お疲れ様です、森本です
ある相続登記で戸籍を集めているのですが、相続人の方に、外国籍の方と結婚されている方がいました。
皆様ご存知のとおり、配偶者が外国籍の場合、当該配偶者の戸籍は作られず、日本人配偶者の戸籍に婚姻した事実が記載されるだけです。
具体的には、配偶者の氏名、生年月日、国籍です。
今回、この外国人配偶者の方の国籍は、「連合王国」と記載されていました。
連合王国とは、「グレートブリテン及び北アイルランド連合王国」の略で、つまり英国、イギリスのことです。
おや?
確か、以前見た戸籍では、イギリス人の配偶者の国籍のところは、「英国」と記載してあったけど・・・
ちょっと調べてみると、この戸籍に記載される国名は、外務省の国名呼称・表記に基づいているのですが、
平成15年から「英国」と変更になったそうです。(意外に最近ですね。)
それ以前は、「連合王国」と表記していたんですね。
へえ~
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国名の変更や、呼称の変更は、たまにありますね。
最近だと、「グルジア」を「ジョージア」と変更になったのが記憶に新しいですね。
森本は、グルジアが行きたい国の1つだったので、「ジョージアなんて、なんて情緒のない・・・」とも思ったのですが、
これはグルジア(ジョージア)自体が強く求めた結果です。
もともと、グルジアの国名は、グルジア語では、「サカルトベロ」と言うそうで、「グルジア」は、ロシア語だそうです。
Georgiaの英語読みが「ジョージア」で、実は国連加盟国のほとんどが「ジョージア」を使っており、
ロシア語読みの「グルジア」を使用しているのは日本を含めて少数派だったそうです。
歴史的にも、政治的にも、Georgiaはロシア語読みをされているのには、かなり抵抗を感じていたそうなのです。
そんなことも知らず、「グルジア」と憧れていて、ごめんね、ジョージア。
・・・・・・・・・・・と言うことで、戸籍で「連合王国」と見かけても、ぎょっとしないように~というお話でした。
ではでは、今日も皆さん、お読み頂き、ありがとうございました