電力会社というのはどの地域でも「お殿様」の扱いだ。
基本的に赤字にならないように政府が料金調整をしてくれるから、資材の発注なども鷹揚なもの。
ところがこのところ「お殿様」のプライドを捨てて、なりふり構わず収益競争に走り込んでいる。
電力会社の中でも品がないというか、ここまで落ちたかと思われるのが、
「関西電力」だ。
関西電力、中部電力、中国電力、九州電力が顧客獲得競争をやめるためのカルテルを結んだ。
ところがこのカルテルの首謀者である関西電力が「公正取引委員会」にご注進に及んだ。
ご注進に及んだ者は課徴金の納付を免れる。要するに「密告制度」だ。
中部電力275億円、中国電力707億円、九州電力27億円の課徴金をかけられるが関西電力はゼロだという。
こういう行いを「恥と頭はかき次第」と言うのだろう。
最近は北海道にまでやってきて仁木町で風力発電を計画しているのだが、そのやり方が姑息だ。
(仁木町は積丹半島の付け根に位置する果樹栽培が盛んな自然環境に恵まれたところ)
有力者の人たちに個人的に訪問し協力を要請している。
正々堂々と町民に公開公表をしないということで、住民からは不信感を呼んでいるのだ。
関西電力よプライドを取り戻せ!