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中世への憧れ

teacupから引っ越してきました。

ハンロンの剃刀

2011-02-20 23:36:00 | 人生設計
朝日新聞土曜版に連載している 勝間和代の「人生を変える『法則』」という記事に書かれていた言葉である。

問題は悪意よりも無知から生じる。

もう少ししつこく言うと、
「相手の行為が単なる愚かさで説明できるのであれば、必要以上に悪意を想定しようとしてはいけない。」
ということで、「愚かさ」は「知識不足」とか「専門外」という言葉で置き換えられるとか。

実を言うと私は、あまり、ビジネスっぽい処世術は好きではないのだけれども、そう思ってじっくり考え観察することで、怒りを鎮めるのに役立ちそうである。

君たちに明日はない NHK土曜ドラマ

2010-02-27 05:34:00 | 人生設計
http://www.nhk.or.jp/dodra/kimiasu/

今晩見れば、全部見たことになります。
坂口憲二、田中美佐子主演。リストラ請負会社の社員村上真介が、リストラ候補者と面接して希望退職に追い込む話。

原作は、垣根涼介 「君たちに明日はない」「借金取りの王子」(新潮社)

リストラはあまり良い気持ちしませんよね。実は私も一度社外の団体へ片道切符で出されそうになったことがあります。人減らしだなと思ったものですから、それまで頑張ってきたことを考えるとがっかりした記憶があります。その時は、面接に行って、相手の必要とする技術が私の知っている分野と少し違っていたものですから、採用にならなかったのですが、会社の対応にガッカリしておりました。

このドラマから、そういった人生が見えると思ったから見ているのですが、
面白いのですが、あまり考える参考にはなっておりません。

精神性重視か、理財重視か

2009-11-01 03:03:00 | 人生設計
2009/10/30のブログに書いた「聖地 チベット ポタラ宮と天空の至宝」の展示で若干思うところがあった。それは正しい解釈なのかどうかは分からないが、

チベットの密教というのは大変きめ細かくできており、ここまで宗教を突き詰めるのは恐らく膨大な時と僧侶たちをかけているのだろう。そしてチベット人は、そういうチベット仏教に帰依し、生活の多くの時間を宗教とともにあるようである。

チベット人は厳しい自然と貧しさの中で、富を求めることに至上の価値を見出すのではなく、チベット仏教を極めることに至上の価値を持っているのではないかと思えたからである。

日本という社会もかつては精神性の高い文化であったと理解している。営利を求めることははしたないこと、としていたのではないかと理解している。しかし現代の日本社会は、個々の会社によって成り立っていることもあり、営利主義だ。

営利は豊かな生活を営むのに必要なことであり、決して粗末にすべきでないが、収入が多いから社会的地位が高く尊敬されるというのは、やはり問題であろうと思ったのである。

宗教・哲学に重きを置いて、人生を考えながら生きているような、途上国の人々に高貴なものを感じてしまう。特に仏教にはそういうところがあるのだろう。

ドロゲリアみたいな人間だな。

2009-10-25 00:46:00 | 人生設計
現在、須賀敦子さんの「地図のない道」を読んでおります。

その中で、
大学などで、研究者が雑学にかまけていると、「あいつはドロゲリアみたいなやつだな。」といって軽蔑されると、このイタリア語の表現を説明している個所がありました。(p52)

ドロゲリアとは、場所によってはコロニアーレとも言われ、元々は植民地の珍しい品々を売っていたところなのだそうです。それが、何でも売るようになり、雑貨屋のようになっている(ただし、食料も売る。)店なのだそうです。つまり、何にでも手を出して、専門分野に身が入らなくなってしまった研究者に例えてのこととか。
ちょっと耳が痛いのですが、私は研究者ではないので、今はブロガーとして人の御迷惑にならなければ、何に興味を持っても許されるんじゃないかと思っております。

【2009/10/24のこと】
この日は、子供たちの通う小学校の運動会でした。最近大分会話をしなくなってしまった妻と久しぶりに、席を隣にして、子供たちの競技を見る。不思議と感動して、涙が出てくる。

帰宅後、須賀敦子さんの 「地図のない道」をずっと読んでいて、半分ほど読み終わる。以前「トリエステの坂道」というのを買って、程々読んだのですが、読了せず、途中でやめてしまったことがあった。今回別の本を読んでみて、この方の表現力の豊かさに感心する。 この本では、ユダヤのゲットーを中心に物語っていた。須賀さんの大阪の実家の話もあり、興味深かった。



先々を考える。

2009-08-02 04:27:00 | 人生設計
知り合いのサイトの主催者の方が、早期退職してしまった。日記やプロフィールを拝見していて、私と同じ位のお歳ではないかと推定している方である。
それだけ、十分な蓄えと、キャリアを備え、しがらみも少ないので、できることなのだろうと、羨ましくもあり、今後も有意義な人生を期待するものである。

私は、体力の衰えを感じつつ、まあ恐らく定年まで今の会社に勤めようと考えている。

家族を抱えてしまっており、晩婚であったために子供もまだ小さい。私が定年を迎えた時、長男は大学をちょうど出たところであり、次男はまだ在学中のはずである。

学資は貯めてはいるが、定年まで勤めないと、とても家族を養えない。それどころか、定年後も数年採用してくれる制度を活用しないと、そうそう生きていけそうにない。

定年後は実家を守るため、田舎に帰ろうとは思っているのだが、子供たちは成人してしまうので、付いてこないだろう。嫁も危ない。

先祖伝来の田畑はあるので、晴耕雨読の生活か、趣味の歴史を発展させて、郷土史研究かと考えている。
いまは、だから歴史は間口を広げて、勉強している。