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ハレノヒ

日々の生活の、あわのようないろいろ。

近況報告

2012-12-24 20:10:41 | にちじょう
随分長い間ほったらかしでした。申し訳ないです。

ここはそもそも写真を公開する場という意識が強かったので
写真をあまり撮っていない今、更新も途切れてしまってました。
Twitterの方がね、どうしても手軽なので、ついね。


最近は、3ヶ月ほど前から始めた新しい職場にもなんとなくなれて、
まぁいろいろ不満はあるんだけど、社会なんてどこいったって
そんなものだろうしと。
別にいいんです。
ただ穏やかに、ある程度自分の時間がもてるペースが保てれば。

ここでこんなこと書くのもなんですが、気になる人もできたし。
完全に一方的なものでしかないけど。

でもいいですね、そういうのって。
なんかほんと女子中学生みたいで、情けなくなるくらいに
いろいろなことを喜んだり悲しんだり。
ツイッター上でなんだかんだ書いてるので、なんかそういうのも
自分としてはガラじゃないのでどうかという思いもあるんですけどね。
でもせっかくリアルの自分を知らない人がほとんどの世界なので、
そういうのも、まぁいいかという開き直りで。


ながいことこういう感覚を忘れてました。


いや、そういう思いの人はずっといたんだけど、その人とは
どうこうなろうとかそういうんじゃなかったというか、まぁ一生
口に出すことはないだろし、だから伝わることもないし、
叶うこともないんだろうと。
ほんとにGO!GO!7188の「こいのうた」みたいな感じだったので。
会える機会がものすごく少ないのに、会えば緊張して何も話せないし。


今は、会えるだけで嬉しいし、会えない日は寂しい。
話せれば楽しいし、笑ってくれたらもっと楽しい。
いつも柔軟剤みたいないいにおいがする人で、その人がいた空間すら
どうしようもないくらいに愛おしい。

そういう感じの毎日です。

なんかねぇ、同年代の女性はもっと大人なことで悩んでるんでしょうけどね。
子供のこととか、将来のこととか、仕事でのこととか。
そう思うとほんとに、なんか、恥ずかしいというか。
いい年してバカみたいとも思ってはいるんですよ、自分でも。

まぁ、人生なんであろうと、ハリが出るようなものを持つことはいいことでしょ。
大事にしていきたいと思うんですよ。そういうの。
職場の若い女の子とか、たまにお手伝いに来ている女性なんかとも
仲良くやれてるし。
「こんど女子会しようよ!」とか、そういうのってOLみたいじゃーん!とか
新鮮で楽しいし。
(でもその若い子が、いわゆるそういう女子ってノリでもなくて、面白い)

ものすごく大きな幸せはないけど、まぁまぁ幸せなのかも。
仕事であれなんであれ、人間関係にめぐまれるのって一番幸せな気がする。

ツイッター上でも、感覚の合う人に偶然出会うっていうのが何度かあったり。
あれだけ広いネットの中で、自分を見つけてくれたっていうのがね、既にすごい。

ということで、まぁ、今後もよろしくお願いします、という話でした!




会津高田石窯ピザ「くるみの樹」

2012-10-29 20:00:00 | にちじょう
平日休みの本日、天気もなんとか良さそうなので母とお出かけ。
金山町、柳津町などをまわり、お昼は以前何かで見て気になっていた
会津美里町(昔で言う会津高田町)の石窯ピザのお店「くるみの樹」へ。



詳細はこちら
お店など何もないような山間の集落にある、一軒の古民家です。



靴を脱いで上がるスタイルで、お店の雰囲気とはちょっと合わないんじゃないのか?
という感じのふかふかのスリッパで店内へ。
テーブル席と、奥には畳の座敷もありました。
本棚や古い食器などが飾られた棚、足踏みミシンなどいい雰囲気。



薪ストーブで暖かい店内。

平日の12時台、先客は2組。
滞在時間中には4組になったけど、お馴染みのお客さんが多かった様子。
土日になると遠方からのお客さんも多かったりして、また違うんだろうな。

静かに音楽がかかる店内では、野菜や卵、調味料などの自然派食品や洗剤、泥の化粧品など
も販売されている様子。
置いてある雑誌や本もそのたぐいが多かったので、こだわりなんでしょう。



