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中世への憧れ

teacupから引っ越してきました。

「常若」という言葉

2009-08-04 03:10:00 | 西洋史(ケルト)
友人が私の8/1のブログに関して、「常若」という言葉を紹介してくれた。
「常若」は「とこわか」と読むのだろうとの推測はできたが、恥ずかしながら初めて聞く言葉であった。

本来、神道で常に宮を若く清浄な状態にするため、遷宮するのに用いるようだが、8/1のブログの「遷都」に関する考え方にも通じているらしい。

それで、ネット検索にかけてみると、日本の神道ネタよりは、

ケルト神話の「常若の国」=ティル・ナ・ノーグ  Tír na n-Óg
http://www.moon.sannet.ne.jp/tirnang/celt/tir.html

がよく検索される。ゲームと関係しているようだが、ケルトということで興味を持った。

アングロ・アイリッシュ

2009-04-15 03:15:00 | 西洋史(ケルト)
友人が、小泉八雲とケルトの関係を色々Cメールで教えてくれている。小泉八雲も魅力的ではあるのですが、私はそれほどネタを溜めていないので、もう少ししたら、書いてみたいと思う。

その友人とメール交換していて、小泉八雲は「アングロ・アイリッシュ」とギリシャ人のハーフだという。小泉八雲はケルト系の血を強くひいていると思っていたのだが、アングロ・アイリッシュは、ケルト系ではないように思える。

アングロは、アングロ・サクソン人のアングロと考えると、ゲルマン系。アイルランドがイギリスに支配されていたときに、グレートブリテン島から渡ってきて大地主となったプロテスタント系アングロサクソン人をイメージしてしまうからである。

ざっとネット検索したのだが、この「アングロ・アイリッシュ」の意味が分からなかった。

ストーンヘンジ

2009-04-14 04:45:00 | 西洋史(ケルト)
ストーンヘンジは、ソールズヴェリー大平原の中に立っております。これで、日本の遺跡のように、マンションの谷間などにあったら可笑しくもあり、魅力も半減してしまうのでしょうが、見渡す限りの平原の中に忽然と立っております。

ソールズヴェリーからは、バスかタクシーで行く必要があります。人家がほとんどなく、見渡す限りの緩やかな丘陵を持った平原で、初春は本当に美しい。

ストーンヘンジそのものも、巨石であり、興味深いのですが、周囲には古墳など先史時代の多くの遺跡が点在しており、ゆっくりと見学しても面白いかもしれません。


ティン・ホイッスル

2009-04-13 03:19:00 | 西洋史(ケルト)
友人が、ケルトについてブログを書いてほしいといって、ティン・ホイッスルの写真を送ってくれた。ケルトは好きではあるが、それほど突っ込んで調べたことはなく、ましてティン・ホイッスルは、音色を聴いたこともなければ、見たこともない。映画「タイタニック」で使われているらしい。

●ケルト体験
私がケルト好きなのは、ローマ帝国以前のヨーロッパは、イベリア半島から小アジアまで、ケルト人が広く分布していて、ヨーロッパの文化の底流と考えられる点であり、それ故ヨーロッパ各地に残るケルト系の遺跡には関心があるためである。

ケルト人は、ローマ帝国の勃興後、ブリテン島とアイルランドに追いやられてしまったが、スコットランド、ウェールズ、アイルランド、コーンウォール、ブルターニュ半島に民族的痕跡が残っており、そのマイナーさが興味を惹く点である。

とはいえ、素人の私が、他の人より少し違った経験をしているとしたら、「ストーン・ヘンジ」に行ったことがある点と、ケルトが見向きもされなかった20年近く前に鶴岡真弓さんの本を読んでいたことくらいであろうか。おいおいケルトについて書けていけたらと思い、カテゴリに「西洋史(ケルト)」を作ってみました。

●さて、ティンホイッスルですが、
実は、アイルランド音楽の楽器と聞いて、古代ケルトから連なる楽器なのかと思ってしまい、すると材質は、「鉄」か「ブロンズ」だと面白いなあと思って、友人にしつこくに材質を聞いてしまいました。だってケルト人が中部ヨーロッパに興したハルシュタット文化って、青銅器~鉄器文化ではないですか!

冷静に調べてみると、
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%9B%E3%82%A4%E3%83%83%E3%82%B9%E3%83%AB

ティン・ホイッスルは、アイルランド音楽を奏でるのに使われてはいますが、作られたのは19世紀であり、新石器時代にさかのぼるほど古いものではないようです。
「ティン(tin)」とは「スズ」のことであり、元々(スズめっきされた)ブリキを使っていることから、ティン・ホイッスルという言われるようになったようです。

それ以前は、ペニー・ホイッスル(penny whistle)さらに前は、トゥスクルム・ホイッスル(Tusculum whistle)(真鍮製、青銅製)というのがあったらしいのですが、こちらも、最古のものでも12世紀頃とか。

ペニーというからには、イギリスの通貨と関係があるのだろうという想像だけは出来ますが。