外国で一時的個人的無目的に暮らすということは

猫と酒とアルジャジーラな日々

猫椿公園の猫たちと猫おばさん

2015-08-23 16:30:32 | 
シャ~~!


前回の記事の終わりにも書いたが、うちのアパートの近くにある猫椿公園(仮名)は、野良猫が常時2、3匹待機している猫スポットだ。


春に撮影した公園の様子 椿てんこもり



ここに引っ越してきたのは去年の12月だが、この公園の存在に気がついたのは今年の3月後半。
もっと早く気がつけばよかった・・・と自分のトロさを悔やんだものだ。

今回は、当時ここに出入りしていた猫たちをご紹介しよう。

ものすごいダミ声だが人なつこくて、いくらでも撫でさせてくれる茶トラの大猫
「そらちゃん」という名前だと、子連れで公園に来ていた若いお母さんに教えてもらった



戦闘態勢



左は、そらちゃんと同時期にここに出入りしていた美猫



このこも綺麗 背景の椿がよく似合っている



猫スポットには猫おばさんがもれなくついてくると、相場が決まっている。
猫おばさんとは、野良猫に餌付けする中年以上の女性のこと。
私も一応そのはしくれだが、毎日欠かさず餌付けするのではなく、
2、3日に一度、出来る時にしかやらないので、猫おばさんヒエラルキーの中ではかなり低い位置にいると思われる。

以前この公園で出会った女性は、大きな薬の空き容器に3種類のドライフードを詰めて持ち歩き、
ミックスして配っていた。いかにもこの道のプロっぽい、しっかりした感じの小柄な年配の女性。
彼女は毎日ここに通っているようだった。

しばらくご無沙汰したある日、久しぶりに公園に行ってみたら、猫が1匹もいなかった。
あら~と残念がっていると、その猫おばさんがやって来て、片隅にエサを置きつつこう教えてくれた。
「ここにそらちゃんっていう猫がいたでしょう。あの子、殺されたらしいよ」

え・・・とショックを受けている私に、彼女は説明してくれた。
「保健所の人に聞いた話だけどね、かなり残酷なやり方で殺されたらしいのよ。
そらちゃんは人なつこいから、子供たちにも人気があったのに。ひどい話でしょ」

そういえば、そらちゃんのダミ声が聞こえないなあと、私も思っていたのだ。
以前はそらちゃんが他の猫と喧嘩している声が、うちのアパートまでよく聞こえていたのに・・・
やはり、野良猫はあまり人に慣れてはいけないのだ。
この世界には危険がいっぱいだから・・・


そらちゃんの冥福を願います




コメント
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