メインメニュー。
季節限定のものなどを含め、ピザが数種類と本日のランチセットが\1000。
今日は有機ピーマンの炒め物(中華風)とコロッケと黒米、かぶの味噌汁などのお膳だったみたい。
ただしこのランチセットは卓上メニューには記載がなく、店内の黒板に書いてあったりします。
(ちなみにわたしは、隣席のお客さんにこのランチが運ばれてきて初めてその存在に気づきました)



メニューその2。



ピザは直径20cmを少し超えるくらいの大きさで、大人ならひとり1枚といった量。
そこにサラダがついてきます。
写真は「ミックスピザ」。
天然えびとハーブっぽいウィンナーと野菜が乗ったものです。



もうひとつは奥の「じゃことごぼうのピザ」。

どちらも生地がもちもちで、なるほど生地が美味しいシンプルなピザ。
石窯の火の調子によっては時間がかかりますと書かれていたけど、思ったよりも
早く提供されました。



本日のケーキは「さつまいもとりんごのタルト」。
タルト生地は脂分(バター)少なめで素朴な感じ。
中に詰まったさつまいもペーストも、あまり砂糖は加えられていない様子。
上に煮りんごがのっていて、それはちゃんと甘いのでちょうどいい感じなのも。
1ピースが結構大きめなので、ちょっとだけ食べたいという程度だったら
わけあってもいいのかも。



コーヒーなんかもいろいろあったけど、私はコーヒーが飲めないので、
「オーガニックコーラ」とやらを。



ビンの表示を見ると、ライムやレモン、シナモン、しょうが、ナツメグなどが
入っっているらしく、ちょっと変わった味のコーラ。
例えばドクターペッパーとかチェリーコークみたいな、スパイスっぽい独特の味。

ここだけを目的に出かけるにはあまりに辺鄙な場所にあるし、正直この立地で考えたら
いいお値段するなぁとも思いました。
お店の人の接客も決して丁寧に行き届いた感じではなかったけど、でも控えめないなかの
おばちゃんといった感じの、素朴な感じが好感もてたし、美味しいし、雰囲気いいですよ。
ランチメニューやアイスクリームなどの他のメニューも食べてみたいと思ったもの。
真冬の雪が降る中、薪ストーブの柔らかいあったかさの中で、一人ならばぼんやり
して、誰かと一緒ならば話したり、話さなかったり、そういう時間が持てそうな感じ。
(ただしこの辺雪がすごいだろうから、運転していくのは気が重い…)

いつか遠い未来というような、まだ全然現実的でない話ではあるのだけど、カフェとか
ちょっとした飲食店をやりたいなぁと思っているわたしにとって、こういうお店をめぐるのは
いい刺激になるのです。
わたしはサービスをするという仕事が好きだし、母は作る方の仕事が好きだし。
もちろん大変だろうけど、こういうふうにして毎日それを仕事にできれば、しあわせだろうなぁ。

大変いい秋の休日でした。










宮城県で買ったもの

2012-10-08 20:15:00 | にちじょう
宮城県への旅行で、わたしが一番お金を使うと決めていたのが、手拭い&こけしモノ。





松島の「独まん」で購入した、かまわぬのてぬぐい「TOHOKU」と「NIPPON」。
東北6県の名産や名物と、日本を代表する文化などをシンプルでかっこよくデザインした
手拭い。
さすがだなと思う。



こちらも「独まん」オリジナルのこけしキーホルダー。
胴体がドット("てん")とボーダー("せん")なのがもう…!

こういう、古くからあるものと今時のデザイン・センスとの融合ってのは
つくづく良いなと思うんだ。

これ以外にからすうりと洋ナシの手拭いも購入。




こちらは鳴子の温泉街で購入した昔ながらの手ぬぐい。
東北のこけしの絵が描かれているものと、シンプルな鳴子こけしのもの。

久しぶりに手拭い買ったな。いい買い物だった!

