『長寿犬日記』のち『めり姉日記』

『21歳1ヶ月15日で天使になった長寿犬めりちゃんの日記』のちに『めり姉の日記』になりました☆

長寿犬日記_番外編。

2008-02-14 13:15:58 | めりちゃん日記
今日は、めり姉のお友達の話をしたいと思います。


彼女は、13年前にちいさなちいさな子猫と出会いました。
その子を「ピータン」と名付け、一緒に暮らしていました。
ピータンは、ママである彼女が帰ってくると、足音で解るのか、
必ず玄関で待っていてくれるんです♪

そんなピータンと暮らしていた彼女に、4年程前、彼が出来ました☆

でも、その彼は、なんとネコアレルギー・・・
しかし、ピータンとも仲良くしたいと思った彼は、
ネコアレルギー治療の注射をするために、
3年間病院に通い、約1年前に完治することができました♪

そして、彼と彼女とピータンの3人暮らしが始まったのです。

「ピータン」と呼ぶと、『にゃ~』と返事をしてくれるピータンが
かわいくってしょうがない彼は、何度もピータンの名前を呼び、
ピータンも何度も返事をしてくれていたそうです♪


ところが、昨年の秋から冬に移ろうとしている頃、
ピータンがたくさんよだれを垂らすようになりました。

心配した彼女は,獣医さんへ連れて行くと、
「口内炎です。」との診断。
年を重ねたねこちゃんには、口内炎が出来ることが多いそうです。

獣医さんの指示のもと、ビタミン剤を砕いてフードに混ぜていたのですが、
一向に治りません。。。

そこで、違う病院へ行くと、「癌です。」との診断。。。
彼女はとてもショックを受けました。

治療の為には、大学病院へ通わなくてはなりませんが、
ピータンは移動の為のカゴに入るのが大っ嫌い!
いつも30分から1時間かけて捕まえて、カゴに入れ、獣医さんへ行っていたのです。
そして、待ち時間の間は、『出して出してー!』と泣き続けます。

彼女は、ピータンのストレスになるくらいなら、家で出来る限りのことをして、
今までのように、ストレスのないゆったりとした暮らしをさせてあげようという、
大きな大きな決断したのでした。



そして、今年の始め、ピータンはお空に帰って行きました。



都内の、でもとても静かで緑に囲まれたお寺の墓地で、
ピータンに眠ってもらうことにしました。。。

彼女はカナダ人なので、仏教のことは知らなかったのですが、
お寺で教えてもらった通り、初七日のお参りにも行きました。

そして、14日経った日。。。
彼と彼女は、「ピータンがいなくてさみしいね。夢の中で会いたい。」と話していました。

すると、彼女は、その夜、ピータンの夢を見たのです!

いつものように、彼と彼女とピータンでリビングにいて、
ピータンのことを撫でていたそうです。

とってもうれしかった彼女は、朝起きてすぐ彼に言うと、
なんと!彼も同じようにピータンの夢を見ていたそうです!
しかも、彼女の夢と同じ。
リビングで彼と彼女がピータンを撫でていたのです。

夢に出て来たピータンはとてもリラックスしていたそうです。

成仏した魂は、夢の中で、笑顔だったり、リラックスしていたりするそうなので、
彼女に、「仏教の考え方では、魂が天国に行くことができると笑顔で夢に出て来てくれる。」
ということを伝えました。
「ピータンは天国にすごく早く行けたのね」と、彼女は大喜び!
私と彼女は、二人でちょっと涙ぐみながら、一緒に喜びました。

今週末、彼女は35日目の参りに行くそうです。
「お友達と一緒に食べてね。」との思いを込めた、かつお節を持って。。。