散歩の閑人:メタ坊っちゃまのYOASOBI?

若気の至りが過ぎてメタボでも、世遊びは辞められない。

千葉勝浦・ホタルを見たよ

2010年05月22日 | ☆千葉県

久しぶりに千葉勝浦へ出かけた。
当日は、秦野・南足柄で植樹祭があり、天皇皇后両陛下行幸に伴って交通規制が敷かれ、東名高速道路を基点に県内が大渋滞したなか、何も知らないで出かけたものだから、一般道も含め、事故かな?なんて思いながら、対向車線の車の連なりを眺めつつ、保土ケ谷バイパスから首都高、アクアラインへと入っていった。
さすがに、海ほたるは「満車」の表示が出ていたものの、昼食をとろうと入っていって、車を停めたところは「うみめがね」の前。
前々から気にしていたけど、じっくり見たことがなかったので、のぞく。



東京湾の地下にトンネルを掘ること自体、すごい技術だと思っていただけに、展示を見て、なお一層その思いを深くした。
今のように景気が低迷して、巨大プロジェクトが聞かれない中で、この技術が後世に引き継がれるのか否かを危惧してしまう?
どこの世界も同じだけど、経験者が次の世代に技術を伝えていく仕組みをつくらなければ、いつか途絶えてしまうことだろう。
そういう自分も含め、だれもが日々余裕のない中で仕事に追われているから、引き継ぎも満足にできないし、まして技術を教え込むなんて暇もない。
事故や事件が起きると、原因究明はするものの、それこそ生け贄を捜して処罰し、今後は気を付けるといわせたきり、将来起こりうる第二、第三の事故については先延ばしして、時間の過ぎるのを待っている。
安全は、神話として語り継がれているにすぎないと思う。
アクアラインも、あのハマコウがこだわらなければ出来なかったと聞いた。
それも、2本掘り抜いただけでは気が済まず、もう1本掘れるようにしてあるほか、海上部分の橋桁も、上下線1車線ずつ張り出せるように設計してあるというから、あながち暴力議員なだけでなく、将来を見越した先見性もあるんだと感心した。
それを当初、通行料4500円?にし、批判を受けて次に3500円?にし、その通行料の高さから閑古鳥を鳴かせ、無用の長物のようにしたのは誰なのだろう?
そこにモリケンが登場して、800円に値下げしたことから、一気に評価が変わりだしたのは歴史の皮肉だ。
東京湾8の字構想というのがあったが、観音崎から富津岬にトンネルを掘るというプランは絵に描いた餅になりつつあり、おかげで三浦半島は行き詰まっている。
横横バイパスの終点を佐原からカーブさせて大津へ持っていったのも、館山道路が木更津南で一部分岐しているのも、その構想の名残である。
これから先、延伸する圏央道を茂原から分岐させ、トンネル掘削技術を継承するために、外房を廻って館山道路と循環させ、富津から大津ではなく、鋸南から久里浜へ第二のアクアラインを造ったら、モリケンは本当に「俺は男だ!」といってもいい。
横須賀のために小泉純一郎が何をしたか私は知らない。
せめて、せがれ進次郎は、祖父「野人の又さん」の“次郎”をいただいているのだから、武山まで伸びた三浦縦貫道を三崎まで引っ張るぐらいの力量があるのか、ないのか?

さて、話が横道に逸れた。
海ほたる・・・困ったときの「三崎港」で、寿司をつまんで、またハンドルをにぎった。


君津から久留里へ向かうと「もくもく村」という看板が頻繁に出てくる。
何だろう?と行ってみると、ログハウスの展示場だった。

夏の暑さを思わせるような日差しでも、まだまだ新緑の濃淡が山を彩っているので、養老渓谷へ迂回した。
撮影ポイントとして名高い踏切で、偶然にも小湊鉄道の車両が通り過ぎていった。

養老温泉へ下りていくカーブの展望場所から、栗又の滝を眺め、一時の涼風を感じて、くねくねとした山道を進んでいく。

やっとのことで、常宿のブルーベリーに到着。
今回も、いつもどおり「禁煙」で、とお願いしたら、違う部屋へ案内された。
保養所契約専属の部屋は、まだまだ別にすることは出来ないが、それ以外は禁煙と喫煙を分けることにしたのだという。
それでも、完全にリニューアルしたのではなく、割合に臭わない部屋を徹底的に換気し、消臭をかけたのだという。
テーブルに置かれた「NO SMOKING」という表示が誇らしげだ。

神奈川県でも、禁煙条例ができて、不完全ながらも全国にさきがけた。
問題は、禁煙ルームに宿泊して、喫煙する宿泊客の多いこと。
禁煙ルームで喫煙されると、臭いを取り除くために、かなりの日数、部屋が使えなくなり、消臭のための人員や経費がかかるのだそうだ。
喫煙より禁煙の方が部屋がヤニっぽくないというのが、禁煙とうそぶいて宿泊する喫煙者の勝手な言い分らしい。
あるホテルでそれを予防するため、煙探知機の感度を上げてみたら、そこいら中で警報が鳴り出し、禁煙ルームで喫煙している客の多いことに閉口したという。
そして、タバコを吸うと煙探知機が作動するという大きな看板を表示したが、それでも鳴りやまないと聞いた。
人が見ていないと、歩き煙草をする、ポイ捨てする・・・その身勝手さに弁護のしようがない。
タバコに「百害あって一利なし」は常識である以上、擁護する意味がわからない。
よく麻薬と同じと形容されるけれど、本人以外に他人にも影響を与える意味では、もっと質が悪いと考えるべきだろう。
対コストで考えるなら、タバコを禁止すれば、タバコにまつわるゴミもCO2も事故も減り、空気もきれいになり、タバコを吸うために仕事を抜け出す時間も節約され、そして、肺ガンなどにかかる医療費も緩和される・・・いいことずくめじゃないか!
愛煙家を自称している人がガンに罹ったと聞くと「本望じゃないですか!」というので、私が見舞いに行くというと断られることが多い。
普段から「タバコでガンになって馬鹿を見るのは、本人ばかりではなく、家族も被害者になるから、禁煙した方がいいですよ」と忠告するようにしているからか、私に合わす顔がないというのも本音だろう。

また、横道に逸れた。
オーシャンテラスでのディナーは・・・
アボカドとカツオのタルタル、わさびドレッシングとレモンソース

ハーブ鶏の入った完熟ミネストローネ

勝浦漁港水揚げスズキのポワレ アメリカンソース

スペアリブのブレゼ 新じゃがとともにジェノベーゼソース

2種のパン

5種のムースケーキ

そして、コーヒー


ところで、6月5日までの金・土曜日の夜、ホタル鑑賞会をしている。
ホテルでホタルが鑑賞できる訳ではなく、ホタルの生息地まで送迎バスを走らせて見に行くのだ。
先着予約順で、定員がある。
場所は、秘密の場所、つまりミステリー鑑賞会。
途中、酒井法子夫妻が使っていたピンクハウス近くを通過する。
案内がないので、あえて聞いてみると、地元では多くの芸能人がサーフィンに利用していたことで有名だったそうで、不審火で焼失したことにはビックリしたそうだ。
今年は、遅くまで低温だったのが響き、ホタルが出ていないと念を押された。
でも、運よく、何匹かの乱舞を見ることができた。
例年より、1週間遅いらしい。
たぶん、5月29日がピークじゃないか、と地元の人がいっていたので、興味のある人は泊まりに行って見てください。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「軍鶏郭茶寮」自然卵のとろ... | トップ | 千葉勝浦・ラベンダー摘み »

コメントを投稿

☆千葉県」カテゴリの最新記事