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ハレノヒ

日々の生活の、あわのようないろいろ。

自分の内と外

2013-05-19 21:30:00 | にちじょう
久しぶりに友人と会って色々話して、いろいろ気づいた。

別にどっちが偉いとかそういう話ではなくて、人生において人それぞれ大事なものは
違うし、うん、批判したりしたいわけじゃないんだけど。


でも、わたしはやっぱり人とちゃんと向き合って関わって生きたいよ。


自分の内側ばかりを見つめ続けて、自問して反省して、卑屈になって
全て自分の中だけで完結して。
今までずっとそうやってきたけど、それも大事だしそれでもいいとは思うんだけど。

でもやっぱり、人とちゃんと関わりたい。

他人(ひと)が鬱陶しいとか苦手だとかいう気持ちがないわけじゃないけど。
関わって、面倒くさくて苦しくて悲しくて寂しくて。
でも、それ以上に嬉しいとか楽しいとかありがとうとか大好きだとか、そういう感情を
知ることができたからなぁ。
それを知ってしまったんだ、わたしは。

普通はきっともっと早い段階で、こんなに構えたりせずに自然に知るんだろう。
わたしのこの冬の3ヶ月みたいに、一気にいろいろなことが嵐のように襲ってきたりは
しないんだろう。
(わたしの大好きな人は「台風みたいだった(笑)?」って笑ったんだ)

周りの人間関係が全て奇跡のような偶然で整ってしまった、というのもある。
でも、自分なりの努力だってあった。
「ずるい!」とか(酔った上での冗談だと分かってはいるけど)、自分では
ちっともずるいとは思わない。
(過分なご褒美だったかなと思わなくもないけど)

そして、これがこの先どうなっていくのか、自分がこのことをどう活かしていくのか。
それに全てはかかっているような気がする。

ただ楽しいだけで、自分をダメにするようであってはいけないと思う。
成長しないと。(もう30代も後半だけど…)

活字や音楽、そのほかいろいろなものに頼ったり何かを見出そうとするのもいいけど
自分をよくわかってくれる人たちとのコミュニケーションって大事だ。
自分で卑屈になって笑い飛ばすのもいいけど、わたしはちゃんと向き合いたい。

嫌だと思うことを克服する。
今まで卑屈になって「どうせ…」って避けてきたことに向かい合う。

気持ちが悪いくらいに前向きで外向きだ。
今、いかなきゃ。



<2013/5/18 いわき市永崎海岸>




いい時間

2013-05-19 16:43:56 | にちじょう
20年来の友人が半年ぶりにこちらに遊びに来たので、久々の外食三昧。

非常に居心地がよくて大好きな、三春のカフェ「narumari」へ。

時間は土曜日の夕刻17:30すぎ。
快晴だった一日の終わりの始まり。

暑くも寒くもなく、でも開けられた窓からは夏の夕暮れの匂いがして。



シーザーサラダ。



narumariポテト。(スィートチリソースとサワークリームがけ)

もう、本当に静かで気持ちのいい空間。

この日のこの時間の音楽はハンバートハンバート。
(高田渡の生活の柄とか、椰子の実のカバーだなぁ…と思って聞いていて、後で調べた)


友人はビールを、わたしは甘い飲み物を。
その後予定があったので1時間ほどで後ろ髪引かれつつ退店。
(だって、そのまま閉店までだっていられそうなくらいの居心地良さだったからなぁ、危険だ)

ランチばかりで夜は初めて行ったけど、これは、もう少し遅い時間にも行ってみたいなぁ。

その後の「予定」が散々だっただけに、本当にいい時間が過ごせました。
また行こう。

1ヶ月ぶりの再会

2013-05-05 15:51:48 | にちじょう
ゴールデンウィークという超短期間ながらも、繁忙期感のヘルプで
わたしの大好きな人が支店から戻ってきた。

3月に離れてしまってから1ヶ月ぶりの再会。

もう何も期待してはいけない関係になったのは明らかなのだけど、
それでも会えることが嬉しくて嬉しくて。

実際会ったら、涙が出たもの。
起き抜けの寝ぐせ
かすれた声、
わたしの姿見つけて「すげーひさしぶりじゃん」って言ってくれた時の八重歯。
わたしの大好きなやつが、またここにいるんだなぁって。

ちゃんといいふうに離れたから、再会しても相変わらずの関係性。
ふざけながら、喧嘩みたいになりながら、でもちゃんとわたしの相手を
してくれるやつは、やっぱり優しいいいやつで。


ただ、ひとつ不安要素。

やつがいる支店の仕事が暇すぎて、出勤日数がかなり減らされて
経済的に非常に厳しい状態だってこと。
だからもしかしたら会社辞めるかもって話や、やつの上司がクビになっちゃう
可能性があって、そうしたら自分がその持ち場の責任者になる可能性があって、
そうなるともうこちらにヘルプに来るようなこともできなくなるだろうって話。

可能性としていろいろなことを考えたことがなかったわけじゃないけど、やつが
会社辞めたら多分本当に一生会えなくなるんじゃないかって思った。
何だかんだ言ったって、「同じ会社」って共通項がなくなっちゃったら
きっとやつはわたしのことなんて忘れるだろうし。

毎日会いたくて会いたくてやっと会えたのに、そんなこと考えてたらものすごく
落ちちゃって。

今回は諸事情から職種の違うやつとわたしが一緒に同じ仕事する機会も多くて
そこそこ長い時間一緒にいたから本当に楽しくて、そんな不安薄まってはきてたけど。

今まではわたしが一方的に話してやつが聞いてくれてってことが多かったんだけど、
今回は結構真面目な話もした。

仕事のこと。
共通する資格の技術や知識のこと。

それと、これからの身の振り方のこと。

やつは夏前の閑散期だけ、こちらで別の仕事をすることにしたらしい。

本来修行のために今の職場を選んだのだから、それと全く関係のない仕事を
期間限定とはいえすることになるのは、相当に不本意だろう。
でもお金がないと生活はできない。
割り切って、決めたみたい。

そして繁忙期には支店に戻って修行をする。
(上司がクビになるかもって話も、結局はなくなるんじゃないかって)
会社に籍は置いたままになるらしく、こちらに居る間住み込んでいた部屋に
また変わらず住み続けるんだという。

今の会社に不満は多いけど、自分の好きなようにやれて、自分が居心地よく
いられるのはこの会社だからだっていう思いは強い。
だから、簡単に辞めるってことは、やっぱりできないみたい。
(そのへんはわたしも同じ。変な会社だし不満は多いけど、わたしには居心地いいから。)

