鳥とパイプと日本酒のおっさんメモ

おっさんの日々の散歩における鳥たちの写真と、好きなパイプタバコの感想
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カイツブリ2021 8/1-① 雛たちを大きな魚で引っ張り出す親鳥

2021年08月03日 | カイツブリ類
2021/8/1 日曜日

卵から孵った雛を子育て中のカイツブリのペアになりますが
この日は異変がありました

卵を交替で抱卵しながら雛に餌をやっていたカイツブリのペアなのですが
この日は1羽しか親鳥の姿が見えません…
知らないうちに入れ替わっているということもあるのかもしれませんが とうとうこの日は
親鳥が1羽でいるところしか見ていません
1羽で抱卵と雛の面倒を見ている模様です いったいどうなってしまったのでしょうか…?

いかなる理由でもう1羽の親鳥の姿が見えなくなってしまったのか とても気になります

それともう一つは 1羽で雛の面倒を見ている親鳥ですが 餌やりと抱卵と4羽の雛を一人で見ることなどとてもできない相談になります
そこで 巣から動かない雛たちを大きな魚をその鼻先でみせびらかし水の中へ誘い出します
雛の育成の一環なのだと思うのですがその涙ぐましい行動が目に焼き付きます


どうもカイツブリはオスとメス仕事の分け隔てなく交替で抱卵し雛を育てるようです
しかもオスとメスの見た目の特徴はほとんど全くないそうです
そのためオスとメスを見分けるのは非常に困難を極めるようですが
個体差は少しあるようです
なのでその個体差で個体の特定をすることになりますが 
それが出来たとしてもオスとメスを判別することはまた別の問題となりそうです

交尾を見ていませんのでなおさらですが交尾自体もオスとメスが上下を入れ替わる疑似交尾もあるようですのでとても厄介な鳥になります

有名な井之頭公園ではオスが一人で雛を育てたこともあるそうで子育ての様子からはオスメスの判断はつきそうにありません

外敵に立ち向かってゆくのは一般的にオスの特徴ですが 
カイツブリにもそれが当てはまるかは定かでありません

しかしこのペアの個体的特徴では 
1羽が少し顔ががっしりしているように見え顔の色も赤味が強く見え
もう1羽の方は顔も少し細身で少し黒っぽく見えるような気がします


一番最初1羽しかいなかった頃のカイツブリを見ると(6月中旬)前者の
顔が少しがっしりとして赤味の強い個体だったことを写真を見返して確認しました
そうであれば その個体が最初にこの場所に現れ相方を待っていた方になります

この日の親鳥は後者の少し顔が細身の色の黒めの個体かと感じるのですが
そうであれば最初に現れた個体とは違うことになりますが
比較が難しいので推測の域を出ませんし
どちらがオスなのかはわかりかねるようです

それが現在の結論ということのようです


さてこの日の行動を見てゆきます
道端に



キジバトが見えますが

下ノ橋の上からカイツブリの浮巣を見ると

1羽だけ親鳥が抱卵しているのが見えました
オスなのかメスなのかはわかりませんが顔の色が少し黒っぽく見えます


そのうちに

雛が1羽 翼の間から顔をのぞかせます
みんな背中に乗っかっているのだと思われます






ここで翼を広げて親鳥は



立ち上がって



水の中を泳いでゆきます
いつもなら交替するはずなのですが
そうはせず 卵を置いて巣を離れてゆくのに違和感を感じます



親鳥のいなくなった巣を見ると

雛が3羽


いやその奥にもう1羽見えますから



やはり4羽の雛の姿が見えます
卵は雛の陰に隠れて見えませんね




その後
巣の上のところに2羽いて残りの2羽が

巣の下へ降りてゆきますが



やはり親鳥が餌をもって

やってきましたので それに寄っていったようです
しかしこの魚随分と大きくて 雛には食べられそうにありませんね…


びっくりした顔をしてただ見ている雛ですが




親鳥は雛の目の前でその魚をこれ見よがしに振り回します
丁度馬の鼻先にニンジンをぶら下げるように…



そして雛に魚は与えずに
また

引き返してゆきます……

雛は後を追ってゆきませんが
この時こんな光景を以前見たことがあることを思い出します
思うに 雛たちを水辺に引っ張り出そうとしてるのだと思われます
魚を餌に雛を水に慣れさせようとしているのかと思います

