
この間思い付きで新潟へ行ってから
「そうだ、わたしどこへでも行けるんじゃないか」
という気付きというか、そういう感じの気持ちになっていて
今日は茨城県笠間市にある
常陸国出雲大社へ。
ここ数年毎年伺っていて、今年は初。
目的はそれだけだったので
高速使ったらあっという間で面白くないかなと
須賀川(勢至堂峠)、白河経由でひたすら一般道を。
道の駅見つけるたびに休憩してたら
片道4時間かかった…。
でも、福島県、栃木県、茨城県と
県をまたいでひたすら走るのはおもしろい。
同じ福島県内だけでも
わたしの住む猪苗代町からほんの5分も走ったら郡山市になって
さらに20分も走ったら須賀川市(勢至堂峠)。
ふだんは郡山市でも駅前とか幹線道路の感覚で
須賀川とか白河なんてとんでもなく遠い街だって感覚。
まぁもちろん郡山も須賀川も
わたしの家からこのくらいの時間でたどり着けるのは
あくまで市のはずれの方でしかないんだけど
それでもその距離感にいつも驚くんだよなぁ。
(この感覚、伝わりづらいだろうな…)
基本的に山間部と農村部ばかりなのだけど
このあたりは大きな川があって
鮎が名産(鮎釣りの名所)なのだな、とか
もう稲刈り始まってる!とか
りんご色づいてる、早い!とか
そういう本当に小さなことを拾い集めながら走るのが
おもしろかったなぁ。
多分すぐに忘れちゃうような程度のことなんだけど
そのくらいがちょうどいいというか。
今までの人生で自分が生まれ育った県以外で生活したのは東京だけだけど
それはなんとなく「高校卒業したら東京へ出るんだろうなぁ」という
感覚が自分の中にあった。
今自分が生活してる場所に特別な不満があるわけじゃないけど
これから先、わたしが行ったこともない、予想もしていないような街で
生活する未来があったりするんだろうか、とか
知らない町の知らない人の暮らしの中を通って
そんなことをいろいろ考えてた。
あとよその県走るといつも思うのが
自分が住む地域との家の造りの違い。
今回特に思ったのは
「長屋門」という形式であってるのかな、
門があって、その両側ががただの塀ではなくて
建物(多分農作業小屋など)になっている家が結構多かった。
いかにも古くからの豪農って感じの。
わたしの住んでる地域ではあんまり見たことない気がするのだけど
豪農がいないのか、そういうものを建てるだけの由緒ある農家が
いないのか、それとも雪が降る(積もる)からなのか。
ドラマに出てくる田舎の農家みたいでかっこよかったなぁ。
時間的にも一人で運転するってこと考えても
このくらいが限界かなぁ。
所要時間:約8時間
総走行距離:約360㎞
立ち寄った道の駅:4か所(天栄、東山道伊王野、もてぎ、ばとう)
「この道ずっと行ったらどこに行けるんだろう」
やっぱりこの感覚でのお出かけは、たのしい。