宮城県へ行く

2012-10-08 20:00:00 | にちじょう
家族旅行で宮城県へ。
鳴子温泉泊、そのあと石巻や松島方面へ。

温泉の様子はツイートしてたので省略します。
お湯の質も量もいいし、ひなびた感じのとてもいいところでしたよ。


翌日に行った石巻方面のことを書きたくて。
140字の制限の中ではとてもおさまりそうになかったので、こちらで書きます。



写真は門脇小学校校舎。

わたしは今まで石巻に行ったことがないので土地勘などは全くなく
ただなんとなく、せっかく宮城県に行くのであれば沿岸地域を見ておきたい
という(まぁ野次馬的なものだと思われても否定はできないような)気持ちが
あったので。

あてがあるわけでもなく車を走らせていたら、この学校にたどりつきました。
あとで調べたところ、この校舎は震災時火災に見舞われて、校庭には流れついた
がれきや車などが山積みになっていたのだとか。
いわきへ行ったとき同様、やはり何となく車を降りてカメラを構えるような
気持ちにはなれずに、車内からこの一枚だけ。

海岸から少し離れた(海が見渡せるような場所ではない)歩道橋には、
「ここまで津波で浸水しました」という目印が表示されていて、それは歩道橋
の階段を完全に覆ってしまうくらいの高さだった。

多分震災前には家や建物があったであろう現在は空き地になっている場所に
バスなどが止まっていて、町の様子を見ておこうという人たちの団体が
結構見られた。

港のそばには津波で流された車が山積みになっていたし、町のあちこち
(本当に道の傍らなどふとした場所)には、そこで見つかったであろう、
誰かにとっての大切な人を悼む花が供えられたりもしてた。

わたしはこの町にゆかりや思い入れがあるわけでもないし、「前に来た時は
ああだったのに、こんなふうになっちゃったのか…」みたいなものがある
わけでもないので、尚更写真に残すのがためらわれたのかも。
単純な「興味」以外に、撮る理由(撮る言い訳)が自分の中にないというか。
そういうもうしわけなさから、この一枚だけ。


福島県は原発のことがあって、震災や津波のそれとはまた違った悲しみや
苦労がある。
宮城県や岩手県は、被害の大きさ…亡くなった人の数で被害の大小を決める
ようなことはしたくないけど、それでも単純に他の2県の方が被害は大きかった
訳だけど、でも、原発とか放射能とかいう問題がない分、復興するのは
時間の問題なんじゃないかと勝手に思ってた。
頑張ってとか、地道にとか、そういう風であれば、亡くなった人は戻らないけど
無くなった物は元に戻せるじゃないかと思ってた。

でも、違うんだな。

1年半以上たっても、まだまだ悲しみがそこらじゅうに落ちてるんだな。

震災直後、猪苗代湖ズの曲にしても他の色々なニュースにしても、「宮城や
岩手の方が被害が大きいのに、福島とか原発とかの話ばかりで、忘れられてる
感じがする」というような意見を見たことがあったのを思い出したよ。

もちろん皆さん一生懸命に頑張っているんだろうし、震災の時から比較したら
こんなにも町が動いているのは、物凄い苦労があった上でのことなんだろう。
決して復興が遅いとかそういうことが言いたいわけじゃなくて、行く前には
「さすがにもうそんなに影響は残ってないんじゃ?」と思ってた気持ちが、
行って、見て、一瞬にして崩れたから。

もちろんボランティアや何かの手助けのために行ければ、目標に一番直結
してるとは思うけど、ただ行くだけでも、行ってみるということは決して
無駄ではないんじゃないかなあ。
邪魔になるようなことや不愉快にさせるようなことさえしないならば、うん。
福島県に関しても「実際に行かなきゃ分からないことがある」と言ってくれた人は
たくさんいたけど、それは宮城でも岩手でも同じことのような気がする。
まぁあくまで他県人で、観光程度に行ったわたしが思ったことだから、県民の人が
どう思ってるのかはわからないけど。



このあと道路看板で「日和山公園」という名前を見て、ニュースなどで聞いて
youtube等で見たあの公園…ということで急きょ寄り道。
(携帯で撮ったので画質悪い…)



大きな橋の架かる河口と海が見渡せて、反対側に回るとおもしろい形の
石ノ森萬画館が見える町の風景。
お花見とかする場所なんだろうな、のんびりしていていい場所でした。
ここにもたくさんの観光客が訪れていて、町の様子を眺めてた。