「普通の会社だったら、もっとちゃんとしてて周りの人ももっと冷たくて…って
ことだってあるわけだからね」
ってやつは言った。
あんなにみんなに愛されるやつでも、そういう思いをしたことが少なからずあったんだな。
今までそんな話してくれたことなかったから、考えもしなかった。
いろいろ苦労してきたのは知ってたけど、そんな気持ちを味わったこともあったんだ。

そういうふうな話を、仕事終わりに(やつだけ)ビール飲みながらしてくれるように
なったのは、わたしにとってはすごく嬉しいこと。
聞くよ、いくらでも。
わたしは気の利いたことは言ってあげられないけど、いつだって圧倒的にきみの味方だから。

今回お金のことで随分困ってたみたいだから、パンとこづゆを作って渡した。
うまいって、助かったって言ってくれた。

本当だったらもっと何か作りたかったけど、さすがのわたしもそれは遠慮の気持ちが
あったから、控えめにした。
(そうはいっても、わたしはふられた女だし、やつはふった男だ。いろいろ思うところも
あるんじゃないかって、まぁそういう遠慮みたいなものは、わたしの一方的な思いで
しかない可能性も高いんだけど。)

お金を貸すのはしないけど(やつも冗談ではしょっちゅう言うけど、本心でそれは
望んでないだろうし)、何か作って食べてもらうくらいのことは、わたし年上だし。
もっと頼って欲しいなぁと思うんだけどな。

けどなんだか結局「縁」ってものは途切れないんだなぁって、実感。
もう一生会えなくなっちゃうのかもって不安に思って泣いたけど、やっぱりそうはならなかった。
本当はちゃんと修行して技術を身につけて…って考えてたやつのこれからのことを考えたら、
手放しで嬉しいなんて言っちゃいけないけど、でも。

一度は準備のために地元に戻るけど、また戻ってくるんだ。
具体的にいつ戻るとかは聞いてないけど、あの場所で顔合わせる機会があるんだ。
それもまた「縁」だし、偶然が重なった必然なんじゃないかって思う。

いや、何かを期待してるわけではないんだ。
わたしは、今は今のままでいい。
今のまますごく穏やかに、仲良しでいられたらそれでいい。
今はね。








小沢の桜

2013-04-25 21:00:00 | にちじょう
数年前から一度見てみたいと思っていた
田村市船引町の「小沢の桜」を見に。



遠景。

周りは集落と畑だけ。
何もない田舎の風景の中に、ただ一本の樹。

樹齢は100年ほどだそう。

幹の根元にはお地蔵さんがあって、のどかないい風景。
ちょうど菜の花と合わせて、とてもきれい。



映画に使われたとあって、さすが画になる。
見てないけど、「願いの桜」として登場したんだとか。
うん、なんか、願いかないそうな感じ。
思わず願ってしまったし。


平日の今日は、数人の人が写真を撮っているくらい。
それもまた、のんびり。
夜間のライトアップとか夕暮れも綺麗なんだろうなぁ。


とてもいい、春の日。


最終報告(3/3)

2013-03-24 13:49:15 | にちじょう
後日談として。


さよならの前日は、ずいぶん前からわたしが作った10年モノの梅酒を渡す
約束をしていた。
いつもだったら「置いておくからね」ってメールしてそれで終わりなんだけど、
「最後だからちゃんと手渡したい」って言ったら、応えてくれて。

「仕事終わったよ」ってメールしたら住み込みの部屋から降りてきて顔出して
「梅酒よこしな!」って。
「梅酒だけかよ、ちょっとお話しようよ!」
「いいけど!でも、あんたのちょっとはちょっとじゃすまねーからな(笑)」
その通り、そこから3時間話をしました。
それでもまだまだ話し足りないくらいに、わたしはやつと話す時間が大好きで。
やつもまた、あくびなんかしながらもうんうんって聞いてくれるから。
「飽きてるでしょ!」って言うと
「あきてねーよ!ちゃんと聞いてるって!」って。

やつは「ありがとう」とか「ごめん」とかそういうことばをわたしに直接言って
くれたことはあまりなくて(サンキュとかはあるけど)、でもわたしに感謝の気持ち
があるってことは言っていて。
直接言わないかわりに、こうやってわたしに付き合ってくれるのが、やつのやり方
なんだろうなぁって。

出会ったときのこと。
3ヶ月前、事務所で挨拶をしたことは覚えてるけど、顔なんて覚えてないくらいに
印象は薄くて。
やつはやつでこの会社に入社して1週間くらいでこちらに来ることを命じられたのが
不本意で、とにかく嫌でしょうがなかったからと、知らない人ばかりの環境で
敵意むき出しでいたんだとか。

でも、わたしが作ってきたお菓子を初めて渡したときのことを覚えててくれた。
事務所の入口でほかの人から頂き物のお菓子をもらって、ちょっと話したときのことも
覚えててくれた。
(そのお菓子は太郎庵の天神様の季節限定のもので、急にこっちにこいって言われて
嫌じゃなかったの?みたいな話をしたのを、わたしも覚えてる)
そこからあった、わたしが忘れているようないろいろな小さな出来事も、案外覚えてて
くれてるのがとにかく嬉しくて。

2度のいさかいの間、お互いにどういうふうに思っていたのかってことも話しました。

わたしがNくんを好きだってことを男性社員の奥さんには「錯覚だったんだよ」(まぁ
忘れさせようとか励ましとかの意味があったのは分かるのだけど)って言われたけど、
そうじゃなく、本当に好きだったし、過去形じゃなく今もまだ好きだからってことも。

だけどやつはあくまでわたしが自分を好きなのは気の迷いだとか、つまり
「俺じゃないでしょ」というか、そういうふうにしたいみたいで。
「そういう気持ちだって、会えなくなって時間が経ったら忘れるんだよ」なんて言う。
「わかるけど…でも、わたしは忘れないし、次会ったら「やっぱり好き!」ってなるかもよ」
って言ったら「やめろ(笑)」って言われましたが。

ずっと周りから茶化されても「(わたし)さんそういうんじゃないと思いますよ」って言って
来たのも、多分「年下の男の子に入れあげる女」って構図が、いずれわたしを傷つけることに
なるってわかってたから、わざとそう言ってきたのかなって。

