外国会社の営業所の支店設置の届出など

2008-07-31 19:45:38 | 不動産登記法

今日は、午前中は宮城県への所有権保存登記の申請。

それから、沖縄で登記している外国会社の営業所の支店設置の届出を日銀に提出するため、クライアントさんにオフィスの面積や形態を問い合わせ。

午後はスタッフKくんが募集株式発行をするクライアントさんの為に議事録作成中、森本は新株予約権と新株予約権付転換社債を発行するクライアントさんと今後のスケジュールの打ち合わせ。

5日に取締役会を開くから、それまでにドラフトは欲しいとの事。

募集要項は以前かなり念入りにチェックしたから、議事録作成だけで良いのですが、スケジュールをまず作り直さないといけません。

明日はばたばたするな~。

森本綾乃司法書士事務所-M.D.Law Office (http://www11.ocn.ne.jp/~mdlaw/index_jp.html)


台湾相続

2008-07-31 10:36:34 | 不動産登記法

私が初めて手がけた台湾の方の相続は、被相続人の方が在日台湾社会でも大変な業績を残された方らしく、相続人の方々も皆高い教育を受けており、実年齢よりお若く、身に着けているものも高価なものばかりでした。

台湾は日本と同じように戸籍や印鑑証明書がありますが、まず取得した戸籍、印鑑証明書及び作成した「相続系統承継図」なるものを、本国の地方法院という所で認証を受け、これについて外交部の認証をもらい、更に日本にある台北駐日経済文化代表処でも認証を受けて、ようやく日本の法務局に提出できる公的書面となります。

さて、この時が私にとって代表処デビューでしたが、代表処でもこのご家族は有名で、リスペクトされていて、

「あ、○○様、これはこれは。こちらへどうぞ」

と、いきなり立派なVIPルームに連れて行かれ、お茶やお菓子を出されて、まるで皇族(!?)扱いでした。被相続人の思い出話まで始まり出しました。

代表処の方には、「お前なんでいるんだ」という顔でちらりと見られましたが、だって、相続人の方々が、「先生もどうぞ」っておっしゃるんですものー。

ま、当時の私は開業したばかりでしたから、「なんだ、この小娘は」と思われても仕方なかったですけど(今は全然小娘じゃないけど・・・こう書かないとR事務所のKuri先生から「お前もう小娘じゃないだろ!」と絶対ダメ出しがくるので)。

さて、その後も台湾相続や、台湾の方が関わるお仕事をするのに代表処に行きますが、勿論、あのVIPルームに呼ばれることはありません。

大抵窓口の女性に軽く叱られモードで帰って来ます・・・。

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Being soothed

2008-07-30 00:12:35 | ブログ

お客様から法律相談を受けている時、よーくお話を伺っていると(間違えちゃいけないと思って緊張感を高めているのもあるのですが)、

「森本先生は親身になって下さる」

「良い先生だ」

と仰って頂くことがあります。

ありがたいことですが、身に余るお言葉・・・・

と言うのも、最近気が付いたのですが、お客様の悩みを伺っていると、逆にこちらが癒されていることが分ったのです。

こんな私でも、(大してお役に立てていないときも多々あるのに)、

「お話をよく聞いて下さった」、

「先生と話すと気持ちが明るくなる」、

などど仰っていただき、そうすると嬉しい気持ちになって、かえってこちらの心が癒されてくるのです。

もっともっと早く気が付いていれば良かったな、と思います。

お客様は、本当にありがたい存在ですね。

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外為法の届出

2008-07-29 15:36:33 | set up a business

本日、埼玉県で設立したアメリカ資本の株式会社の外為法の届出(株式の取得に関する報告書)の写しが、受付印を押されて戻ってきました。

外資がらみの設立はこの外為法の届出の受領印が戻ってきた時点で、ようやく一段落、という感じです。

流れ的には、

1. 日本人、もしくは日本居住者が発起人になって会社を設立

(本国本社が直接発起人になっても勿論構わないのですが、資格証明書等の点で色々煩雑なので一時的にこういう方法を取らせて頂く場合がほとんどです)

2. 会社設立

3. 設立時発起人から本国本社への株式譲渡の書類一式作成

・・・・ここで、この会社に外資が入ったことになる為、外為法の届出の提出義務が発生

4. 日銀経由で外為法の届出を所轄官庁へ提出

5. 4.の外為法の届出の写しと返信用の封筒を入れておくと、日銀の担当の方がその写しに受領印を押して戻して下さる。

ざっとこんな感じです。

ちなみに外為法の届出を出し忘れても実務にあまり支障はありませんが、一応罰則はありますので、忘れずに提出しましょう。

また、金融商品取引法がらみのビジネスの場合は、外為法の届出の有無がLenderさんや金融庁などにチェックされる様子ですので、絶対に怠れません。

というか、怠らないで提出してくださいね。

当事務所では、勿論忘れたことはありません。

ただし、ぼぅっとしていると外為法も意外と改正されているので、こちらのチェックも常に忘れずにしておきましょう。

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TMK(特定目的会社)の清算結了

2008-07-28 19:48:12 | 実務の現場

本日、TMKの清算結了登記が完了しました。

出資しているファンドはケイマンにある匿名組合で、このファンドが出資しているTMKは他にも何社かあって、順次清算手続きに入る予定です。

これらのTMKは設立、Unit Transfer、増資、定時社員総会、とずっと関わってきたところです。印鑑の作成も口座の開設も弊所がお手伝いしたんだなあ・・・とちょっと感慨深いです。最初の設立は4年も前でした。

その間に会社法が施行され、資産流動化法も変り、金融商品取引法が施行されました。

色々なことを勉強させて頂きました。

しかし、感慨に浸ってばかりもいられません。

前を向いて、明日も頑張ろうっと。

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