。

でも、彼らのライブはCDより音数が少なく不満。CDでの音をライブで再現して欲しいと思った。彼らのライブを観るのは2回目だが、同じ感想。

今日お会いできた皆様ありがとうございます。お疲れ様でした。

残念ながらお会いできなかった皆様もお疲れ様でした。次回何かのライブでお会いできれば嬉しいです。

明日(も)行かれる方、フェスを堪能してください。

これだけ沢山の人が集まればきっと来年も開催されると思います。

しかしこんなに大人数のメタラ-が動員された事は驚きです。日本のメタルファンはかなり多いのか?

噂の女性ボ-カルプログレメタル

2006年10月13日 | Weblog
To-Mera / Transcendental  2006

Transcendental

オフィシャルHP

試聴先

元Without Faceの女性ボ-カル擁する5人組プログレッシブメタルバンド1st。

ヤードバーズのリズムギタリストと同郷で、元 Extreme Noise Terror のベーシストを含む、サリー州サービトン出身のプログレゴスロック5人組、ト・メラの一発目
(ア-クライトオンラインより)

女性ボ-カルのプログレメタルバンドは珍しい。発売前から巷のプログレメタラ-では注目されていた新バンド。

マイナ-調の歌メロで、サビメロも盛り上がりそうで盛り上がらない。感情も意識的なのか、かなり抑えて歌い続ける姿はまるでアンドロイドのように機械的で冷ややか。

自己満足系ゴシックメタルに、同じく自己満足系プログレメタル特有サウンドの演奏陣。ジャズの要素も所々取り入れている。

ゴシックメタル、プログレメタル、どちらとも言えないようなミックス加減はチャレンジ精神旺盛?で、各ジャンルから注目されそうだが、玄人好みになり、うまくまとまっていない印象。早い話が、これだ!という部分がない。楽曲の練り不足が浮き彫りに。

一瞬だけ面白い展開もあるが、これも不発気味。起伏の少ないゴシックメタルサウンド好きな人なら楽しめるのかな?

でも演奏力はありそうなので、今後もチェックはしないと。

評価6.5/10
もうちょい感情を入れて、メロディアスになればな~

Cradle Of Filth

2006年10月11日 | Weblog
Cradle Of Filth / Thornography 2006 ロ-ドランナ-

ソーノグラフ

オフィシャルHP

試聴先

レコ社HP

イギリスのヴァンパイアメタルバンドと呼ばれる(レコ社より)5人組みシンフォニック狂気ブラックメタルバンドの7th。

凶暴でシンフォニック&ドラマティックブラックメタルサウンドが魅力的な彼らの音だが、前作Nymphetamineでシンフォニック度合いが減少し、変化球も少ない直球重視の音になった。それでも楽曲の良さがあったため、彼らの魅力は衰える事はなかった。

1曲目のシンフォニックなイントロから一気に高速で畳み掛けるDirge Inferno(試聴曲)は圧巻。これが最近のCradle Of Filthの凄みだという事を再確認させられる。が、後が続かない….あれれ、地味でミドルテンポ中心だぞ。

新作は前作Nymphetamineからの流れを汲み、更に直球重視のシンプルで薄い音。シンフォニック加減はどこに消えてしまったのかと思えるくらいの地味なメロディックブラックサウンドを聴かせると同時に凶暴加減も衰退し、迫力も減少。楽曲もあまり起伏がなく、過去作からの使いまわしメロディ-も一部にあり、ゲンナリ。いつものように美しく怪しい凶暴音はいったいどこへ?

彼らの強烈な特徴が薄くなってしまった新作。まるで牙を抜かれたドラキュラのようで、血を吸うために人を襲っても、撃退されそうな勢い。

評価6/10
今年は大好きなベテランバンドの新作がことごとく….

