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気分は南米?~多文化&SDGs日記

四国を経て、浜松に三度漂着したかっぱの近況

えんぱねるあ2010春合宿

2010-04-08 21:59:58 | NPO/NGO
週末は昨年の合宿に続いて、毎年恒例の「えんぱねるあ」の合宿へ。NPOのスタッフや活動に関わっている仲間たちの“癒し系”合宿勉強会で、今年はます、かすみ、みの、もこ、ゆーじ、えり、マーキー、私の8人が参加。

初日はそれぞれの近況報告と、市民社会をとりまく社会状況分析。
市民活動の活動最前線にいる同志との議論は刺激的で楽しい。それぞれがプロのファシリテーターなので、お互い意見を引き出しあって、時間通りにきちんと話が集約されていくという点でも、安心して言いたいことを言いあえて、聞きたいことも聞ける。
活動の分野こそ違うけれど、目指している「市民社会」像を共有しているだけに、違う切り口からの現状分析は毎回勉強になる。「ぷろぼの」「ワールドカフェ」「ベーシックインカム」といった新しいキーワードを説明したり、「新しい公共」や「ESD」について議論を深めたり。水俣の甘夏を肴に話し込んだ。(写真クリックで拡大)

若手の集まりとして始まった組織も、結婚や子育て(イクメン!)の真っ只中で、組織としての活動はほとんどできていないけれども、ゆるやかな繋がりの自助組織、共助団体として続けていこうという点は満場一致。
二日目は、今後の課題として「政治とNPO」「次世代育成」が出たのが面白かった。超多忙な仕事や活動の間をぬって、自分たちの議論を深めたい話題を持ち寄った自主勉強会の「えんぱサロン」。今年もどこまでできるやら、だけど、実現させたいね。「ワカモノの視点でマニュフェストを読む」は参院選前の7月1日に開催予定!

解散後は三浦海岸を散歩。肌寒かったけれど、海の空気をいっぱい吸ってリフレッシュ♪
真ん中が抜けたヨツアナカシパン?の殻やスカシカシパンの殻片(写真、でかっ!)、トビの死体、オオソリハシシギ(生)、グミ(ナマコの仲間)などを観察。
ホンダワラの仲間の海藻、アカモク丼はねばねばで美味しかった。シコイワシの刺身とから揚げも美味しかったけど、愛知のセグロイワシ、愛媛のホオタレイワシと同じ「カタクチイワシ」で、しらす、ちりめんの原料なのね~~。

地球市民賞 いただきました!

2010-02-27 21:52:26 | NPO/NGO
エヌポケの多文化事業が評価されての受賞ということで、代表、多文化担当の2人と共に、私も国際交流基金の授賞式に行ってきた。
2年前は「えひめグローバルネットワーク」がその場にいたことを思うと、二重に嬉しい。なんたって受賞団体は日本の名だたる団体が名を連ねているから。

今回、受賞した徳島のグリーンバレーは「創造的過疎」をうたって、アートを柱としたグローバルな地域活性化を図っている団体。茨城の自然生(じねんじょ)クラブは知的障害者による環境保全型農業+アート活動+国際交流に取り組んでいる。自然生クラブの「創作田楽」の発表は素晴らしかった!

エヌポケでもアート×多文化が評価されたわけで、「アート」の力はすごいなぁ~と。今年も映像・演劇で何かできないか、助成金申請中。アーティスト的素養には著しく欠ける私だけれど、アートの力を借りて多様な市民を巻き込む活動をこれからも仕掛けていきたい、と改めて思った。

というわけで、東京でも話題になった「たけぶん」センターに明日は行ってみようかと。
おっと、暖かくなって畑仕事と田起こしも待っている。今週末も忙しいぜ!
とりあえず、今は五輪の終盤戦!!パシュートとアイスホッケーに

エヌポケ新年交流会「今、ボランティアにできること」

2010-02-03 00:06:20 | NPO/NGO
日曜日は毎年恒例の「新年交流会」。今年もスタッフが多忙すぎて「どうする?中止しようか」という話もあったけれど、「新年会と総会はジャンルを超えて会員が交流する場だから絶やしたくない」と敢行。
約30人の参加でこじんまりと、でも中味の濃い交流会になった。

