母は強し…。

昨日、おばあちゃんが転倒したと連絡がありまして…。

丁度、出先で車の中に居た私と母は大慌てで、おばあちゃんの入居する特養に向かったのですが。まぁ、幸いにして内出血程度で済んだ次第。

どうも、自分で車椅子からベットに移ろうとしたらしく…。

まだら呆けな中で、歩けると思ってしまった様子。

本日、お仕事の帰りに少しばかり様子を伺いに行ってみると、丁度、夕御飯が配膳されている最中でね。

「お腹空いてるでしょ？あんたも食べていきなさい」

と。オママゴトサイズのお食事をスプーンで律儀に取り分けてくれるわけ…。

私はとっくに大人になって、庇護されるべき年齢を過ぎているのにも関わらず、そぉ～して弱き者の立場も逆転しているのにも関わらず。

自分の分を取り分けて食べさせようとする、その姿に…。

母としての強さを感じました。

にしても、ユニットっていう家庭的な雰囲気が売りの少人数制なフロアには。目指すトコロは家庭でも、そりゃぁ～あんた大きく出すぎよ…。ってな殺伐とした無機質な雰囲気が満載で。

これぞ孤食というか。人が居るだけに、その孤独感が際立って。なぁ～んで歳をとって、苦しいことの連続な最後が、こぉ～んなにも孤独じゃなきゃいけないんだろうか。と、老いることの苦しみって死ぬまで続くんだわ…。なんて、フト思ってみたりして。

そして、現実として、目の前に居る人タチが。それぞれの人生という重荷を背負ったエキスパートな人だけに。ナンとも言えない気分になりました。