一週間ほど

2006年09月30日 | Weblog
一週間ほど海外出張のため留守にします。この間、コメントのお返事ができませんのでご了承ください。

帰国してからバリバリ感想を書きますのでしばしお待ちください。


Rhapsody of Fire

2006年09月29日 | Weblog
Rhapsody of Fire / Triumph or Agony 2006 ビクタ-

トライアンフ・オア・アゴニー

オフフィシャルHP
http://www.geocities.jp/rhapsody_east/

イタリアの劇的物語仕立てシンフォニック&メロディックスピ-ドパワ-メタルバンド6th。

あまりにも醜い音楽が蔓延し、嫌気が差して洋楽から離れていた90年代。
2000年にジャケットがあまりにも魅力的で試聴したPower of the Dragonflameには驚いた。まさかこんなに凄い事をしているバンドが存在するとは。彼らが演奏する劇的物語仕立てシンフォニック&メロディックスピ-ドパワ-メタルは、それまでメタルをバカにしていた私の考えを根本から覆した。ツ-バスドコドコがやかましい!と思ったのだが、それもすぐ慣れた(笑)。CDを買わない世代と化してしまった私がCD散財するきっかけになった思い入れバリバリの大好きなバンド。その後、彼らのCDは全て手に入れたのは言うまでもない。それほど彼らには強い力があった。各作品のレベルも異様に高かった。

前作、前々作あたりから彼らに陰りが見え始めた。俗に言うマンネリ。聴く私が飽きたのかもしれない。彼らも音楽性を少しずつ変化させ、方向性をハリウッドメタルと称し、もっと大きな世界へ乗り出そうとしていた。

先に発売されたルカ・トゥリッリのソロアルバムを聴いて驚いた。今まではもう一つの
Rhapsodyとも思えるような音。それがなんとまったり系オペラになってしまっていた。私が聴きたい音楽はここにはなかった。遠くへ行ってしまったルカ。

そんな折、Rhapsodyが改名したと言うニュ-ス。改名は著作権の問題なのだろうが、嫌な予感がした。

前置きが相当長くなってしまった。読んでくれた人はありがとう!

とうとうRhapsody of Fireの新作を不安な思いで聴く。

これもまったりオペラかい!

さようなら、Rhapsody of Fire。過去の作品は後世に伝えるからね。
新作はルカのソロ同様、聴かなかった事にする。

評価2/10

Into Eternity

2006年09月27日 | Weblog
Into Eternity / The Scattering of Ashes 2006

Scattering of Ashes

オフィシャルHP(いきなり音が出ます)

試聴先

レコ社試聴先(4曲)

DISCOGRAPHYから旧作の試聴可

カナダの4人組プログレッシブデスメタルバンド4th。

プログレッシブメタルとデスメタルを見事に融合させた音楽性は見事。コ-ラスに普通声を取り入れているので聴き易さもある。2ndのDead Or Dreamingは傑作。(DVSレコ-ドからリリ-ス。音質はあまり良くない)

新作は、よりデスラッシュ色が強くなり、メロディ-や魅力的なギタ-リ-ド部分が若干衰退。疾走&一本調子のアルバム内容は同じような曲ばかりで個々に聴くと悪くないのだが、通して聴くと飽きる。もちろんそのあたりに転がっているようなつまらないバンドに比べれば非常に面白い事を演奏してくれているのだが、私が彼らに期待したような強い個性と予期せぬ展開は新作では聴かせてくれていない。

彼らの能力はこんなものではないはずだ!センチュリ-メディア(レコ-ド会社)色に染まったのか、それとも楽曲作成能力は限界で、これ以上の事はできないのか?

評価7.2/10
私は期待が大きすぎたが、まだ聴いたことがない皆様はぜひ試聴を!


激しく妖しいRoyal Anguish

2006年09月22日 | Weblog
Royal Anguish / A Journey Through The Shadows of Time 2006

オフィシャルHP

試聴先

レコ-ド会社(Eluveitieと同じレコ-ド会社)

彼らのジャンル
"The groundbreaking extreme metal band from Florida"

フロリダ出身のデス声男性と女性普通声ツインボ-カル体制4人組シンフォニックメロディックデスメタルバンド。(鍵盤奏者は正式メンバ-ではない模様)