春のやわらかい陽が差し込むいつもの空間で、いろいろなことを話しました。

余談ですが、前に好きだったあの人とふたりで、最近仕事上あるイベントに参加しなければいけない
機会があったのです。
そのせいでやつに「○○夫妻」とか言ってからかわれて。
(実際会場で「奥様ですか?」って言われた。気まずいのなんのって…)
そのあたりも、多分やつが自分のことから周りの目をそらせようとしてわざとしてるんだろうなって。

(ちなみにこの時の話もして、「まぁ一応化粧とかもしなきゃなって…あ、普段だって全くしてないって
わけじゃないからね」って言ったら「わかってるよ、ナチュラルメイクってやつでしょ」って。
わたしはベースにパウダーと眉とリップくらいしかしないから、同性でも気づいてもらえないことが
結構多いのです。
それが、まさか、そこまで気づいてくれてるなんて。
前にわたしが服とか作れるんだよって話をしたとき、「まぁわたしが何着てるかなんて興味ないだろうけどさ」
って言ったら、話をそらして「それ言ったら(あの人)さんの方がもっと他人に興味持ってないでしょ」なんて
言ってたのに。)

あ、わたしもあの人も、今そういう気持ちは全くありませんので、念のため。
やつとわたしの一件は社内で格好のネタ・完全に笑い話になっていて、あの人ははじめの印象(穏やかで
大人で好印象な感じ)と全く変わってしまったわたしに相当引いているらしいので(笑)
まぁしょうがないですね。
でも嫌われたとかじゃなく、仕事上は全く普通の関係なので、まぁいいのです。

恋なんて、人生なんて、バカになった方が絶対に楽しいと、今回つくづく思ったので。

幸いうちの会社は、この手の話を面白がってくれる人ばっかりなので。(トップの上司が一番面白がってたらしい)
わたしのいない場所でNくんはずいぶん責められてたんだとか…「俺は別にいいんだけどさ」って言ってたけど、
ちゃんと謝りました。申し訳ない、みっともない真似をしたと。
送別会でわたしは少し遅れて到着したのだけど、それまでの間「おい、Nの隣の席あけとけよ!」みたいな
流れもあったらしく。

「あとは(あの人)さんに、ちゃんとバトン渡さないとな。で、(あの人)さん猛ダッシュで逃げると(笑)」
「ちょっと!私そんな迷惑なのかよ!失礼な!」なんて言い合いもしつつ。

そろそろ部屋に戻るぞって言うやつに「もう?えー!最後なのに!」とごねるわたし。
「最後だからすっぱり終わったほうがいいんだぞ」なんて大人なことを言うから
「じゃあ…いろいろありがとうね!」
って、笑ってバイバイしたのです。
そのあとメールで「元気でね」って送ったら
「いろいろあったけどいい思い出になった。楽しかったよ、ありがとね。このメール見て泣く(わたし)ちゃん(笑)」
なんて、完全にわたしの泣くツボを読んでて。(もちろん泣きました。笑いながらだけど)

翌日の朝早くに出るって聞いてたので、そうか、もういないのかって思って朝出勤したら、玄関にやつの靴が…。
「よお、(わたし)ちゃん(笑)」なんて顔出すから、「なんでいるの!昨日あんなに感動的にお別れしたのに!」
って言ったら、予定がずれてこれから出るんだとか。
いつも通り玄関の掃除をしてたら
「行くぞ、じゃあな、(わたし)ちゃん!」って言うから、わたしは顔も見ないで「じゃあな!」って。

顔見たら泣くと思ったから。

でも、見なくてもそのあと泣きました。

泣きながら
「昨日の夜寝る前に「明日はもういないんだな」って泣いてそれで終わりかと思ったのに、顔見たから気が緩んだ。
最後までわたしを泣かせるね」ってメールしました。
「また戻ってくるさ。頑張れよ」って返事見て、また泣きました。
(ちなみにこれが、昨日の話です)

何もわからないままに初めての場所に連れてこられて、自分の意に沿わない仕事を命じられて。
不安だったり怒りだったりの中でも、やつの尊敬できるところのひとつ「どんな状況でも楽しめる」という
気の持ち方で、「トラブルあるところにNあり」と言われるまでに、この3ヶ月間で、良くも悪くもこの場所に馴染み。
そうしてまた、そういう全てをここに置いて離れなければいけなくて、むこうには向こうの交友関係があるとはいえ
現実的で大変な仕事が待っていて。
わたしも含めてここの人間は、やつ一人がいなくなるってだけのことで、日常の業務は変わらず続いていくけど
やつにとっては一気にすべてがなくなってしまうわけで、その重さは比較にならないよねって。
そういった悲しみみたいなものは、男であろうとやっぱりあるよねって話したんです、最近。
やつは「そりゃああるよ。現実に戻らなきゃいけないのかって、嫌だと思うよ」って言ってて。

人の事心配してる余裕なんて、本当はないはずなのに。
わたしはいつも心配ばっかりかけて。

恋としては叶わなかったけど、今のわたしにとってそういうものよりももっと大事なものを教えてくれた気が
するし、それは、何度かあった大きな波でも切れてしまうことがなかったのだから、多分この先もつながって
いけるんじゃないかなって思ってて。

「わたしはNくんが好き」
「おれは(わたし)ちゃんをそういうふうには見られない」

このはっきりした結果が、この先のわたしたちの関係を、より確かなものにした気がしています。

この会社での初めての冬は、仕事という意味でも大変だったもののはずなんです。
だけど、そんなことも感じさせないくらいにいろいろなことがあって、よく笑って、よく泣いて、よく怒って。
真っ当な大人の方々からすれば「職場で何やってんだ、社会人としておかしい」というような事なんでしょう。
だけど、状況や環境はひとつじゃないので。
正解なんてないと思うので。

やつもわたしも、ここで出会うべくして出会ったし、他の人たちもまた然り。

距離は離れても同じ会社だから。
こちらの面々とあちらの方々の顔合わせもしなきゃという計画があるみたいだし(そもそもあちらの施設を
見たこともないので、わたしと同僚女子だけは)、早ければゴールデンウィーク、少なくとも夏、万が一それが
なくなったとしてもまた冬にはほぼ確実にやつは戻ってくるのだし。
(こんな大騒ぎして、早ければあと1ヶ月でまた戻ってくるのかよ!ってのが実にやつらしい)

わたしのあげた梅酒と、いさかいの発端になった誕生日当日に渡せなかったプレゼント。
モノが残ってるうちはわたしのこと忘れないでしょ。
(ちなみにわたしの趣味でもある手ぬぐいをあげました。ちゃんと柄に意味があって、いつも飴をあげてたので
飴の柄、食に関する共通項(調理師免許を持っている)があったのでお皿とお箸の柄など)