今回は、ペシャワール会のDVD上映と静岡ボランティア協会カレーズの会の小野田全宏さんの講演。
ボラ協設立から33年の活動を振り返り、障害者に寄り添うこと、伊藤和也さんの家族に寄り添ったことを通じて、「原点に帰る」「声なき声こそ大事にしよう」とメッセージ。
「アフガニスタンに命の水を ~ペシャワール会26年目の闘い~」のDVDは、戦乱と旱魃で乾ききった不毛の大地に水が流れ、緑の絨毯に変わっていく様子が実に鮮やかだった! 現実は計り知れない困難の連続だっただろうけれど、危険な情勢にもかかわらず希望の種を蒔き続ける人たちの姿は、新年にふさわしい映像だった。
そういやMAFの運営委員で活躍していた医大生の山本君は中村医師の鞄持ちでパキスタンに行ってたけれど、彼はどんな医師になったのだろうか。

小野田さんが最後に読んだマザーテレサの言葉を書き留めておく。
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『あなたの中の最良のものを』  マザー・テレサ

人は不合理、非論理、利己的です
気にすることなく、人を愛しなさい

あなたが善を行うと、利己的な目的でそれをしたと言われるでしょう
気にすることなく、善を行いなさい

目的を達しようとするとき、邪魔立てする人に出会うでしょう
気にすることなく、やり遂げなさい

善い行いをしても、おそらく次の日には忘れられるでしょう
気にすることなく、し続けなさい

あなたの正直さと誠実さとが、あなたを傷つけるでしょう
気にすることなく正直で、誠実であり続けなさい

あなたが作り上げたものが、壊されるでしょう
気にすることなく、作り続けなさい

助けた相手から、恩知らずの仕打ちを受けるでしょう
気にすることなく、助け続けなさい

あなたの中の最良のものを、世に与えなさい
けり返されるかもしれません
でも、気にすることなく、最良のものを与え続けなさい

最後に振り返ると、あなたにもわかるはず
結局は、全てあなたと内なる神との間のことなのです
あなたと他の人の間であったことは
一度もなかったのです

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11月に手術をした全盲の友人みのりちゃんが、歩いて来たことも嬉しかった。
まだゆっくりな歩みだけれど、この日から自立生活に復帰とのこと。おめでとう!!

ポンチ絵&サンセット事業

2009-09-11 21:20:40 | NPO/NGO
今朝はお弁当を作っていて、足元で何かを踏んで「ん、輪ゴムかな?」と見たら…
   ゴキだったーーーー 

朝からギェー! めっちゃ凹んだ。最近うろうろしてたから団子おいて早速効果が現れたんだけど、何も朝から素足で踏まなくたって~~~
私にだって苦手な生き物はいるんだーい。


最近、浜松市の多文化関連事業に文科省、文化庁、県、市の事業費がどかーんと注ぎ込まれていて、どこがどれだけ事業をやっているか、調査・整理中。
その中で「サンセット事業」という言葉が出てきて、なぜに夕日?と思ったら、「3年間限定」「期限付き」をひっかけた事業のことを指すのだそうだ。

前に「ポンチ絵」(“ポン・チエ”にあらず)がえんぱねるあ合宿(NPO中堅スタッフの自主勉強会)で話題になったけれど、事業の図解を絵で描く←漫画←ポンチ絵、から来ているらしく、土木や環境関係の行政マンがよく使っているのを聞く。

えんぱねるあでは「サル仕事」(=サルでもできる/サルの手も借りたい単純作業)がNPO用語かどうかも話題になった。
某NPOセンターの申年の理事に「サル仕事なんて失礼よっ!」とお叱りを受けてしまったけれど、ニュースレターの発送作業のような“サル仕事”は頭脳労働に疲れた時におしゃべりできる癒しの時間だったりする。

行政委託事業とNPOの情報公開の問題については、また項を改めて。

近況~週末は活動三昧!

2009-05-20 22:56:35 | NPO/NGO
先々週の週末はブラジル人のための学習教室ARACE(別名マイの会)に行き、元上司で浜松市議のYさんとNPOや市政について夕方まで話しこむ。が、またもや結婚を勧められて閉口する(苦笑)。昔から断り続けているのに~~。
翌日はARACEのMさんと市野のジャスコへ。大きなショッピングセンターの駐車場はほぼ満車で、外国人の姿もちらほら。Mさんいわく「子どもたちにバイトの場を提供しつつ、稼いだ金も消費させて吸い上げている」。
家へ帰ってからも外国人の家庭環境や学習について、情報&意見交換。気がついたら日付変わってた!