その原因は親鳥が一人でこの4羽の雛を見なくてはならなくなったからかと思います
まだ卵も残っていますし 親鳥1羽で4羽の雛の面倒を見ることは困難を極めます
なので雛たちの行動を促しているのだと思いました


親鳥はいったんは遠ざかりますが

すぐに立ち止まってまた



引き返して


雛たちに

魚をこれ見よがしに見せびらかします!
これでうまくゆくのでしょうか…?



そしてまた

遠ざかって行き



すぐにまた

引き返してくるのですが


少しずつですが雛の様子が変わってゆきます


 




こんなことを数回繰り返してゆきますが
 



とうとう先頭の雛が

ここまで引っ張り出されてしまいます


なおも親鳥は 残りの雛たちに追い打ちをかけますと
  



もう1羽の雛もそれに反応しているのが見てとれます



先頭の雛は 草の先端のところまで

来ていますが
この後草の後ろ側で 親鳥と魚をめぐっての動きがありました


最終的には親鳥がこの魚を呑み込んでしまったのですが
その親鳥の後をついてゆく



雛の姿が見えます



この雛は親鳥から











何度も餌をもらうことになりますが
親鳥はまた巣に引き返してゆきます


巣のところでは残った3羽の雛が

待っていますが



飛び降りてきた1羽の雛を通り過ぎ


親鳥は巣の上に



上ってゆきますが
この時卵のところにいた雛があわててどけるのが見えます
卵も見えますね


この後親鳥はまた水の中に入ってゆきますが
巣の上には2羽の雛と 水の中ずっと離れたところに
どちらに雛かわかりませんがおびき出された雛の姿が見えます

この雛はまた巣に戻ってくるのですが


この中の

真ん中の雛になるのだと思われます 一番上のお兄さんでしょうか…?



水の中では 雛に魚を与える

親鳥の姿が見えます


浮巣の上には3羽の雛が見えますが



親鳥が戻ってきたときには

すぐに1羽が駆け下りてきて


すぐさま

親鳥の後についてゆきます



そうしますと

2羽の雛が草の先端のところにいるのがわかりますが


そのうちの1羽がまた巣に

戻ってゆきます


それを見て親鳥が

大急ぎで巣の方へ駆け戻ってくるのが見えます…!


戻っていった雛に

何かを話して



また帰って行き



遠く水の中にいる雛にも




何か話しているようです


その後巣の上にいた3羽の雛が一斉に水の中に駆け降りるのですが




親鳥を出迎えに行ったのでした


親鳥が巣の上の卵のところにのぼってゆき

卵の上になるのですが





その傍らには 雛たちが









すべて戻ってゆきました
取り敢えず 親鳥の目論見はいったんここで終わります
抱卵をしていますが 一部の雛を覗いてまだ餌が当たってない雛がいますね



遠くS-中洲の向こうに

7羽の幼鳥を連れたマガモのファミリーが見えます



時間が経って喫の上を見ると
卵の周りにかたまっている

4羽の雛が見えます



雛全員がいっせいに

横一列になって鳴いてますね
きっと親鳥の姿が見えたのでしょう



雛のおなかは真っ白ですが


水の中に

降りるものもいますし



なんだか雛が卵を抱卵してるみたいです



そこへ親鳥が現れ

お腹のすいている雛に魚を与えます
ここでその①はお終いですが もう少し続きがあります

しかし親鳥が1羽しか見えないのが驚きです
何があったのかはわかりませんが 1羽でこの4羽の雛たちの面倒を見るのはさぞかし疲れると思われます そのために雛たちのさらなる活動を促しているのだと思われます
残った卵の抱卵はなかなかできませんがよく考えられた雛の育成のスケジュールかと思います
今後の展開が予測できませんね

それでは また

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