「またメールとかすりゃいいじゃん。あんましつけーと無視するけどな(笑)」って言ってくれたから。
(楽しい時期のわたしとやつは、本当によくメールしていた。毎日必ずしてたくらいで)
向こうの交友関係と仕事の邪魔にならない程度に、近況報告でもするよ。

また、会えるし。
それまで、わたしはわたしの世界を、時間の使い方を、ちゃんとしなきゃ。












最終報告(2/3)

2013-03-24 12:37:30 | にちじょう
Nくんがここを去るまでの3日間程度は、メールでも直接でも本当によく話をしました。

あ、アドレスは「これでもう返事は来ないだろうと思って(迷惑メール対策で)変更した」
とのことで、わたしはあれが一番悲しかったんだというと、ちゃんと新しいものを教えてくれました。
「バレンタインのお返しもらってないんだけど!」って言ったら
「あんな状況で出来るわけないだろ!」って。
「今からでもいいんだよ」って言ったら
「来年はちゃんと返すから。あ、じゃあ俺のアドレスがお返しな。きゃーステキ!」
なんてふざけてて。
でも正直なところ、何か物をもらうよりも、特に意識していない言葉だったとしても
わたしたちに来年がある可能性と、この先も繋がっていられるアドレスが、今のわたしには
何よりも嬉しいものなんだけどね。

言いたいことは全部言いたかったんだ。

あんな冷たいことされたけど、そのくらいで嫌いになったり憎んだりするくらいだったら
はじめから好きになんてなってない。
最後のメールのようなことが本当でも嘘でも、わたしの知らないNくんの顔がいっぱいあった
としても、そんなことはどうだっていい。
わたしにとっては、わたしがここで見てきたものが全てだから。
そのNくんのことが好きなんだし、そのNくんに感謝してるんだから。
(それに本能に忠実で遊び好きなのは、もう十分よく知ってることだし)

大きなお世話だろうし、わたしにだけは言われたくないかもしれないけど、わたしはこの3か月間
ただ漫然とNくんのことを見てきたわけじゃないから、多少はきみの気持ちを読み取れるよ。
だけど、そういう人ばっかりじゃないんだから、きみの「言葉の足りなさ」は誤解を
生む可能性が大きいから。
それはNくん自身のためにならないから気をつけたほうがいいよ。
極端な話、刺されたり手首のひとつも切られたりってことが起こりうるんだからねって。
「俺なんかのことそんな本気で好きになるやつなんていないって」なんて笑うから
「そんなことないでしょ。それはわたしが一番わかってるよ」って。

「Nくんが特殊すぎて、このあとしばらくは好きな人とかできないかもね」って言ったら
「あんたに言われたくないわ(笑)俺みたいな男に惚れるあんたが特殊で、一番いかれてるよ(笑)」
と、最終的には「あんた」扱いになってしまいましたが。


今まであまり自分の考えだとか気持ちを言わなかったやつも、最後はいくらかそういう話も
してくれました。

冷たく突き放したのは、やつとの残り時間が少なくなって焦っておかしくなっていくわたしが
鬱陶しくなったのは事実だけど、そんなわたしをそのまま残していくのが気の毒だから何か
方法を…と思ったのもあったし、決して嫌いでしたわけではないってこと。
そのまま(自分が悪者になって嫌われたまま)別れた方がわたしのためにはいいのかとも思ったけど
やっぱりそれではダメだと思ってなんとかしようとしてくれてたってこと。
わたしの気持ちには結構早い段階で気づいてたけど、前の人の相談を受けてたくらいだから
まさかという思いが強かったということ。
(「忘れるためには次行けって言ったじゃん!」って言ったら「俺に来いとは言ってない!」と言われた)
自分はわたしと「男と女としては交われない」と思っていたし、自分はここからいなくなる身だし、
でもそうさせた責任みたいなものが自分にあるのもわかってたし、だけどどうにかしてあげることは
できないからと、随分悩んではいたみたいで。

自分の中での線引きと、わたしの中でのそれが結構ずれていたようで、誤解させたとしたらそれは
自分に非があった、とも。

「でもわたしは、本当にただ伝えたかっただけだから。Nくんみたいなタイプと一緒にいても絶対幸せに
なれないのわかってるし」って言ったら
「俺のこと好きって言うわりに矛盾してねーか?ひでーこと言うな(笑)」って。
でもこれは結構本心で、少なくとも今現在のやつは「後腐れなく遊ぶほうが好きで、そのためだったら
彼女の存在だって隠す」のが本心だろうし、正直そういう存在である「彼女」が羨ましくは思えないし、
わたしはその立場になりたいとは思わないので。

もっと単純に、ただ、一緒にいたいってだけで。
一緒に話をしたいってだけで。
それなら「仲良しの友達」で十分なわけで。

そのあたりのこともちゃんと伝えました。

「元々が「いいやつだな」ってところから始まってるから、そういう「好き」じゃない「好き」は、
この先もずっと思ってるよ。一生忘れない、大事な出会いだったと思ってるからね」って。
やつは「そういうのはいいんじゃないの」なんて、人ごとみたいな言い方してたけど、でもちゃんと
わたしとの時間を「楽しかったよ」って言ってくれて。

たいした波風のなかったわたしの人生では、この3ヶ月はとんでもない波の連続で、でもいろいろな
人生経験をしてきたやつにとってどうなのかは、まぁ大したこともなかったのかなって思ってて。
だけどやつにとっても忘れることができない3ヶ月間で、わたしのことだって忘れようと思って
忘れられるものではなくて。
なんたって「いかれた女」なので!
(普通の真っ当な公務員家庭で育った、箱入りのお嬢さんなんだからやめてよ!って言ったら
「どこがだよ!」と全否定された…でもそのくらいの方が面白いでしょ、飽きなかったでしょって
言ったら「そうだな」って。)


「3/3」につづきます






最終報告(1/3)

2013-03-22 16:05:18 | にちじょう
はじめに結論から。

わたしとやつの間に、愛だとか恋だとかの感情が育つことはありませんでした。

先月あたりのいざこざとその復活から一ヶ月程度経った頃、実はまた衝突したのです。
それは完全にわたしが原因で、周りが見えなくなったことでやつを怒らせてしまって。
それはもう決定的なもので、残りの時間の少なさから考えても、もうきっと修復はできない
だろうと、心底落ち込みました。
わたしに原因があって、それに関してやつが怒っている以上、わたしから何をすることも
できないし、でも、このまま終わるのは嫌だし…。
ただ、間に入ってくれた男性社員の奥さんによると、やつは「俺にどうしろって言うんだ、
俺はもうすぐここからいなくなるのに」と言っていたらしく。
ただ単にわたしに対して怒っているというよりは、やつにはやつなりの、何かしらの考えが
あるんだろうと思えたのです。

