行雲流水の如くに

失敗しても許される可愛げのあるやつ

この年になるとほぼ毎日が失敗の連続である。

一番多いのが物忘れだ。

現役の時、こんなことをしていたら左遷か首になるのが関の山。

ところが少々の失敗でも大目に見てもらえるタイプがいる。

「可愛げのあるやつ」だ。

歴史上有名なのは、豊臣秀吉だがこれは天性のものだろう。

 

ユーパトリウム

なんとなくはかなげな感じが好ましい。

 

「可愛げ」は努力して作れるかと言うと難しい。

下手な演技は見抜かれる。

努力して可能なのは、「律気」だろうか。家康はこの律気で天下を掌握した

植物も律気なところがある。

薔薇(チャイコフスキー)

 

若し間違わない人がいたらこれほど世の中で厭なやつはあるまい。

 作家 山本有三

日本の組織社会は概して「失点主義」だ。

本当に才能がある人間は、失敗も多い。だから途中で潰される。

毒にも薬にもならないタイプが生き残る。

こんな人間ばかりになると組織なり社会の衰退が始まるのだろう。

 

薔薇(チャイコフスキー)


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コメント一覧

megii123
べつらさん、こんばんは。
マーゴット・フォンテーンの素晴らしい踊りを「特等席」で十分堪能いたしました。
ありがとうございます。
「優雅さと気品」大事ですね。

「男も女も可愛げがないとダメよ」まさにその通りですね。
100%完璧はダメということでしょうか。
ちょっと抜けているようなホッとする部分が大事なのかもしれません。

どうぞご自由にお使いください。
今年のチャイコフスキーは比較的よく花を咲かせています。
bellavoce3594
エッセイにお書きの「可愛げのある人」ですが、私がローマでお会いし、それからすっかり年齢を超えて仲良くしていただいた永井智子先生が「男も女も可愛げがないとダメよ」って名歌手たちの批評をなさっていたのを覚えています。私はそのころ20代、永井先生は80代でした。その通りと思います。憎めない愛嬌がにじみ出るのがいいですね。永井先生のお嬢さんは作家の永井路子氏ということがあとでわかりましたが、娘さんのことを「よく勉強するけれど面白味がないのよ」って仰っていました。話していてホッとする魅力って何をするにも大切ですね。この薔薇は美しくて可愛い、眺めていてゆったりした気持ちになれます。また写真を拝借してもいいでしょうか。

最近、あのコクソーの件で気分が重いです。
bellavoce3594
美しい薔薇「チャイコフスキー」を拝見して、私が子供の時にテレビで見た英国のロイヤルバレエ公演でチャイコフスキー「眠れる森の美女」を見て、プリマを踊ったマーゴット・フォンテーンの美しい踊りにゾッコンになりました。その時、フォンテーンはたしか50歳を超えていたそうですが、バレリーナでこんな大役を堂々と舞う人がいるのかしら、と驚きました。
若いバレリーナにはない優雅さと気品があり、今も忘れることができません。音楽も素晴らしくぜひ「特等席」でどうぞ。
https://www.youtube.com/watch?v=tCqIEc70iGw
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