外国で一時的個人的無目的に暮らすということは

猫と酒とアルジャジーラな日々

日付不明まとめ書き日記2017年7月~あの頃は暑かった~

2017-08-17 17:22:05 | 日記


7月某日

毎日耐え難く蒸し暑い。これは人間が生存できる気温ではないのではなかろうかと思い、部屋のデジタル時計の室温表示を確認したら、91度だった。もちろんこれは摂氏ではなくて華氏だ。買った当初は摂氏表示だったのだが、何かの拍子に華氏表示されるようになり、元に戻せなくなったのだ。だから、摂氏では何度なのか知りたければ変換する必要があるのだが、これが案外むつかしい。

ウィキペディアによると、華氏[°F]から摂氏[°C]への変換式は以下の通り。

[°C] = ([°F] − 32) × 5⁄9

え~と、今91°Fだから、(91-32)×5÷9かな?

…ただでさえ暑いのに、こんなことをやっていたら、体温が上昇するに決まっている。

結局、変換は諦めてエアコンをつける。



7月某日

冷蔵庫の扉を開け、中に詰まった食品を眺めながら前に佇んで涼む。至福のひとときだ。
もしかして、このまま冷蔵庫を開けておいたら、エアコン代わりになるのではないか。私と同じことを考えている人がきっといるに違いない。ネットで情報を検索してみると、

冷蔵庫を開けっ放しにすると、実は室温は「下がる」のではなく、反対に「上がる」のです。冷蔵庫をエアコンのように使えるのか? という問いに対する答えは、ズバリ「ノー」だと言えるでしょう。

と書かれた記事が見つかり、がっかりする。冷蔵庫にはエアコンのような室外機が存在しないため、放熱装置により庫内の熱を「外部=室内」に放出してしまうからだそうだ。考えて見たら、当たり前だったか…


この記事。ネットって、大抵のことが調べられて便利だ
https://gakumado.mynavi.jp/gmd/articles/37641


7月某日

立派なゴキブリが部屋の中に突然現れ、私の足元付近をさかさか歩き回る。

でも私は落ち着きを失わない。
ゴキブリ駆除剤「ブラックキャップ」(アース製薬)を先日取り替えたばかりだからだ。私はブラックキャップに絶大な信頼を寄せている。半年以上効果が持続し、その間ゴキブリが登場することは滅多にないのだ。このゴキブリはきっと窓の外からうっかり迷い込んだのであろう。

物陰に隠れようとするゴキブリを追い立てて、部屋の隅に配置したブラックキャップに誘導すると、「あ、なんか美味しい匂いがする」と気がついたようで、中に顔を突っ込んだ。しばらくその姿勢でじっとしている。

その後、彼(彼女?)は「はっ、なんか体の調子がヘンだ。これはもしかしたら、罠だったのかも!」と我に返ったようで、その場を離れて走り出し、本箱の後ろに身を隠してしまった。

そんな彼(彼女)に対し、私は「ふふふ…お前はもう死んでいる」と余裕の笑みを浮かべて話しかける。ゴキブリの遺体の回収などという瑣末なことについては、あまり考えないようにする。


頼りがいのあるブラックキャップさん。いつもありがとう。あの匂い嫌いだけど



7月某日

両手の爪のピンク色の部分の面積が、だんだん狭くなっているのに気がつく。近年手のアトピーがひどく、そのせいか爪のピンクの部分が減っていって、白い部分が増大しているのだ。特に、右手の人差し指のは、アラル海のような具合になっている。アラル海は年々面積が減少して、いずれ消えゆく運命だというが、私の右手の人差し指の爪も同じ運命をたどるのだろうか?

しんみりしながらアラル海の地図を眺めるが、2000年以降の地図を見て、私の爪はアラル海よりはずっとマシなことに気がついた。安心すると同時に、アラル海に深く同情する。





7月某日

お好み焼きが食べたくなったのでを作ったら、肉とキャベツと小麦粉入りのスクランブルエッグができた。思った通りの料理が出来上がることがめったにないのはなぜだろう…じっと手を見る。


童顔の啄木先生





コメント
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