こうなったら何をしたってこれ以上状況が悪くなることはないだろうと思って、最悪の状況ながら、
メールで気持ちを全て伝えました。

きみが大好きだってこと。
でもきみとどうにかなれるなんて思っていないから、こたえを求めるつもりはないということ。
わたしのことを友達とか、何かしら少しでも想う気持ちがあるなら、残り少ない日々を
今までみたいに楽しくしようってこと。
何も言わないで冷たくされても意味がわからないから、ちゃんと考えてる事を言ってほしいってこと。

やつからの返事はそれはもう冷たいもので、ああ、こういうふうにして終わってしまうんだ、
わたしはやつをあんなに大事で大切だと思ったけど、やつにとっては取るに足らない、この程度で
終われてしまう関係だったんだと、ひどく落ち込みました。
それでもやっぱりわたしはやつに感謝していたし、楽しかった日々は本当に大切な記憶なので
「それでもNくんには感謝しかないよ。今までありがとう。」
と、感謝のメールを送りました。
そのあと、最後の最後に
「誰にも言ってないけど彼女いるから。遊びづらくなるから言わないだけで、そういう男だから。
あなたが思っているような人間じゃないから感謝とかしなくていいよ」ってメールが。
しかもいかにもやつが好きそうな女の子の画像付きで。
ああそうか、だったら尚更悪いことしたなと、最後のつもりでメールを送信したら、エラーで
返ってきてしまって。
ああ、もう受信拒否みたいなことするほどわたしのことが嫌になったんだ、わたしたちはもう本当に
ダメなんだ、友達にも戻れないんだ、と。

数日間何も食べられず、毎日泣いてばかりで。
前回の時のような、前みたいな楽しい時間はもう戻ってこないのかも…というような悲しみではなくて
ひたすら自分自身を責め続ける日々でした。

わたしがやつを好きになったばっかりにこんなことになった。
好きになりすぎて周りが見えなくなって、そういう自分がみっともなかった。
わたしが好きにさえならなかったらこんなことにはならなかったし、きっとずっと
楽しいまま時間が過ぎていったんだろうって。

だけどわたしの中では、移り気だと言われようと、そんなすぐ次々好きになれるもの?と
思われようと、あの流れでやつを好きにならないなんて選択肢はなかったし、後悔もしていない。

酷く冷たい仕打ちを受けたけど、それでも今までやつが言ってくれた言葉やしてくれた行動は
わたしのことを心配してくれたからだし、どうでもいいなんて思ってたらとっくに見限ってるはず。
自分に都合のいい想像でしかないけど、わたしが知っているやつは、ただ人を傷つけるためだけに
こんなことをするような人間ではない。
そもそも、本気でわたしを傷つけようと思ったら、もっとひどい言葉はいくらでもあったはず。
年齢のこと、容姿のこと…そういうことは一切言わずに、自分がこんな男だからと悪者になったんじゃ
ないのかな。

そういう葛藤をしながら何日かが過ぎて。

その間にも、間に入ってくれた男性社員の奥さんから少しずつ向こうの言い分が聞こえてきて。
受信拒否だと思っていたメールはそうではなくて、少し前から最近迷惑メールが多いからアドレスを
変えようかと悩んでいたらしいってこと。
ちょうどホワイトデーの頃だったから、ほかの男性陣はちゃんとお返しをくれたのだけど、やつからは
こんな状況だから当然何も無し。
でも本当は随分気にしていて「ちゃんとお返ししたいと思ってたけど、こんなふうになっちゃったから
できないな」って言ってたってこと。
そうとも知らずに「こういうお付き合いをちゃんとしてくれるような、大人な人じゃないとわたしは
ダメなんだな。自分が反省すべき点は山ほどあるけど、それにしても意固地なガキにいつまでも
囚われてたら時間がもったいないな」と、急に吹っ切れたのです。

もう忘れよう。

そう思ってずつ笑えるようになってきた頃、同僚女子から聞いた話。
「今日Nさんに、にこにこしながら聞かれたよ。“(わたしの)ちゃん復活した?”って」

悔しい!なんだあいつ!

とにかく悔しくて泣き笑いでした。
何やってるんだわたしたちは。
些細なことでイラついて傷つけて、今度こそは修復不能と思えるほどの深い傷がついたと思ったのに。


その頃にちょうど社内を上げてのやつの送別会があって、わたしは参加すべきかどうか散々迷った末、
参加を決めたのです。
それでもまだ前のように話したりはできなくて、何しろ残り時間が少ないから、多分もう今は元に
戻ることはできないんだなって、いい意味で諦めのような気持ちでいたのだけど、それでもそういう場で
「やつが加害者、わたしが被害者」というような構図が出来上がるのだけは避けたくて。
やつのためにも、自分のためにも。
一同僚として、会社のお付き合いとして参加するのは、決して不自然ではないだろうなと思ったので。
(仕事上、早ければゴールデンウィーク、少なくとも夏にはまたこっちに来ることになるだろうって話
は聞いていたので、その時まで時間を置くほうがいいのかもしれないと思っていたのです。)

わたしとNくんの間に若いアルバイトの女の子を挟んだ席。
今までの飲み会では必ずわたしの前にやつがいたから、顔も見えないしなんだかすごく距離を感じて
しまって、最初の方は随分と沈んでしまって。
飲み会なんかで落ちると必ず膝を抱えるわたしの癖をやつが見抜けないはずもなく。
今までそうやって落ちてたわたしを、何度も心配して引き上げてくれたやつは、この時もちゃんとわたしの
方を向いてわたしに話を振ってくれて。

仕事の話では上司がわたしにけっこう話を振ってきて、なにかとはっきりと物を言うわたしは、上司相手に
結構なことを言っていて。
上司はわたしの作るパンを、なんとか会社の業務の一部として商売にできないかと割と本気で考えてくれて
いるらしく、やつもその話が出たときに「そうだよ、やればいいじゃん」って。
前に好きだったあの人も「いい値段取れると思うよ」って。

わたしは取り立てて何かに秀でた人間ではないし、自慢できる何かなんて何もない。
だから、Nくんがわたしの作ったものをうまいって一気に食べてくれるのが、なんだか自分が
認められたみたいで、すごく嬉しかったんだ。
わたしと沢山話をしてくれて、楽しそうにしてくれて。
Nくんは皆に好かれていて、多分昔からグループの中心人物だったタイプで。
そういうやつの世界に、自分が少しでも入れてもらえたのかな、なんて。

