
評価2
①新開地の事件ー松本清張
②母子像ー筒井康隆
③双子の家ー赤川次郎
④緋色の記憶ー日下圭介
⑤北斎の罪ー高橋克彦
⑥ぼくを見つけてー連城三紀彦
⑦手話法廷ー小杉健治
⑧サボテンの花ー宮部みゆき
1970年からの30年間に発表された短編ミステリーの中からセレクトした「謎」シリーズ第1巻目の選者は東野圭吾。選者が東野圭吾で松本清張、私が尊敬してやまぬ筒井康隆大先生、わが郷土が誇る高橋克彦や宮部みゆきが名を連ねているので期待に胸を膨らませて読み始めたのだが・・・
私の目にとまったのは後半の3作品「ぼくを見つけて」「手話法廷」「サボテンの花」ぐらいのもので、まぁこれとてあまり面白いわけではない。筒井大先生の「母子像」もよくわからないし、高橋克彦の「北斎の罪」にいたっては浮世絵の刷り上げ工程が全く理解できず途中でリタイア(泣)。
東野圭吾がワザと面白くない8作品を選んだとしか思えない。