お疲れ様です、森本です
昨夜は、お客様のお宅に御呼ばれして、ボジョレー・ヌーボーを味わってまいりました
と言っても、森本はお酒はほとんど飲めないので、ほんのちょっぴり。
あっさりしていて、飲みやすかったです。
こちらのお客様は、今年、相続登記をさせて頂いたのですが、子供のいない配偶者の相続でした。
ですから相続人は、この方(妻)と被相続人(夫)の姉妹の方々でした。
司法書士や税理士さん、弁護士さんから見たら、それほどドロドロに揉めた、という訳ではなかったのですが、
それでもやはり、ご主人を亡くされたばかりの奥様が、ご主人の姉妹の方たちといろいろ話し合いをしなければならなかったのは、大変だったようです。
こちらの奥様はキャリアウーマンでいらっしゃったので、向こうの要求を飲んだり、うまくかわしたり、ぱきぱきできた方だと思います。
来週、お義姉さんたちに会う~、という時も、
「仕事だと思えばいいのよね。私、仕事だと思って行って来る!!!」
とおっしゃって、
森本も、
「そうですね、”わたくし女優になる!”って感じで行って来て下さい」
と励ましつつ(?)、何とか乗り切って頂きました。
これこそ、旦那さんが遺言を書いておいて頂いたら、いらぬ苦労をせずに済んだケースなのですが
(兄弟姉妹は遺留分がないので、奥さんに全部やるっていう遺言があったら兄弟姉妹は相続できない)
何も、奥さんに全部やる、っていう遺言でなくても良いんですよね、奥さんにこれだけ、姉と妹にはこれだけ、とか書いておいてくれれば、
法定相続分渡しても、本当はもっと財産があるんじゃないかなどともっと欲しがられたり、
お父さんの相続のとき、私は何にももらわなかった、などと関係ないことを持ち出されて話が進まなかったり、ということが
ある程度回避できたはずです。
でも、日本ではまだまだ遺言を残すことが一般的ではないみたいで、
遺言を書いて、と配偶者に頼むのも頼みづらい、という雰囲気があるようです。
このお客様は、自分と同じように子供のいないご友人が多く、自分の相続の話をしたら、みんな人ごとではない、とすごい怖がった、と言っていましたが、
「やっぱり、かなり気の強い友達でも、旦那さんに遺言書いて、って言えない~、って言ってたわ~」
と、昨夜話しておられました。
でも、黙って待ってたって、男なんて遺言残してくれないですよ、男なんて、ほーんと、自分が何かしてもらうことしか考えてなくて、奥さんが相続でどんだけ苦労するかなんて、これっぽちも想像しないんだから。
ほんと、ほんと、飲み会なんかで自分を尊敬してもらいたくて、安保法案が、アベノミクスがどうのこうのとか語っているくせに、遺言をちょっと残すという自分の家庭のリスク管理でさえもできないんだから。
などと女二人で盛り上がった夜は更けていったのでした。(どっちがどっちの発言か、あえて伏せる)
と言うことで、遺言は残した方が絶対いいよ~というお話でした~
それでは皆さん、良い連休をお過ごし下さい~