そのあとも少しずつではあるけど、前みたいな言い合いっぽいわたしたちの会話ができて。

「男は一人前になるまでは女なんて遊びで十分なんだよ」とか
「いい男ってのは、たくさんの女と遊ばないとダメなんだよ」とか
「女なんてのはバカばっかりだ」とか
わざとわたしに向かって言うあたり、ほんとうにもう…!
でも終盤特に意味もなくわたしの前の席に移動してきてくれるあたり、本当に優しいやつで。
(わたしはNくんの笑った顔がすごく好きだとか、顔が見たいからとかしょっちゅう言ってたので
心の距離の上に、さらに顔が見られない位置関係にわたしが悲しい思いをしているのは、絶対に
わかってたはずなので)

打たれても打たれても、むしろどんどん好きになってしまって。
(もちろんこのあたりの言葉も、やつが本当にそう思ってるタイプではあるのだけど、「おれはこんな
男だから」って、こと恋愛に関して年齢の割に幼稚なわたしの「好き」が、気のせいだとか錯覚だとか
思わせたいのかなという気はしてます)


「2/3」につづきます





今思ってること002

2013-03-04 22:00:00 | にちじょう
昨日、やつの29歳おめでとう飲み会をした。
わたしがどうしてもお祝いしてあげたいのだと、シフトを作っている男性社員に
お願いをして企画してもらった。

「その切なる願い、叶えてあげるよ」

そんなふうな優しい一言までくれた。
本当に人間関係に恵まれているなぁと改めて実感。

少し遅れて到着したわたし。
やつはなんだか少し不機嫌そうにも見えたんだけど、多分疲れてたんだろう。
時間が経ってお酒が進んだらいつもどおりのやつになっていった。

憎まれ口ばかりで、結局はいつも弟を叱る姉みたいになっちゃって。
だけどわたしたちの関係性は、それが、居心地がいいんだ。


ただ、最近のやつは、なんだか少し違う気がしている。

いつもなら前に好きだったあの人のことを話すと「いとしの○○さんか(笑)」
なんてふざけるのに、昨日あの人の話が出たっときには、一度もそういうふうには
言わなかった。
もしかしたら、お別れが近づいてきて、わたしの気持ちの向かっている先について
少し真面目に考えてるのかもしれない。

わたしはわたしで、今まで見せなかった面も見せるようになってきている。
例えば本来は事務職として今の会社に入ったのだけど、最近は忙しいから
現場の仕事(接客関係)をすることが多かった。
でも、やっと少しづつ落ち着いてきて、事務所で本職のデスクワークを
していることも増えてきたんだ。
それを見た彼は、「お、事務員してるじゃん」なんてふざけて言って。
「お掃除もできるし料理もできるし、おまけに事務まで出来るんだよ!」
って言ったら
「全部中途半端じゃねーか(笑)料理はまだまだだな!パン屋さんにはなれるかもしれんけど」
なんて言って。
「パソコンとかできる人なんだっけ?」
って言うから
「できるよ、資格持ってるし。だからここで事務してるんじゃん」
なんて言ったら、きみはすこし驚いたって顔をしてた。
(彼は機械とか車とか、世の男性が好きそうなものにてんで興味がない)

飲み会の最後の方に、この際だから言うけどと、思っていたことを言ってみた。

あの時わたしを叱った君の言い分は正論だけど、だからってなんで変な敬語だったのか。
わたしは果たしてあんなふうにされなきゃいけないほどのことをしたのかなって。
「きみに変な敬語を使われて、きみがそこからいなくなったあとは号泣してたんだからね!」
って言ったら
「そのくらいしねーとわかんねーかなって思ったんだよ」
なんて笑う。
「もうその話は終わったことだからいいんだよ!もういいの!」
なんてむきになってその話を終わらせようとするあたり、多分きみのなかでも
やっちゃったなぁとか、間違えたなぁとか、そういう後悔みたいなものがあるってこと
なんだろうね。
「でもまぁそうやって意地になって、絶対謝ったりしないところがガキだなって思ってたけどね!」
って言ったら
「そうやって最近やけに年上ぶるよねー」
なんてバカにされて。

あの数日感は絶望の只中にいて、こんなふうな時間が持てるようになるなんて夢にも
思ってなかったんだよ。
ふたりで一緒にわたしの作った夜ご飯食べたとき、外国のチョコレートを食べたんだ。
わたしはその時のことをすごくよく覚えていて、そのナッツ入のホワイトチョコレートを
見かけるたびに「もう二度とあんな時間は過ごせないのかな」って切なくなったりしてた。
たまたまそのチョコレートの話を昨日した時に、そんな小さなことをいちいち覚えてるのは
きっとわたしだけなんだろうって思ってたんだ。
だけど、きみはちゃんと覚えててくれたね。
それが、ものすごく、嬉しかったんだよ。
わたしの中だけじゃなくて、きみの中にもちゃんと二人の思い出があるんだって思って。

甘いもの好きのきみのために、地元のおいしい洋菓子店にバースデーケーキを予約して、
ちゃんと「○○くんお誕生日おめでとう」ってプレートも
付けてもらって。
その文字をお店の人に確認してくださいって店頭で言われて、なんだか
妙に恥ずかしくて笑ってしまった。
「ろうそくは何本?」って聞かれて「29本で」というのもなんだかね。
そんな若い子のお祝いなのかぁ…って、気恥ずかしくて。

わたしが記念にケーキを携帯で撮ろうって言って(自分自身が写るのはお互い苦手なので)
いつもは携帯のカメラなんて使わないきみも、ちゃんと撮って保存してくれたよね。
(もう消した!なんて照れ隠し言ってたけど)
そして少し残ったケーキも、おいしいって、ありがとうって最後まで全部食べてくれた。
ただ単に甘いものが好きで食い意地が張ってるとも言えるけどね。
(こういう一言が余計だといつも言われる)

「今日は間に合わなかったけど、ちゃんと誕生日にはプレゼントもあるんだからね」って言ったら
少しびっくりした感じで「プレゼントまであんの?」って。
「あるよ、当たり前じゃん!」って言ったら「何?現金?(笑)」って、いっつもそんなふう。
「わたしの誕生日は7月5日だからね!その前にはホワイトデーってものがあるんだからね!」
って念押しといたけどね。

