行雲流水の如くに

和歌は恋で漢詩は友情ーーー日本と中国の文化の違い

詩人の高橋睦郎さんは、「和歌は恋で漢詩は友情」と述べている。

確かにそうかもしれない。

万葉集や古今和歌集には恋の歌が多い。

一方漢詩は友情や人生を詠ったものが多い。

 

コスモス(秋桜)

メギー(コーギー)は庭で何か物思いの風情。犬も夢を見るそうだ。

 

君に勧む 金屈巵(きんくつし、黄金の大杯) 満酌辞するを須(もち)いず

花発(ひら)けば風雨多し  人生別離足る    晩唐 于武陵

君にこの金色に輝く大杯をさしあげよう。 なみなみとついだこの酒を飲み干したまえ。

花が咲けば、雨風も多いものだ。

人の世も、楽しみのあとにはつねに別れが待っている。

 

だいたい、親しい友人と語る時には酒が入る。

お茶やコーヒーでは間が持たない。

酔っぱらった後の哀情に、人生の深みをのぞき込む感じがする。

 

ノコンギク?

近くの土手に生えている。

 

時代の流れなのかもしれないが、やたらと英語の言葉が増えてきた。

使っている本人もどの程度理解しているのか?

逆発想で難しい漢語を使ったら案外受けるかもしれない。

横綱昇進の際に四字熟語が慣例になったことがあるが、あれも案外面白い。

手のひらに書いて覚えた横綱もいたようだが。

 

薔薇(快挙)


ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

コメント一覧

megii123
べつらさん、こんにちは。
日本でも中国でも、古代の英雄や帝王は当たり前のように歌を歌っています。
漢詩も明治時代くらいまででしょうか。
残念なことに今の日本で漢詩を楽しむ政治家や経済人はどれくらいいるのでしょう?
詩人の高橋睦郎さんは、次のように語っています。
「運命というものを持たない人は詩人と認めたくない」
私も同感です。
bellavoce3594
そういえばそうですね。乃木大将の漢詩もそうですが、漢詩は日本・中国共にそうした特徴があるようです。
その中で恋の漢詩は恋人や夫が戦地に行っているのを案じる女性の詩でとても悲しいですね。
平安時代の歌は風流で恋の歌が多く、季節も美しく描いています。
このころは戦いの世ではなかったこともありますが。
明治になってから与謝野晶子をはじめ、女性の素晴らしい詩が素敵ですね・・・私は古文には詳しくないのですが、感覚で味わっています。
megii123
menusanさん、こんにちは。
ブログ開設当初は、ブログ荒らしらしい投稿がありましたが、最近はありません。
組織的な感じがするブログ荒らしは、すぐスパム指定していましたから。

「北海道の野の花」で確認しました。
確かにヒメジョオンですね。
雑草風ですがそれなりに楽しんでいます。
ありがとうございました。
Unknown
こんにちは。
いつも問題点をよくお調べになられ、良い参考になります。
最近はブログ荒らしも横行しているようですね。

ノコンギク?はヒメジョオンと言う種類ですね。
草地でよく見かけます。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

※ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「文化」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事