先週土曜は、安間川の水仙プロジェクトに早朝から出動。3年目は140人が参加して6000個を植えるイベントになり、小学生から高齢者まで多様な人たちと川辺で2時間楽しく作業。
しかし、事務局は今もNPOが担っていて、なかなか地元の組織が育たない。安間川事業もかれこれ8年目だけれど、地域の自立は難しい。
帰りにあちこちのブラジルスーパーをチェックしていたら、ブラジル人のセリアさんと3年ぶりにばったり会う。元気そうで何より!

日曜日は路上演劇祭のワークショップへ。成澤さん、蟹谷さんの指導で音を出したり、ロールプレイングをしたり。「ぼくの曾おじいちゃんは日本兵だった」の練習は、インドネシアの歴史をさらいながら劇を作っていく。
来週発表なのに間に合うのか?という心配もあるけれど、劇をつくるプロセスと、わかもののペースを大事にしたい、と思う(という私は「見てるだけ」なんだけど)。
ちなみに「被抑圧者の演劇」を書いたブラジル人のアウグスト・ボアールが白血病で先日亡くなったことを今日知った。

月曜はN-Pocketで来週の中電のCSR講座の打ち合わせ。重信川泉めぐりの事例を紹介する予定。火曜はホームページの手直し。来週、再来週はH中学で「日本国憲法と人権」をテーマに多文化の講演依頼。ネタはあるけれど切り口がむずかしい。憲法ねぇ…。

今週土曜は、「外国人生徒を中心に据えたカリキュラム作り」の講演会へ。日曜は路上演劇祭の本番。
来週末は外国人医療援助会(MAF)とN-Pocketの総会。その次の週は豊田市で森の健康診断…とNPO三昧の日々が続く。

同志のエコ・ウエディング・パーティー

2009-04-12 15:02:58 | NPO/NGO
昨日は15年来の環境・NPOつながりの同志であるモコちゃんの結婚パーティーへ。
本人とは先週末の合宿で会っていたのに、3日前に突然「冒頭の短い挨拶をお願い」というメールが来て、会場でそれが「友人代表のスピーチ」であることを知り…自分のグダグダなスピーチに滝汗

それはさておき、えんぱねるあ(2つ前のエントリ参照)の仲間たちが中心に台本も名札も手作りで準備。司会の二人はカエルとパンダの着ぐるみで奮闘。カメラマンや受付もみんなで分担し、日頃活動現場でバリバリやっているだけあって手馴れた運営だった。
雅楽師のM君の篳篥(ひちりき)を吹きながら先導して新郎新婦の入場。司会のカエリちゃんは「緊張で手が震えた~」と言ってたけど、それすらも演出に見えて周囲から突っ込まれるという芸の細かさ(笑)。
お相手のKさんも環境関係の方で、花嫁のドレスはこだわりのオーガニックコットンだし、環境マニアッククイズ♪も盛り上がった。

来ている人は北海道から沖縄まで環境系・NPO関係者をはじめ150人以上!結婚が決まった時に「パーティをやるにも普通の会場じゃ入りきらないから、東京ドームでも借りようか?」なんて話も出たぐらい、モコちゃんがこの業界のキーパーソンであり、素晴らしいネットワーカー、コーディネーターであることを反映していた。

エコリーグや A SEEDは同窓会状態だし、ESDやNGOの関係者とは転職の挨拶であちこちで名刺交換。ええ~、この人もモコちゃんつながりだったのー?!という縁がつながったり、意外なダンス仲間にも会うし、びっくりの再会や出会いがあって「世界は狭い!」。
学生時代に同志だった仲間たちが、夫婦になっていたり、子どもを連れている姿に時の流れも感じてしまった。 私も孫がいておかしくない年齢だし…(笑)。

ここ数年、物理的になかなか仲間の結婚パーティーには出られなかったけれど、久々にラブラブハッピーのおすそ分けをいただきました~。
モコちゃん&Kさん、おめでとう 末永くお幸せに~

えんぱねるあ2009春合宿~NPO癒し系勉強会

2009-04-08 22:53:35 | NPO/NGO
週末は昨年の合宿に続いて、今年も「えんぱねるあ」の合宿に参加。NPOのスタッフや活動に関わっている仲間たちの毎年恒例の“癒し系”合宿勉強会で、今年は9人が参加した。

