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中世への憧れ

teacupから引っ越してきました。

御嶽神社

2014-09-03 04:55:00 | 仏教史
先日、石神井川探索倶楽部で、井草高校近くの「御嶽神社」へ行った。こじんまりとした神社であったが、収穫があった。

祀られている神の中に、「一山霊神」という神がおり、これはどうも講の開祖。
収穫だったのは、富士山のマークがこの一山の紋であることが分かった点。

このマークよく見かけるんです。







企画展 救いへの祈り

2013-04-23 23:40:00 | 仏教史


展示名:企画展 救いへの祈り 
場 所:神奈川県立金沢文庫
会 期:平成25年2月15日(金)~平成25年4月21日(日)
入館料:250円(大人一般)
図 録:800円(購入した)
音声ガイド:なし
カエルのマンガの補助冊子:あり
私が見学した日:2013年04月21日(日)

感想:
ボランティアの方が行う展示解説に間に合って、一通り解説をお聞きすることができたので、良く分かった。亡くなった人への法要は、初七日、14日、21日・・・と行われるが、このような法要は最初から決まっていたわけでなく、インド→中国→日本と仏教が伝わるにつれ、忌日(法要)が加えられた。

またそれぞれの法要に際して、十三の「仏」を配置する方法は、日本においては徐々に形成されてきた。金沢文庫の豊富な資料からは、金沢北条氏や称名寺長老など、身分の高い人たちは、既に鎌倉のころから、このような十三仏を配置する法要が行われてきたことが、見てとれるのだそうである。

金沢文庫の史料を、あるテーマのもとに整理すると、こういうことまで分かってしまうんだなあと感心した。筆まめな北条貞顕のおかげですけどね。



近江巡礼 祈りの至宝展

2013-02-15 03:44:00 | 仏教史


展示名:近江巡礼 祈りの至宝展  
場 所:静岡市美術館
会 期:1月2日~2月11日
入館料:1000円(大人一般)
図 録:2100円 (私は購入していない、通販可)
音声ガイド:500円
私が見学した日:2013年02月09日(土)

感想:
別にこの展示を見に、静岡まで行ったわけでは無く、たまたま静岡で飲み会があったので、ついでに美術館か博物館に立ち寄ってやろうと思ったら、こういう展示があったので見に行ったもの。

静岡市美術館は初めてでしたが、モダンで大変綺麗な建物で、しかも駅前でアクセスの良いところ。

「国宝2件、重要文化財25件!」とうたっているように、名品ぞろいのよう。滋賀県立琵琶湖文化館が伝えるもので、仏像や仏画、仏具が多かったが、近世の絵画もあり飽きない。近世の絵画としては、例えば伊藤若冲の鳥禽図などもあったが、伊藤若冲の作品としてそんな素晴らしいものとは、感覚的には感じなかった。

智証大師像を見て、そういえば、三井寺が近江にはあったなあとか。

http://www.shizubi.jp/exhibition/future_130102.php

↓まもなく、こちらの展示も始まる。


「新日本風土記」を観る

2013-02-09 07:05:00 | 仏教史
BSプレミアムで見た。
高知県山間部の「物部(ものべ)」(香美市物部)という小村の話。

いざなぎ流」という、「明治に整備された神道」とは別の流れの信仰を紹介していた。
神主とは別に、「太夫」と呼ばれる「祈り人」がいて祭りを取り仕切る

天井の裏に一番大切な神さまがいて
 みこ神様  :先祖を神として祭ったもの
 おんざき様 :一家の守り神、イザナギ流にのみ見られる謎の神、一説には星の神

神様に備える蕎麦餅を供える。
御幣が独特で、それぞれ一枚の紙から切り出され、それぞれ「神」を表す。
御幣は、神さまが宿る止まり木

私は「物部」という名前が「もののべ」に通じるんじゃないかと思えて何とも興味深かった。

修行する大夫の言葉に
「人に勝つよりか 流されんようにせにゃ 流されるき 弱いき 人間は」
なるほど・・・




白隠展

2013-01-27 11:13:00 | 仏教史


展示名: 白隠展   
場 所:Bunkamuraザミュージアム
会 期:12月22日~2月24日
入館料:1400円(大人一般)
図 録:2400円だったかと (私は購入していない)
音声ガイド:500円(井浦新、明治学院大山下裕二教授)
私が見学した日:2013年01月25日(金)

感想:
良かった。
・達磨の絵
たくさん描いているが、特に若い時の不安な描線と年老いてからの、悟った描線の違いを解説で知って、白隠と雖も若いころから悟っていたわけではないと。

・すたすた坊主
江戸時代に実在した最下層の僧で、殆ど裸で、大道芸や物乞いをし、金持ちの商人にお金をもらって、代参とかを行った人たちを描いた絵。この すたすた坊主は以前ヒストリアで見て、興味をもったものであるが、あの時観た絵は、白隠のこのえであったかもしれない。

・「まる」を描いた書
これって、禅の教えなんでしょうね。西田幾多郎も同じようなものを書いていた。

・隻手
両手をたたくとパチパチと音がするが、片手だとどういう音がするか? 禅問答ですね。答えは何なんだろう・・・