散歩の閑人:メタ坊っちゃまのYOASOBI?

若気の至りが過ぎてメタボでも、世遊びは辞められない。

タバコスウシヌソワカ

2007年12月02日 | ☆たまに修行
高野山の宿坊に泊まって、朝のお勤めに参加したことがある。むやみやたらとサンバカサンバカという言葉が耳についた、日もまだ昇らぬ午前5時。3月のことだから異常に寒かったのを覚えている。電気カーペットが敷いてあったので、さすが客商売だなと思えたし、夕食に般若湯が付くのも当たり前なようで、旅行社の人に聞いたら、カラオケもできるし、コンパニオンも呼べるそうだ。さすがに精進料理は売り物だから結構きっちりできている。料理番の人はほとんど板前さんのようなものだと思っていたら、お札書きやお勘定までするので支配人兼料理長のような存在だ。夕刻、入浴時刻になったので早速大浴場に行ってみると、すでに入っている人がいる。坊主頭なので、団体さんを引率してきた地元のお坊さんかと思ったら、朝のお勤めで真ん中に座り経を唱えている、住職(院主?)だった。ところで、経を唱えると必ずと言っていいほど「ソワカ」という接尾語が聞こえる。これは「成就」する意味だそうで、真言らしくその言葉を唱えるだけで願いが叶うようになっている。無論、修行した者が唱えられればの話しなのだろうが、私としては、厭なことがあったときは「アビラウンケンソワカ」、歩行喫煙している人が前を歩いているときは「タバコスウシヌソワカ」と唱えるようにしている。
今朝も10メートルほどしかない家の前の道路を箒で掃いていると、スイガラが15本ほども落ちていた。側溝の金属製の格子の蓋には、タバコの口取りビニルが丸めて3ツほど押し込まれていた。JTがマナー向上を訴えているが、タバコ飲みは利己的な人が多く、無理な相談だ。喫煙者の肺ガンの治療は、飲んべえの肝硬変と同じ、治すというよりも医薬によりどこまで延命できるかのデータ取りでしかない。と自分に言い聞かせつつ、また掃き掃除でスイガラを数えている。

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