単純に宮城県はお隣で他人の気がしないようななじみがある県だし、鳴子温泉は
とてもいいお湯でぜひまた行きたいと思ったし、それだけのことなんだけど。

行ってよかったな。

いろいろ見られてよかった。





ツイッターで情報を知って急きょ行ってみた、大崎市の羽黒山公園の彼岸花も
見事だったし。





町のいたるところにいた鳴子こけしもかわいかったし。
顔がねぇ、しゅっとしててかわいい感じなんだよ。
東北の他の県のものも比較展示されたりしてたけど、わたしは鳴子のが好きだなぁ。




















日々のこと041

2012-10-01 19:00:00 | にちじょう


求職活動中は、随分長い間、暗いトンネルの中を歩いてた感じがしてたのです。

とにかくうまくいかなくて、でもそれは今まで自分が何も積み上げてこなかった
せいなんだけど、それでもこのままどうにもならなかったらどうしよう、このまま
どうにもならない確率の方が多いんじゃないかって。

生活は普通にしてたけど、何をしててもどこか後ろめたさがあって。
こんな毎日では、もう社会復帰できなくなるんじゃないかとか。
劣等感と自己嫌悪と悲観と開き直りと。


なんとかなった今、本当に気分が晴れ晴れしています。


わたしは、仕事につながるようなことで何か秀でたものがあるわけではないし、
職業として成長するとか出世するとかいうことには、特に重きを置いていない
のです。
もちろんささやかでも何かの・誰かのためになった方がいいとは思うし、日々の
業務の中での自分なりの成長というのは必要なんだけど…なんというか、べつに
お金をいっぱい稼ぎたいとか、その世界で名をあげたいとかそういうことはなくて。
そもそもあんまりお金かかる人間じゃないし、わたしは。
(多分同年代の女性と比較したら、15,000円のポーターの鞄買うかどうかで2週間悩む
くらいにお金かからないから。30代女性なら、ウン10万単位でしょ、きっと、買い物とか)
いや、もちろんお金はもらえるに越したことはないのだけど、技術があったり
努力があったりした人しか、たくさんのお金をもらうことってできないと思うので。
(つまり、そんな都合のいい話はないってこと)

そういうことよりは、勤務先の所在地や人まで含めた環境や、いかにして心穏やかな
毎日が送れるのかということの方が大事で。
お金たくさんもたったとしても、激務で桜が咲いたことにも気づけないとか、
そういうのは嫌なのです。
(まぁそれが自分のやりたいことのための修行だとすれば、そういう生き方は
もちろん尊敬できるのだけど、自分にはそういう目標に特にないし)

ささやかな趣味(写真を撮ったり、大切な友人と旅行に行ったり、旬の食べ物や
季節の行事を大事にしたり)が滞りなくできることがとても大切なので。
でもだからといってどんな仕事でもいいのかというと、そういう訳では決して
ないので厄介なわけですよ。

求人情報って、「給料はこのくらい欲しいな」とか「こういう仕事がしたいな」
とかいう情報は当然見てとれるものだけど、わたしが望むような感覚的なもの
って入ってみなきゃ分からないことが多いから。


そういう意味では新しい仕事は、快適です。
会社の業務内容は自分がぼんやりとではあるけど考えていた業種だし、自分がやる
仕事も、未知ではあるけどやっていけそうだし。
人間関係も、数が少ないし適度に良好。
(みなさん非常にフラットに迎え入れてくれるので、軽くびっくりしてるくらい。
前の職場と似てるな。自然の中で働いてると皆そうなるのかな。)
それなりに時間的余裕もありそうだし。

いい加減落ち着かなきゃな、とは思ってるんです。
何をするにしても、生活の基盤がしっかりしてないとどうにもならないので。

なんかこういう超個人的なことはあまり書かないようにしてたんですけどね。
わたしの写真や文章から想像できる人間像って、本物の何割増しかわからない
くらいによく見えるみたいなので。

「やまない雨はない」とか「明けない夜はない」って言葉が嫌い。
そんなのわかんないじゃん、人によって事情は違うし、ほんとにやむのか
明けるのかなんて保証できんのか?というひねくれまくった考え方なので。
だけど、わたしでも明けたしやんだんだから、多分今夜の中や雨の中にいる人の
うち結構多くの人が明けるしやむんじゃないのかなぁ。