きみが地元に戻る日が3月16日って正式に決まって、とても寂しい。

だけど、それまでの間にわたしの手作りウィークが始まるよ!今まで作ってあげたもの
また作ってあげるよって言ったら「じゃあコンビニで飯買うのやめなきゃな」って。
「実質2週間ないけど、休みの予定が合うの、本当に待ってるんだからね。きみが思ってるよりも
心待ちにしてるんだからね」ってしつこいくらいに言ってみた。
まぁ休みは彼自身が決められることじゃないから、どうしてもできないってこともありえるんだけど、
それでも真剣にそのことを考えて欲しかったから。
「わかった、ちゃんと聞いたから。考えとくよ」って言ってくれた。
「どうせ聞いただけで反対側の耳から出ていってるんでしょ!」
って言ったら笑ってたけどね。
でも、本当に待ってる。
その日に、全部言おうと思ってるから。

わたし、でも、結構日々泣いてる。
さよならした日の向こう側が怖くて。

だけど、もうきみのまえでは泣かないことにしたんだ。

きみの前では笑う。
きみの前では大人になる。
きみの前では楽しくする。

そう決めたから。

ただ、最後の日だけは、ごめん、許してね。

永遠のお別れじゃないのはわかってるし、仕事上、もしかしたらまた夏に同じ時間を
過ごせる可能性もあるって、昨日話しが出た。
「俺が引っ張るからさ」って男性社員が言ったので
「わたしも、引っ張るためならなんでも手伝いますよ!」
って言ったりして。

夏のきみも見てみたい。

本当にそうなればいいな。

あと少しの時間だけど、楽しく過ごそうよ。
きみと一緒に過ごした時間のほとんどは、全部今まで楽しかったんだから。








今思ってること 001

2013-02-26 21:57:31 | にちじょう
今日会えなかったとして、明日会えるんじゃんというふうに
思えるようになったわたしは、多分だいぶ成長した。

毎日やつのことを考えない日はないけど、だからといって
それ以外何も考えないでいるのかというと、そうではない。
多分やつは、わたしの顔を見られないからといって
わたしのことを考えたり恋しく思ったりなんてしないんだろうなぁ。

それはとてもくやしい。

でも、しょうがないな。
好きになったのはわたしの方だ。

自分の中で、いまのわたしはこれ以上ないくらいに頑張っている。
もともと愛だの恋だのという話は得意ではないし、そもそも
感情を表に出したり人に伝えたりというのが苦手だったから。
今は、泣くのも、笑うのも、我慢するのも、全部一生懸命に。
自分で思ってるだけなんだけど、こんなに頑張ってても
神様はわたしにやつをくれないんだろうか。
こんな出会いを用意してくれたのに、それなのにご褒美が
もらえないってこともありえるんだろうな。
(見返りだご褒美だっていうと、いつもきみに笑われるけど)

世の中の幸せそうな人達は、その幸せを手に入れるために、一体どんな
凄まじい努力をしてるっていうんだろうな。


仕事中はなるべく見ないふり。
他の人がいる前であまり親しげにするのはよくない。
それは十分わかっているので、ちょっとした会話はするけど
それだけ。
そのかわりふたりになるといつも、言いたい放題の口喧嘩みたいになる。
もちろん本気ではなくて、最後はいっつも笑っちゃう。

最近のわたしは、きちんと仕事に向き合っている。
自分が進むべき道、自分が努力すべき方向性、ちゃんと前を見ている。
周りの人みんなが忙しく疲れているから、余力のあるわたしが
出来ることは何でも引き受ける。
「できません」「嫌です」なんて言わない。(実際できるし嫌ではないので)
そういうものが、なんとなく実を結んで来ていると感じる。

わたしはこれといって何ができるとか、これなら人に負けないとか
そういうものがないから、やれることはなんでもやろうと思うし
それであてにされたり頼られたりするのはとても嬉しい。

「なんか、いやに"良い子"になっちゃったんだな」
「そういうの八方美人って言うんじゃないの」

やつにそう笑いながら言われたけど、それでだれかの気が休まったり
誰かが少しでも楽を出来るっていうなら、わたしはやるよ。

「もうちょっと大人になれればいいんだけどね、わたしはこどもだから」
とったわたしに
「うん、まぁこどもだけど…おとなだよ、結構。バランス取れてるよ」
ってきみは言った。

「わたしはもっとゆるくやわらかくならなきゃとは思うんだ。きみみたいにね」
といったわたしに
「いや、だいぶゆるくなってきてるでしょ」
ってきみは笑った。

ちゃんとみててね。
わたしをほったらかしにしないでね。
きみのひとことひとことが、わたしの気づかなかったわたしを見つけてくれる。


距離が離れたって、わたしのことを女としてみてもらえなくたって
わたしはやつを手放すつもりはない。
でも、物理的に離れるってことを、ふと冷静に考えるととても怖い。
毎日のように顔を見ていられる今とは、真逆の状況。
極端すぎる変化。
もしかしたらもう二度と会えないかもしれないなんて、思ったりもしてしまう。

そんなこと今考えてもしょうがないし、あえて重い重い蓋をするようにして
考えないようにしてるけどね。
落ちないように、落ちないように。
必死でしがみついて気持ちを維持している。

今きみのことが大好きだし、今楽しいし、今が全てだから。


わたしを忘れるな。

わたしは一生きみを忘れることはないだろう。

わたしの「今」を作ってくれたのはきみだ。

大げさだって、そんないいもんじゃないって、きみはいつもいつもごまかして
笑ったけど、それくらいわたしにとっては大きな出会いだったんだよ。

覚悟しておけ。
わたしはきみに何かを求めるつもりはないけど、わたしの言いたいことは
さいごに全部言うつもりだからね。





経過報告

2013-02-25 21:25:07 | にちじょう
ツイッターの方を一時休止しています。

それでも、やっぱり日々のことは吐き出したくて。
もともとこっちは日記のようなもので、でも最近
ツイートしていたような内容って、どうにもここには
そぐわないような…なんていろいろ迷ったのだけど。

ツイッター上で批判も受けたけど、リプライやDMなどで
随分励ましてもらったし、わたしの表現が好きだと言ってくれた人
もいたので、少しずつ、ね。
経過報告も兼ねて。


チャットモンチー 『コンビニエンスハネムーン』


「拍手 君に会えた私 よくぞここまでたどり着いた」

わたしのこの恋は、まだかなうかどうか先があるのかどうかもわからないけど
こんなやつ他にいないって思える相手に、偶然に偶然が重なって出会えたことが
既に奇跡のようなもので。
陳腐な言い方かもしれないけど、本当にそう思う。



