いじめをなくすために
いま、様々な取り組みがなされていると思うが
私は、こんな取り組みをしている。
いじめをする側は、自分のやっていることを、
やっているときにいじめだと認識していない事
がほとんどである。
今の子供達の少ない人生経験の中で
やってる最中に
「いじめに自分で気づきなさい」
というのはおそらく無理だろう
となると、まわりの子供や大人達がいかにそれを
阻止できるかである
すなわち、見て見ぬふりをしたり
気づかない子供や大人をいかに減らすか
ということになる。
「いじめにたいして、第三者的な立場はダメ」
「『知らなかった』はいじめを助長する」
と気づかせることである。
これには、絶好の教材がある
20年ほど前の鹿川君事件
「このままじゃ、生きジゴクになっちゃうよ」
と言葉を残して自殺した
鹿川君の事件で
まわりにいながら見て見ぬふりをしていた
岡山君という子が、大人になってから書いた手記
「自分が弱い人間だとばれるのが死ぬほど嫌だった」を
使う。
これの本稿(「葬式ごっこ8年後の真実」http://www.amazon.co.jp/gp/product/4894240335/sr=1-2/qid=1164630803/ref=sr_1_2/503-3784319-1586359?ie=UTF8&s=books)はもう絶版になっており
手に入らないが
齋藤孝氏の「友だちいないと不安になる症候群につける薬」
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4022500476/sr=11-1/qid=1164630720/ref=sr_11_1/503-3784319-1586359
という本の中に、載っている
斎藤氏もおっしゃっているが、
当事者が書いた文章だけに
テキスト自体にものすごい力がある
下手な説明などいらない力がある
これを読ませ、自分がどのような立場にならないといけないのか
「いじめをしない」だけではなく
「いじめをなくす立場」にならないといけないということを…
必読の文章である。