彼らについて詳しい事はまったく知らない。が、いきなり1曲目の音を聴いて驚いた。体が熱くなり、ドキドキもした。

激しくメロディアスで妖しいギタ-サウンドに、キ-ボ-ドによる絶妙なシンフォニックアレンジ。激しい男性デス声に、高音まで良く伸びる妖しく艶やかな女性普通声のツインボ-カル。ブラックメタル風のドラムのようだが、時折不規則に叩いたりもするダイナミックなドラム。

俺の理想だ!ヴァイキング/ペイガンエピックメタルのような民謡調メロディ-やゴシックメタルの要素も時折取り入れた攻撃的でメロディアスな音はUSA出身バンドとは絶対思えない。この音は明らかにヨ-ロッパの良い所取りな音。

メロディアスで血沸き肉踊るクレイドル・オヴ・フィルスサウンドに妖しい魅力の女性ボ-カルが追加され、民謡調メロディ-の隠し味が入ったと思ってもらえれば想像がつくだろうか?

インディ-ズレ-ベルのためか、音質はA級とは言いがたいが、まさかの魅惑的な音発見。

ゾクゾクしながら血が沸騰する。

評価9/10

メンバ-
MATT KNOWLES - Male Vocals, Rhythm Guitars
KATY DECKER - Female Vocals
MARIUS KOZLOWSKI - Lead Guitars
SEAN TIBBETTS – Bass

アマゾンUSA

Fairyland

2006年09月20日 | Weblog
Fairyland / The Fall Of An Empire  2006 マ-キ-

ザ・フォール・オヴ・アン・エンパイア

オフィシャルHP

試聴先(表記してあるが、ペ-ジがない!近いうちにか?)

宣伝文句
迷宮の扉は時空を超え今、再びここに開かれる…
現世のストーリー・テラー「フェアリーランド」が綴る古の華劇第二幕、究極のエピック・メタルが奏でる至上の楽園。

フランス出身のエピック・メタル・バンド「フェアリーランド」、ヴォーカリストに「マジック・キングダム」の「マックス・レクラーク」が加入して制作された、 ファン待望の2ndアルバム。より劇的に展開する、現代のストーリーテラーの真髄がここに!

フランスの5人組シンフォニック&メロディックパワ-メタルバンド2nd。
そうか!エピックメタルバンドだったのだな。

いつも歌い手に恵まれないバンド。前作は現ドリ-マ-カ-の女性ボ-カル、エリサ嬢?を起用したが、エリサ嬢のいつもながらのへたうま加減のおかげでB級の匂いがプンプン。

今回は男性ボ-カルに変更になったが、またしても上手!とは言えない歌が品質をかなり落としている。それでも繰り返し聴いているうちに馴れてくる。慣れとは恐ろしいものだ(笑)

サウンドは厚過ぎず薄すぎない絶妙なシンフォニックアレンジのファンタジック&ドラマティックなもの。ラプソディ-程大仰ではないが、かなり近いものがあり、随所に見せる厚いコ-ラスが更に音の厚みを増してくれる。メインボ-カルのB級な歌を軽く聴き流せるようになると彼らの良さがどんどんにじみ出てくる。2曲歌っている女性ボ-カルは悪くない。彼女が中心になって歌った方が良いアルバムになるのは間違いない。

アルバムは全編通して聴いても強弱があるので飽きさせない。もちろん微妙?な曲もあるが、緻密な音作りを堪能できる。

ボ-カルがちょっとしょぼいラプソディ-だと思ってくれ!(謎)

評価 7.5/10

次はもっと上手な歌い手を起用してね。バンドの方向性は大好き。

Chara

2006年09月15日 | Weblog
Chara / 世界 2006年9月

世界

オフィシャルHP&ちょっと試聴

試聴先

最近街中でながれているCharaの新曲。

表現力豊かな歌唱と、覚えやすくキャッチ-なサビメロは久しぶりにJ-POPを聴かせるだけの強い力があった。

どうにもメタルにあまり良い新作がなかったせいなのか、とても新鮮。

これ音楽の基本だね。すばらしい!

実はまだラジオでしか聴いていない事は内緒(汗)
ニュ-アルバムが出たらちゃんと聴くからね。

評価 頭の中から離れない。