のんびり、日々を大切に生きていきますよ、これからも。


新潟に夕陽を見に行く

2012-09-17 20:00:00 | にちじょう
ところで、風とロックでこちらに遊びに来てくれていた友人を連れて
また新潟に行ってきました。

この間行った時は時間的な制限があって夕日の時間まで居られなかった
ので、今回はちゃんと日の入り時刻を調べて、余裕を持って。







場所は小針浜海水浴場よりも少しだけ下にある海岸。
「なぎさのふれあい広場」というような名前の場所らしい。
「水と土の芸術祭」というのをやっているらしくて、自然の中のいろいろな場所
に芸術作品が展示されていたのです。
ここには前山忠作品加藤立作品が。



こんな感じで。
上についている小さな風力発電風車で電気をおこして、下の文字の電球を点灯
させるというものでした。

平日というのに、犬の散歩や子供の海水浴、仕事の途中のようなサラリーマンから
カップルまで、たくさんの人が夕暮れ見物に訪れてましたよ。

沈む太陽はとても赤く丸く、本当にきれいでいい時間。
ただずっと、いつまでもじっと眺めていられそうなくらいに良い風景。
季節によって沈む方向は変わるだろうし、また行きたいなぁ。
新潟空港あたりから海岸近くを走って、ここにたどりつく途中のマリンピアの
近くの駐車場からもきれいそうだったし。

余談ですが、わたしは新潟の駅の近くを車で走ったことがほとんどなくて、今回
初めてそのあたりをうろうろしたのですが、思いのほか都会で驚いたなぁ。
伊勢丹が!SUBWAYが!と。
サブウェイって店舗数少なすぎるから…。





風とロック芋煮会2012@猪苗代湖

2012-09-16 14:29:35 | にちじょう
9月15日(土)晴れ。そりゃあもう、物凄い晴れ。

猪苗代町の猪苗代スキー場にて「風とロック芋煮会@猪苗代湖」が
開催されました。
16日(日)の福島民報紙によると、第1部・第2部合わせて延べ4200人の来場があったんだとか。


会場(ゲレンデ)からの眺めはこんな感じ。
猪苗代の町と猪苗代湖が一望できる。



そして振り返れば磐梯山の頂。
なんというロケーション。
怒髪天の増子さんが言ってたけど、ゲレンデの上の方まで入れたら1億人は
入場できるんじゃないかというくらい、とにかく無制限に広大。
空がとても広くて近くて、猪苗代町がきれいなところなんだってことがひと目で
わかるような最高の場所。



磐梯山山頂の方でパラグライダーが。
たまに会場上空まで飛んできてたり、このイベントとは関係なく行われてたの
だけど、まるでイベントの一つのアトラクションかの如く。

みんな空を見上げて、目を細めて。



地元の物からそうでないものまで、出店もたくさん。
暑すぎて食欲がわかず、かき氷しか食べられなかったのが残念…。
(芋煮を食べる気温ではなかった…)



こちらが野口英世ステージと新島八重ステージ。(くっついてる)
主にアコースティックセットやトーク中心。



そこから連絡通路を少し歩くと…



小原庄助ステージへ。

こステージが個人的には非常によかったと思っていて、なぜかというと
ステージ後方が開いてるんですよ。
幕や壁で遮ることなく、猪苗代の町並みが見えるのです。
もう少ししたら刈り取られる金色の稲穂が広がる田舎の風景が見える。
この場所でこのイベントをやる意味というか、そういうものがここで
見えた気がして。


フェスではなく、「芋煮会」。

終わってみての感想は、こんなイベントって、世界中探したって他には絶対にない
だろうということ。比喩じゃなく、本当に。
だって、どこの世界に出演者が芋煮汁を手渡しで配るフェスがあるのか?
このあとステージで演奏するバンドマンが、居酒屋の店主として接待してくれる
フェスがどこにある?