チャットモンチー 『ハテナ』


「笑っていてほしいのなんで それを見たいから それを見たいのなんで 好きなんだ」
「ありがとうって言いたいのなんで それを伝えたいから それを伝えたいのなんで 好きなんだ」

わたしはやつの笑った顔が好きだ。
照れ笑いの顔はいちばん好きだ。

感謝の言葉とか褒めるとか、そういうことをもっとちゃんと言葉で伝えようって
そう思ったのも、やつに出会ってからだ。



チャットモンチー - 恋の煙 - Zepp Tokyo [HD]


二人ぼっち 二人言 二人よがり 二人占め
「リズムがあう それだけで恋しいんだ」
「夢にまで見た夢に手が届きそう」

意見が合うってわけじゃない。
8つも歳が離れてるから、好きなものだって見てきたモノだって違う。
だけどテンポが合うんだ。
感覚が合うんだ。
返ってくる言葉が、思ってた通りのものなんだ。
だから疲れない。
だから楽しい。
やつとなら、なんだって楽しめる。
錯覚かもしれないけど、そんなふうにさえ思える恋。



Chatmonchy - 風吹けば恋 Live


こうなったらもう止まらないし、突っ走るのみ。
わたしはやつの前だと、言いたいことはなんでも言う。
好きだって、大事だって、いつも何度も言ってきた。
いつもやつが勝手に「そういうんじゃないでしょ」って冗談にしてきただけで
わたしはそういうんじゃなくない、本当に好きなんだから。



ツイッター上では、あの時とても苦しくて悲しい状態で、仲直りはしたものの
どこかぎこちなさの残る状態だった。
やつのメールの一文を疑って裏を読もうとしたりもした。
やつに裏なんてないこと、わたし自身がよくわかってるはずなのにね。

でも、今は、もう完全に元通りに戻りました。

「仕事」という点において、いい意味での一線を引くということは
学習したので厳守してるけど、それ以外は全く元通り。

あの時に悲しくて苦しくて泣いてたことを、冗談で話し合えるくらいにまでなれた。
そうだったんだ、きみとわたしの関係は、いつもこんなふうだったじゃないか。
傷ついたこととか悲しかったこととか、全部きみが冗談にして茶化して
それでわたしの傷を治してくれたんじゃないか。

かっこつけたり取り繕ったり、そういうことが全く必要ない、稀有な関係。

あの時は、きみのことが好きすぎて、この先どう距離をとったらいいのかわからなく
なってしまった。
こんなに悲しい恋になるとは思ってなかったなんて考えた
もっとただ楽しくて嬉しいだけのものだと思ってたから。

だけど今は違う。
もう、ただ、きみのことが好きだってだけだ。
きみのことが大事だから、きみが困ることはしない。きみに迷惑がかかることはしない。

わたしはわたしの思うようにするし、その判断はいつだって間違ってなかったじゃないかって。
いちばん初めにきみに電話番号を聞いたこと。
あの人のことが好きでどうしようもなくて、悩んだ末にまだあまり話したこともないきみに
それを相談したこと。
あの人を含めた職場の面々との初めての飲み会で、どうしようもなく悲しくなって、
目の前にいたきみにメールして一緒に夜明けの海へ行ったこと。
ちょっとしたきっかけでへんなふうになってしまった距離を、どうにか元に戻したくて
いちご味のキャラメルを3粒をみきにあげたこと。

バレンタインにあげた手作りのお菓子は、わたしたちが元に戻る最大のきっかけになったね。
ふたりで話し合ったわけでもないのに、その瞬間にもうお互いが
「わたしたちは(俺たちは)もう大丈夫」って思ったんだ。
(きみはあのとき他の人にそう言ったんだってね)

それでもまだなんとなく完全ではなくて踏み込めない感じが残っていて、それをなんとかしよう
と思ってわたしは考えたんだ。
きみはきっとわたしのこと、嫌いではないはず。
わたしといて、多少は楽しいと思ってくれてたはず。
きみと一緒にいたわたしはきっと、笑ってたはずだから、だから、もう泣くのとかやめようって思ったよ。
一緒にいられる残りの時間が少ないんだから、泣いて壁作るのとかもうやめようってね。
それできみに前みたいにあさから「おはよ!」って声かけて。
それで完全に、以前のわたしたちに戻ったよね。


だって、ほら、やっぱり、きみはわたしと距離を取るなんてできなかったんじゃないか。
わたしも、きみと距離を取るなんてできないからね。

きみのことを、年下なのに随分と大人でなんでもよくわかってるやつなんだって
思ってたけどまさかそんなことがあるはずもなく、きみは変な敬語で、わたしから
離れようとして、そして失敗して。
8歳も年上のわたしなんかよりもずいぶんとおとなびた君が、そんなことでつまずいて
困ってたのかって、そんなことを考えたら、前の何十倍も好きになっちゃったよ。

今まで何人もの女の人を見てきたであろうきみは、それでもきっとこんなふうな
幼稚でかわいらしい関係は初めてなのかもしれない。

実年齢よりも大人なきみと、実年齢よりも子供なわたし。
案外合うんじゃないかって、勝手に思ったりしてるわたしはやっぱり思い込みが得意技だ。


最後にひとつ。
突然のリプライで意見をくれた方へ。(もう見てはいないでしょうが)

「仕事に恋愛を持ち込んで、自分だったら恥ずかしくて職場にいられない」
いまわたしは仕事の状況も非常に順調で、今まで自分が心がけてきた
文句を言わない、愚痴を言わない、自分のやれることなら何でもやるというような
ことが、確実に評価されてきています。
人間関係というのは本当に様々で、今のわたしは、本当に周りに恵まれているなぁと
感じます。
在り来りなものばかりではない。こういう面白い関係もある。そういうことです。

「(前に好きだった人とやつの)二人の男性を傷つけた」
「だからまた失恋した、当然だ」
以前好きだったあの人は、わたしのことを「人として」評価してくれています。
人として大好きだとも言ってくれたみたいです。
実際以前よりもいい関係を築きつつあるし、仕事上も頼ったり頼られたりが
格段に増えてきました。

そしてやつのこと。

これはもう説明いらないでしょう。
傷ついたかどうかは本人に聞かないとわからないけど、あの人もやつも、どう考えても
傷つけたりはしていないと、わたしは思うんですよ。

まぁ何を言われようと事実はいっこしかないし。
事実は、わたしの書いたことの中にしかない。
そう思うんですよ。