フレンチブルドッグ イラスト 店長犬
マッコイズカントリーストアのお隣は不動産屋さん。なんだか隣が騒がしいなと思っていたら30年ぶりの大掃除とかで、大量の廃棄物をトラックに積み込んでいた。足もとに転がっていたのがこの木製のバケツ。何でこんな所にこれが? とりあえず頂いて参りました。
アメリカではSUGAR BUCKET(シュガーバケツ)と呼ばれていてその名の通りお砂糖を入れたり小麦粉を入れたりして台所で使われるものなのだ。不動産屋さんの二代目のご主人は、どうして先代がこれを持っていたのかは全然知らないらしい。どう見てもアーリーアメリカンの遺物なのに?
乾物をいれるのでオリジナルは当然フタがあったはず。100年以上も昔のものなので、アメリカのオークションを見てもフタのない物も多く出品されていました。
私が大事にしているこの1988年出版の本の表紙にはブルーにペイントされたシュガーバケツが。ペイントはミルクペイントとかバターミルクペイントと呼ばれる自然塗料で、生石灰、スキムミルクと顔料とで作られているらしい。19世紀末あたりまで使われていた木製のバケツも(これは一種の乾物入れではありますが)ブリキ製品が大量製産されるようになると自然になくなっていったのでしょうね。
ほこりをはたいてアンティークのはかりの隣が新しい居場所になりました。
OMAKE
*OMAKEはいつも店長犬サラ(フレンチブルドッグ)のイラスト。探してね*