初日はメンバーの近況報告と、市民社会をとりまく社会状況分析のブレーンストーミング。飲みながら1時まであーだこーだ話をして、社会の課題は不況をはじめ、いろいろ出たけれど、アイデアや提案も「ピンチはチャンス」と同じぐらい出た。
その中でも「三権分立の見直し」「政治リテラシー」「メディアの伝え方」「IT利用の課題と活用」という共通課題も浮き彫りになった。

メンバーそれぞれが仕事では中堅、私生活も結婚や子育てにかかる多忙な年代で、昨年は年度後半に予定していた月一の勉強会がほとんど中止になった。でも、互いのエンパワーのためにも、やれる範囲で続けていこう、ということで、来年はそれぞれの活動現場に参加するという形で事業計画を練った。
セミクローズドな勉強会だけど、NPO関係者は歓迎なので「参加してみたい!」という人はメールください。

私にとっては年に1回しか顔を合わせないメンバーもいるけれど、「市民社会」の共通言語でツーカーに話が進んでいくのは刺激的だしホッとするし、こういう同志がどこかにいるということ自体も活動の支えにもなっている。
地方にいるから見えない部分もあるし、地方だからこそ見えることもあるし、そういう視点や立ち位置を確認できることも大きい。中間法人が一般社団法人になったことも今頃知ったし(汗)。

今年の会場は真鶴のゲストハウス「Shizen」。海を見下ろす丘の上に立つ、昭和30年代の民家を750万円で改修した落ち着いた和モダンの小さな平屋で、オーナーのゆきさんの手料理がとても美味しかった。今年は卓のこだわり日本酒国産ワインや私が持参した水俣甘夏もあって、食の充実は嬉しかった。
残念ながらオーナーが6月いっぱいで渡豪してしまうので、来年は使えそうにないのが残念だけれど、宿の魅力にも癒されたのでした。

送別会3、4~モザンビーク&サルサ

2009-03-18 23:34:40 | NPO/NGO
仕事がエンドレスにある…仕事場でアップ。

昨日はえひめグローバルネットワークの送別会。私のほかにも大学や高校卒業で松山を去る人が4人。みんなインターンやボランティアで多大な貢献をしてきたメンバーで、いろんな思い出が詰まっている。
私は一番大変だった大統領来訪&研修生来訪時にほとんど役に立てず、後方支援ぐらいしかできなかったし、むしろ私がいろいろ学ばせてもらうことの方が多かった。

代表の竹内さんには愛媛に行く前からお世話になり、松山に来てからも公私に渡ってお世話になった。スタッフ、ボランティアのみなさんにも諸々助けていただいた。「サヨナラ」ではなくて、これからも同じNPO/NGOの世界でがんばって行きましょう!とエールを送りたい。


2次会は、なじみのサルサバーへ「バーデビュー」のプレ大学生たちと。キューバ帰りでラティーノ・モードの大学教員が来ていて話が盛り上がっていた。
それにしても、松山のメンバーはサルサが上手い。気持ちよーくクルクル回してくれる。
「一年前に比べて随分上手くなった?」と言ったら「そりゃアホみたいに毎日何時間も練習したもん!」と若いメンバー。やっぱり見えないところですごく努力しているんだー、としみじみ。私も見習わなくては…。
私は週1回の練習もなかなか行けなくて上達が遅いし、すぐリセットされてしまうけれど、Miyo先生の丁寧な指導で苦手だったターンと体重移動はコツがつかめてきた、かな。浜松はサルサが盛んだけれど「松山に行って上手くなったね」と言われたい!

松山のサルサメンバーは本当に練習熱心だし、外の人も受け入れてくれるアットホームな雰囲気がとても心地よい。このメンバーをバーごと箱にパッケージして浜松に持って行きたいよーーー!!

さて、これから24時間温泉に寄って帰ります。
明日は事務仕事の引継ぎ、そして楽しい週末企画&引越しだ!!

