今回は地味な色の帽子ばかりになってしまいました。1960年代後半にサファリルック、Tシャツ、ジーンズのユニセックスさらにヒッピームーブメントが興って来たりとファッションだけでなく生活様式もかわってきました。私が10代のおしゃれをしたい時代に流行っていた帽子はこの写真のような幅の広いブリムにシンプルなトリミングの帽子でした。この帽子は1920年代からニューヨークで活躍した帽子デザイナー、リリー・ダッシェのものです。ハリウッドの女優の為にもエレガントな帽子をつくっていたデザイナーですが1968年に引退する直前にはこのような帽子を作っていたのですね。
(左)サファリルックの帽子です。(右)ヒッピーの典型的な帽子。分厚い切りっぱなしのスエードの革で作られています。
1960年代をもって帽子の時代は終わったと多くの人は考えています。1970年代にはフェルトのクロッシェがリバイバルで戻って来たり1980年代はダイアナ妃のおかげで少し盛り返したように見えました。私はカリフォルニアに住んでいた事もありますがまわりは男女ともに野球帽ばかりでした。ところが30年ぶりの日本では帽子屋さんが増えているのに驚かされました。これから防寒、日よけだけが目的でない、またユニセックスから脱したどのような帽子が町に出てくるのかとても楽しみです。
(左)サファリルックの帽子です。(右)ヒッピーの典型的な帽子。分厚い切りっぱなしのスエードの革で作られています。
1960年代をもって帽子の時代は終わったと多くの人は考えています。1970年代にはフェルトのクロッシェがリバイバルで戻って来たり1980年代はダイアナ妃のおかげで少し盛り返したように見えました。私はカリフォルニアに住んでいた事もありますがまわりは男女ともに野球帽ばかりでした。ところが30年ぶりの日本では帽子屋さんが増えているのに驚かされました。これから防寒、日よけだけが目的でない、またユニセックスから脱したどのような帽子が町に出てくるのかとても楽しみです。