9日7:30に諏訪之瀬島に到着!
つもる話もあるけれど、お天気がいいうちに山へ。
出張所に登山届を出しに行ったら、「久しぶりね!」と覚えている方がいて仰天。びょえー!
10:00に登り始めて、14:30下山。旧火口の下あたりまで登ってきた。
マルバサツキは標高450mから上の溶岩地帯で咲いているけれど、ピークは越えて咲き終わりな感じ。

こんな可憐で小さなマルバサツキだけれど、25年間、植生がほとんど変化していないということは、噴火後200年近く、ずっと似たような植生で、実はとんでもない高齢の魔女みたいな花なのかも?!

標高600m、旧火口の西側斜面、黒い溶岩地にピンクの群落が一面に広がっていて、そこを雲が流れていく。これ、この光景をずっと見たかった!!!

私以外、人もヤギもいない、聞こえる音は虻の羽音と遠くのウグイスだけ。
今日は火山も静かで山鳴りもない。

静かな光景を眺めていたら、雨がポツポツ降り始めたので、12:20に下山し始めた。
以前は何度も何度も登って稜線の形を覚えていたけれど、今は登山口が違うので、霧に巻かれてどの稜線を下りるかわからなくなって焦る
視界が白くて目印となるピークや岬が見えず、位置と方向の特定もできない。地図とコンパスを握りしめて、霧と雨が晴れるのを待ち、少し見通しが開けたところで、青と赤のペンキを頼りに下山。
雨具は着たけれど、汗と雨でかなり濡れた。
できれば標高ごとのマルバサツキのパッチサイズと樹高を記録したかったけれど、今回はそんな余裕もなかった。
スコリア溶岩のマルバサツキ・ハチジョウススキ群落は、25年前からほとんど遷移が進んでいないけれど、中腹の照葉樹林は樹冠が大きくなっているような気がする。
島の周囲は断崖絶壁やゴツゴツした溶岩が露出する火山島で、植生も集落周辺はリュウキュウチクが優占し、およそトロピカルな景観とは程遠い島だけれど、鳥の声は亜熱帯!
カツオドリ、アカヒゲ、アカコッコ、アカショウビン、カラズバト、イイジマムシクイほか。ズアカアオバトもそのうち出るはず。

以上、諏訪之瀬島1日目のレポでした。台風は明日最接近だそうです。

注:諏訪之瀬島はトカラ列島のほぼ中央に位置し、長径8.5km、短径5kmと2番目に大きい。最高点は御岳の799mで、ストロンボリ型火山。
人口は20数年前は70~80人で、今は62人。郵便局が4月に出来たそうです。
つもる話もあるけれど、お天気がいいうちに山へ。
出張所に登山届を出しに行ったら、「久しぶりね!」と覚えている方がいて仰天。びょえー!

10:00に登り始めて、14:30下山。旧火口の下あたりまで登ってきた。
マルバサツキは標高450mから上の溶岩地帯で咲いているけれど、ピークは越えて咲き終わりな感じ。

こんな可憐で小さなマルバサツキだけれど、25年間、植生がほとんど変化していないということは、噴火後200年近く、ずっと似たような植生で、実はとんでもない高齢の魔女みたいな花なのかも?!

標高600m、旧火口の西側斜面、黒い溶岩地にピンクの群落が一面に広がっていて、そこを雲が流れていく。これ、この光景をずっと見たかった!!!

私以外、人もヤギもいない、聞こえる音は虻の羽音と遠くのウグイスだけ。
今日は火山も静かで山鳴りもない。

静かな光景を眺めていたら、雨がポツポツ降り始めたので、12:20に下山し始めた。
以前は何度も何度も登って稜線の形を覚えていたけれど、今は登山口が違うので、霧に巻かれてどの稜線を下りるかわからなくなって焦る

視界が白くて目印となるピークや岬が見えず、位置と方向の特定もできない。地図とコンパスを握りしめて、霧と雨が晴れるのを待ち、少し見通しが開けたところで、青と赤のペンキを頼りに下山。
雨具は着たけれど、汗と雨でかなり濡れた。
できれば標高ごとのマルバサツキのパッチサイズと樹高を記録したかったけれど、今回はそんな余裕もなかった。
スコリア溶岩のマルバサツキ・ハチジョウススキ群落は、25年前からほとんど遷移が進んでいないけれど、中腹の照葉樹林は樹冠が大きくなっているような気がする。
島の周囲は断崖絶壁やゴツゴツした溶岩が露出する火山島で、植生も集落周辺はリュウキュウチクが優占し、およそトロピカルな景観とは程遠い島だけれど、鳥の声は亜熱帯!
カツオドリ、アカヒゲ、アカコッコ、アカショウビン、カラズバト、イイジマムシクイほか。ズアカアオバトもそのうち出るはず。

以上、諏訪之瀬島1日目のレポでした。台風は明日最接近だそうです。

注:諏訪之瀬島はトカラ列島のほぼ中央に位置し、長径8.5km、短径5kmと2番目に大きい。最高点は御岳の799mで、ストロンボリ型火山。
人口は20数年前は70~80人で、今は62人。郵便局が4月に出来たそうです。