出演者とお客さんの距離は世界一近く、そして世界一のんきで平和なフェスだと
思ったのです。

昨年県内6か所をめぐって行われた「LIVE福島」とは違って、復興イベント・応援
イベントとしての色はあまり感じられない、あくまで音楽フェス、芋煮会としての
色の濃いイベントだったのかな。
だから出演したバンドも特に「福島がんばれ」みたいなことは言わなかったし、それで
いいと思った。
もちろん県出身の出演者の中にはいろいろな思いもあるだろうし、主張したい考え
だってそれぞれあるんだろう。
でも、皆があの場所を、時間を楽しもうと思っていたってだけ。それだけ。
悲しいこととかつらいこととか、そういうものを慰めようとかいうほどの大げささ
はそこにはなくて、ただただ楽しもうぜ!というだけ。

個人的には、若いバンドの中ですごく好きで気になっていたandymoriが見られた
ことと、まだ14歳だったわたしがひと目ぼれしたバンド、the pillowsの山中さわお
の別バンドTHE PREDATORSを見られたことがとても大きかったな。

箭内さんとのつながりも分からなかったし、芋煮会出演者にまさかその名前が出てくる
とは予想もしていなかったandymori。
若さゆえの偏屈さとかセンチメンタリズム、そして素晴らしくいいメロディが好き
なんだけど、よく晴れた空にきれいに響いてたな。
欲を言えばあの空の下で「青い空」を聞きたかったんだけど、でも「1984」が聞けたし
よかった。時間が凄く短く感じたくらいよかった。

THE PREDATORSは、もう感慨でいっぱい。
だってステージの後ろには、自分が普段生活してる、生まれ育った町が広がってる
のが見えるんだもん。
その風景を背に、22年前から好きであこがれ続けた人が歌ってるんだもん。
こんなことってあるんだなぁと、涙が出そうになった。
そして「TAKE ME HOME,COUNTRY ROADS」のカバー。
なんてことをしてくれるのだ、もう!

それと同じような感覚になったのが、小さい方のステージでの渡辺俊美から猪苗代湖ズの流れ。
俊美さんは自分の故郷である富岡町夜の森のことを歌った「夜の森」(よるのもり)を歌う
前に、皆それぞれあるだろう故郷を思い描いてほしい、そういうものを想ってほしいという
ようなことを言っていた。
そのあとの猪苗代湖ズでは、このためだけにツアー中の厳しいスケジュールを何とかやりくり
してきてくれたサンボマスター山口隆が「ふくしまに おいてきたんだ僕は 本当の自分を」
と歌う。
そしてその背後にはわたしの故郷である猪苗代の町の暮れ始めた風景が。
家家に明かりがつきはじめるくらいの時間帯で、いろいろなことがあるけれどそこにはその
数だけ普通の生活があって、変わらずたくさんの人が日常を送っている。
そういうことをいろいろ考えていたら、この日2度目の涙ぐみ。

ちなみに猪苗代湖ズの「I love you & I need you ふくしま」が、JR猪苗代駅の電車到着時
のメロディになったという話があった。(発車のメロディいうのとは少し違う?)
わたしの最寄駅は猪苗代駅ではないのでまだ聞いていないのだけど、近いうちに聞きに
行ってみよう。
猪苗代町は小さな町だけど、こうしてどんどんいろいろなことがつながって広がっていくのが
なんだか誇らしくて、うれしい。
(まだ計画段階でしかないみたいだけど、猪苗代町ではもうひとつこの曲に関して話が
進んでるとかいないとか…わくわく)

出演時間は前後するけど、「世界中に花束を」の1曲を歌うためだけにツアー中の九州から
来てくれたTHE BACK HORN。(当日までシークレットだった)
メンバーに福島県出身者が2人居るとはいえ、本当にありがたいその「想い」。
そして相変わらずのブラフマンは、翌日のAIR JAMとの掛け持ちで、TOSHI-LOW悪夢の
猪苗代スキー場に、ついに!
盛り上げるし、しんみりさせるし。いつも福島に対して真剣で、ありがとう。

そして大トリは怒髪天。
ここでも何度も書いてるけど、いち福島県民として、怒髪天には足を向けて寝られないなと
思うくらいにたくさんのありがとうを抱えてる。
増子さんは「自分らが勝手に来てるだけなんだから、もう来てくれてありがとうとかは無しだ」
と言ってた。男気。男前。かっこいい。大好き。
怒髪天の曲は、熱くて男くさいけど、シンプルでわかりやすい曲が多いので、会場にちらほらいる
子供たちも大盛り上がり。
増子さんの動きとかコーラス(掛け声的な)が面白いみたい。
一生懸命手を振ったりしてはしゃいでた姿が、凄く印象的だったなぁ。