松山最終日は23日。それまでにこの仕事の山を何とか終わらせよう……。

送別会その2~変態系&不審部&NPO

2009-03-15 14:19:25 | NPO/NGO
昨日は寝坊して興居島のエコツアーをぶっちぎり(涙)、夕方はサルサ、夜はNPO仲間が開催してくれた送別会へ。
まつやまNPOセンターのKさま、愛媛生態(変態?)系保全管理のOさん、黄レンジャーの○田清美ちゃん、古紙バトルで肉離れのSさん、梼原の有機農家のTさん、えひめグローバルネットワークの若きTさん、Yさんたちと瀬戸内の魚をたっぷり堪能。鯛に太刀魚、サザエにアワビ、岬鯵(はなあじ)、岬鯖(はなさば)の刺身うま~~。さらに干物に寿司に天ぷらにフライと豪勢に魚づくし。
愛媛は食べ物、特に海鮮が美味いのだーーー。

二次会から家族支援フォーラムのYさん、税理士のI先生も合流し、先輩の結婚式スピーチの原稿に苦闘しているKさんを横目に(今日が結婚式のSさん、おめでとうございます)、NPO話や生物話やその他諸々話がはずみ、気がついたら日付が変わっていた。
下エントリの「なぜ結婚しないか」話も再燃するし、話すことは尽きなくて、楽しい夜だった。

ここでも「いなくなると寂しい~~」って…
やめてよぉ~。私も寂しくなるじゃないかぁぁぁぁ~~~。

今回来られなかった人も含めて、NPO仲間には公私共に支えてもらったし、大変な時は励ましあい、楽しい時は底抜けー☆に楽しみ、2年間お世話になりました。このブログのネタも1/3ぐらいはNPO絡みだったような…。この出会いなくしては、松山・愛媛をここまで堪能できなかったし、ナチュラリスト復帰もなかった。本当にどうもありがとう!!!

土地が変わってもお互いの活動は続いていくし、今後もどうぞよろしくお願いします。
そしていつかまた、再会しましょう!!!  それまでお互い腹筋を鍛えよーぜー(笑)

生命保険~非正規・契約雇用者の選択肢は?

2009-03-06 20:15:40 | NPO/NGO
最近、保険屋さん(ライフプランナーつうんですか、おばちゃんではない)の知り合いができて、生命保険の話をする機会があった。なんでも9割の人が生命保険に入っているのだそうだ。

これまで2~4年おきに転職してたし、仕事に手一杯で将来設計は先送りにしてきた。専門学校に勤めていた時に掛け捨ての共済保険に入っていたけれど、いたって健康だし、NPOの時は収入が少ないしで入らなかった。
子どもも孫もいないから、生保なんて不要だと思っていたけれど、国民年金がもらえたとしても月7万円?ぐらいで、厚生年金を足しても10万やっと超す程度。
自分の懐加減をシミュレーションしてみたら「老後の経済的不安」が見えてしまい、さすがにこのままではヤバイ?!と遅まきながら焦りはじめた。

しかし、生保の毎月/毎年きちんきちんと定額(しかもこの歳から入ると少なくない金額)を納めるというしくみは、正規終身雇用の人の話であって、非常勤の掛け持ちだったり、正規でも契約職員で雇用が不安定なNPOスタッフには非常に厳しい話である。
NPO仲間は「企業や行政で正規雇用で勤め上げた人を前提にいろいろな制度・商品・サービスが出来ているけど、今のような非正規雇用の20代・30代を前提としたものが今後出てくるかもしれない。それが貧困ビジネスでなければ歓迎したい。」と言っていたが、痛く同意である。

今年は給与がバブリー(といっても2年で平均すると年収300万代)で貯金ができたので、ただ銀行へ預けるより…と思ったのだが、昨今のマネーゲーム、金支配社会に加担したくない、という思いもあって葛藤している。

来年の仕事は保障されているけれど、それ以降はまたNPOで働くことを考えている。
年収200~250万円で試算すると(←NPOでは高給取りの金額)、生保で積み立てても1000万円には届きそうになくて、ちょっぴり切なくなった。
他の業種や同期の年収を比較するとバカバカしくなるので考えないことにしているが、老後は今以上に切り詰めないと厳しいのか、と思うとね…。
こういう仕事、働き方を選んだことは後悔はしていないけれど、一歩間違えれば自分も貧困層に滑り落ちかねない危うさに不安も感じている。

ならNPO以外に就職すればいいじゃん、と言われそうだが、これがライフワークだと思っているし、2006年に就職活動してみて、この歳とこのキャリアで普通に就職するのは難しいということがよくわかったので…。
「大学は?」とよく聞かれるけど、今みたいな契約職員はありでも、博士過程を出てないので研究者にはなれないし、その資質もない。

金だけが人生じゃない、腹くくって生きるしかない!
NPOでも食っていける道を開拓するしかない!!
と闘志に変えてやっていくしかないですね。
全国の同志のみなさん、お互い助け合ってがんばろーーー!!!