俊美さんの「夜の森」は、youtubeなんかを介して、もともと俊美さんやソウルセットとかを
知らないような層の人にもたくさん聞かれているみたいだけど、怒髪天の曲ももっと
沢山の人に聞かれてもいいと思う。
働く大人のテーマソングだから。



怒髪天は今回の芋煮会のテーマ曲(ここで聴けます)を作ってくれて、その曲が1日中
会場内でSEとして流れてたんだけど、シンプルでばかばかしくて脱力してしまうような、
でも楽しくて盛り上がる曲。
最後はこの曲をステージ上に出演者勢ぞろいで演奏。

今まで風とロックに出演したことがある人たちだけではなくて、初めて出てくれた人たち
までもステージ上で凄く楽しそうにしていたのがとにかくうれしかった。
もちろんお客さんも、あの一体感はちょっとないなと思った。
そのあとにも2部、翌朝祭と予定がつまってたから仕方ないんだけど、このままずっと
終わらなければいいのにというくらいに楽しくて幸せな時間が会場中を支配してたもの。

箭内さんは「コンサートなんかでチケットが○分で完売とかよく聞くけど、見たいのに
見られないお客さんがいるのはよくないこと。そんなのは興業側の怠慢だ」というような
ことを言っていて、実際今回のチケットに関して「売り切れ」という設定は設けてなかった
んだとか。
確かに入ろうと思えば「1億人くらい入れる(怒髪天増子さん曰く)」し、そういう
考え方が、凄く好きだ。
2年前の規模を考えると、大きくなりすぎることを悲しむ人もいるのかもしれないけど、
個人的には地域でやっている季節のお祭り・イベントみたいな感覚で、音楽とかよく
知らない近所の人とかが参加するようになっても楽しいと思うんだ。


イベントのスタッフの方々以外にも、猪苗代町関係者、警察・警備関係者の方々の尽力が
あったんでしょう。
制服を見ると、警視庁や埼玉県警など、福島県警以外の警察官の方々も多くいらしてたようで
すべての関係者に感謝。
多分あれだけ人が集まれば何かしらトラブルが起きてもおかしくないと緊張して職務に
当たっていたのだろうけど、わりとピースフルな空気の会場内だったように思うし、なんか
とにかくのんきな感じだったから、拍子抜けしたんじゃなかろうか。
(小さなことはあったのかもしれないし、何もないのはもちろんいいことなんだけど)

そしてもちろん出演者、遠くは九州・アメリカ(!)からという人もいたお客さん、とにかく
風とロックに関わってくれたすべての人に感謝。
いち町民でしかないけど、こんなことが自分の住む町であるなんて、本当にうれしいし
誇らしいし、ありがとうとしか言えない。

猪苗代湖ズの時、山口隆は、「この先見たくないことも見るだろう、聞きたくない言葉も
聞くだろう。それでもやっていけるのか。やっていくんだ。」というようなことを言っていた。

やっていく。わたしはここで生活していく。やっていくんだよ。
こういう機会があるんだから、やっていけるんだよ。





新潟の海へ行く

2012-09-02 21:01:03 | にちじょう
急に予定が決まって、新潟へ。
目的は海とふるさと村。
もともと道の駅が好きで、どこかへ出かけたら必ず立ち寄るのだけど、
ふるさと村は規模も大きいし、鮮魚からお菓子、酒類まで、いろろあって
楽しいので好きなのです。

それにしても新潟の道は難しい…。
ナビつけてるので迷いはしないんだけど、新潟中央ICからふるさと村までの
間に通るバイパスが難しい。
県庁所在地だけあって交通量も多いし、どの車線を走ればいいのか、何度
来ても不安。












地図で確認したところ、青山海岸海水浴場(小針浜)という場所の様子。

考えてみれば夏の海って何年振りだろうか。
海水浴はしないので、いつも晩秋や春先の海ばかり行っている。
夏の終わりだけど日差しと砂はまだあつくて、泳いでる人もいる。
でも海の家なんかはもう閉まっていて、多少静かな感じも。

風がとても強くて、粒の細かい砂がばっさばっさと舞っていたので
あんまりゆっくりもできなかったのが残念。
あと、ここは夕日がとてもきれいだって知っていたのだけど、時間の
都合で今日は見られず。それも残念。

三枚目の写真の沖の方に見えるのが佐渡島なのかな。
島がある県ってすごいといつも思う。だって、島だよ。大きな船に乗って
行くんだろうなぁ。いつか行ってみたいなぁ。
福島県沖には島がないから、なんとなくあこがれ。

それに海にそそぐ大きな川(信濃川や阿賀野川)が、スケールが大きくて
すごく画になるんだよなぁ。

海岸の感じも、なんとなく太平洋側とは違う気がする。
どこがどうとかいうと表現できないんだけど、違う気がする。
日本海側の海って、どうしても冬の荒いイメージが強くて。
まぁ子供の頃は夏に瀬波あたりでさんざん泳いだけど、夏がこんなに
きれいな場所だったというのは、見逃してた。

海岸線が長いのはあるのかな。
小さな海水浴場が湾のようになって点在するというよりも、ずっと
長い砂浜が続いてる感じ。
見晴らしがいい。

近いうちにタイミングがありそうなので、天気さえ良ければ
夕日目的でまた行こうかなと思案中。
正直ちょっと遠いとは思うけど、その価値はありそうだし。

このブログの今後について

2012-08-24 21:12:54 | にちじょう

もうひとつのブログについて。

今まで撮りためた写真ももう出しつくしたし、今後こちらは日記的な内容を
メインにして、福島県内の自分の好きな場所についての写真は、全てあちらに
移行しようかなと思っています。

やはり思いは変わらず、わたしが好きな風景を、「あ、こういう場所があるんだ」
とか「こんなきれいな景色なんだ」とか思ってもらえれば本望です。
だから福島県に来て!とか、そういう押し付けをしたいわけではなくて、ただ
こんなにきれいな風景なんだから紹介したいし、知ってほしいというだけです。
(そりゃあ来てもらえれば一番いいですけどね)

今後ともどうぞよろしくお願いします。

花火を見て思う

2012-08-13 23:05:50 | にちじょう
本日8月13日は、我が町猪苗代の花火大会でした。

去年から再開した、町の花火大会。
昨年、震災・原発事故で、猪苗代町をはじめとする会津地方にも浜通りから
たくさんの方々が避難してきていました。
一昨年までは資金が集まらずに、何年間も開催できなかった花火。
もともと開催していたお盆という時期の意味、そして震災犠牲者の追悼の意味
を込めて、復活したわけです。

そして二年目の今年。

とても盛大で、とても美しくて華やかで、思っていた以上でした。

そんなに大きいわけでもないこの町に、郡山や会津若松からもたくさんのお客さんが
見物に来てくれる。
そして県外からも、猪苗代を、裏磐梯を、会津を、福島県を、いいところだと思って
来てくれる。
ぼんやりと空を仰ぎながら、大げさかもしれないけど、ああ、ここが自分の生きる
場所なんだなぁ、ここでよかったなぁと思うほどだったのです。

自分が生まれ育った町には、自慢できるものがある。
そしてそれが「人の力で作れるもの」ではないってところがね。

こういうことって、震災とか原発事故があったから思うのかな。
「福島県はいいところなんだ」って紹介すると、わざとらしいというか、そういうふう
に思う人もいるのかもしれない。
でも、いつどんなタイミングで物事に気づくかなんて、わからないわけだし。
あれだけ大きなことがあったんだから、故郷に対する思いが何かしら変わったとしても、
然るべき、かなと。

どういわれようと、思われようと、この町はきれいだし、自慢できる。それだけ。

お盆で、間もなく夏も終わるから。
過剰に感傷的になってしまったのかも。
まぁ本心ですけど。

上がった数も時間も思っていたよりも多かったので、いくらかみられる写真が
撮れたかなと思います。















昨年同様、たくさんの方々の努力(やらしい話ですが、花火はお金がかかるので、
そういう意味も含めての)があって、こんなに盛大に開催できたんでしょう。
関係者各位のご尽力に感謝。
大変素晴らしいものでした。